毒の科学 (図解雑学)

著者 :
  • ナツメ社
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本棚登録 : 96
感想 : 9
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  • Amazon.co.jp ・本 (231ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784816332876

作品紹介・あらすじ

本書は、「毒とは何だろう?」、そんな素朴な疑問を、物質の化学構造についての基礎知識をおさえ、「毒」の文化的・歴史的背景も含めてわかりやすく解説した。

感想・レビュー・書評

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  • 毒と薬は紙一重ということがわかった。

    発酵と腐敗は、原理としては同じだが人間にとって都合の良い方を発酵と呼んで喜んでいる。

    毒を制するものもまた毒であり、うまく付き合っていくことが重要である。

    全体的にわかりやすくまとまっている。

  • 素人向けの割に化学構造式が豊富。

    大学の「安全衛生と化学物質」の参考書として使用。見開き2ページに1テーマがコンパクトにまとめられている。図解といっても写真はほとんど無く、イラストと化学構造式が多い。
    取り上げられている毒は幅広く、生物毒の他、無機毒もあり、公害や薬害事件も主要なものはそろっていて、授業の内容によく合っている。授業の配布資料には意外にも化学構造式が限定的なので、本書は良い参考になる。逆に構造式に見慣れぬ一般の人にはわかりにくく感じてしまうかもしれない。
    あくまでも素人向けなので、合成(生成)については触れられない。レベルがやや中途半端か。おもしろい読み物にはなるが、購入は迷うところかもしれない。

    目次
    ○毒
    1.毒と人間のかかわり
    2.基本知識
    3.植物由来
    4.微生物・動物由来
    5.化学合成毒・鉱物毒
    6.向精神物質

  • 随分前に読みきった本だけど…


    まぁ、要するに
    「薬と毒は紙一重で、結局は量による」
    ってこったなw
    まぁ、「毒」に過剰な不安がある人は読んで損ないよw
    「毒」と付き合っていけるようになるかも

  • 中学生に理解しやすく、興味を持たすのに、良い。理科系思考向き。
    (^O^)/

  • 色んな毒について載っている本。
    毒とはそもそもどんなものなのか、対処方法、植物の毒など科学的に載っています。
    専門的な知識が無くても解りやすいように出来ていますが、あくまで入門書という印象。
    医学書ではないので症状からの調べることは出来ませんが、この毒からはこういう症状が出る、毒性はあるけれど薬としても使われるなども書かれています。
    実は刑事物で毒の専門家のような話を書こうと思って買ったんですが、そう言うジャンルで書くのには少々不足している印象。専門的に書くにはそれぞれの「毒」のジャンルの専門書などが必要そうです。刑事物で「こういう毒が使われた」→「これにはこういう成分があって、こういう植物から抽出される」程度の話になら随分と役立つものです。

  • こちらも幅広いトピックを扱っている。見開きで1つのテーマを図解しているので、素人にはとっつきやすいが、詳しいところは言葉が少なすぎてよくわからず。

  • 図などが多くわかりやすいかも

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著者プロフィール

日本薬科大学教授,薬学博士,薬剤師。
1951年生まれ。東北大学薬学部卒業,東北大学大学院薬学研究科博士課程修了。天然物化学専攻。米国イリノイ大学薬学部博士研究員,北里研究所室長補佐,東北大学薬学部専任講師,青森大学工学部教授などを経て現職。日本薬史学会常任理事。著書は,『アルカロイド』(共立出版),『アミノ酸』(東京電機大学出版局),『毒と薬の科学』(朝倉書店),『毒と薬の世界史』(中央公論新社),『〈麻薬〉のすべて』(講談社),『カラー図解 毒の科学』(ナツメ社),『民間薬の科学』(SBサイエンス・アイ新書),『毒! 生と死を惑乱』(さくら舎)など多数。

「2017年 『毒と薬の文化史』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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