一度読んだら絶対に忘れない世界史の教科書【経済編】 公立高校教師YouTuberが書いた
- SBクリエイティブ (2020年10月17日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
- / ISBN・EAN: 9784815606176
感想・レビュー・書評
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2020年11月新着図書
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YouTubeで見たい。
一度読んだら絶対に忘れないのかもしれないが
流石高校授業の凝縮。
世界史から遠ざかっていた社会人が読むには
時間がかかる -
2020.11.15(日)晴
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星3か4か揺れながら読んだが、最後は読むのがつらくなってしまった。一応、星3にとどめた。
経済的なつながりでヨコ軸で世界史をみていく、基本的に年号を書かずに「流れ」を説明する、という試みなんだけど、詳細になっていく近現代になるにつれ、時系列の前後がかなり目立つようになる。それを一筆書きの「流れ」のように説明するのがつらい。
たとえば、スターリンの死去、フルシチョフのスターリン批判以降の緊張緩和と再緊張で米ソの「握力」(要は影響力)が低下するなか、西ヨーロッパで模索が始まり、シューマンプラン、ECSCと、ヨーロッパ統合に動くと説明している。いや、スターリン死去は1953年、批判56年に対して、シューマンプラン1950年、ECSC51年なので、ヨーロッパ統合の動きはスターリン死去より前から始まっている。
年号がないので、間違った「流れ」を鵜呑みにしてしまう。
歴史はそんなに一筆書き、一筋縄ではない。同時進行で逆の流れが起こるようなダイナミズムを出すべきじゃないのか。