- Amazon.co.jp ・本 (242ページ)
- / ISBN・EAN: 9784816338823
作品紹介・あらすじ
恋愛は人生の一大イベント。本書では、恋を勝ち取るために有効な心理学の知識、実践的なテクニックを、マンガ風のイラストとともにわかりやすく解説していきます。
感想・レビュー・書評
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2017/07/18 初観測
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読了
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「恋をゲットするための心理学」だという本書。
心理学とは言うけども、図を多くしてわかりやすく工夫されている。
左ページに文字、右ページに図というナツメ社の図解雑学シリーズおなじみの構成です。
本書では、吊り橋効果などよく知っているようなものもあれば、愛の三角理論などあまり聞きなれないものもありました。
全体としては参考になるものは多かった印象です。
以下に面白かった点を紹介します。
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◆人は褒められ好き
7つの褒め言葉と1つの批判をくれる人よりも、8つ全部褒め言葉をくれる人に好意を持つ傾向がある。
◆恋人の大半は70m以内にいる人。
恋人になる人の大半は同じ職場や学校など普段半径70m以内にいる人が多いという研究結果がある。
◆幼児の性欲
幼児期も制欲があり、口や唇に向けられるという。口唇愛期というらしい。
◆愛の三角理論
親密性、熱情、コミットメント
親密性は、どれだけ仲が良いか、気軽に話せるか
熱情は、相手にどれだけ性的興奮を覚えるか
コミットメントは、相手とどれだけ役割分担をしているか、
で、このバランスが大事らしい。
◆吊り橋効果の元の話。
橋の中央で女子学生が待っていて、渡ってきた男性に「自然景観と創造性の関係について、心理学のゼミで研究しているので協力してくれませんか」と頼み、絵を描いてもらう。
最後に女子学生が、「いま時間がないので詳細については話せませんが、もしこの研究に興味があればいつでも説明しますので、都合のよい時に連絡ください。」とメモを渡す。
これを吊り橋と木の固定橋で行うと吊り橋でメモを渡した男性の方が、その後の電話の数が多かった。
そのことから、吊り橋など恐怖を感じる場所では、その恐怖を恋愛感情と誤認する傾向があると考えられている。
本書では吊り橋効果を狙ってジェットコースターにデートで乗る絵がついているが、これはなるほどと思った。
お化け屋敷とか絶叫マシンはそんな使い方もあるいうのを学んだ(笑)
◆自己評価が低い人の方が恋が生まれやすい。自己評価の高い人は相手に求めるレベルが高い。
◆恋人の仲でも会話の4ルールは守ることが重要
1. 2人に関連する話題を選ぶ
2. 順番を守る
3. 相互理解する
4. 沈黙はタブー、相槌を打つ
・・・確かにこれがなあなあになるとたいてい喧嘩する。
◆4つのヒューマンスペース
恋人: 0.6m以内
友人: 0.6〜1.2
上司: 1.2〜3.3
知らない人: 3.3m以上
◆ハーフに美男美女が多いわけ。
複数の顔を合成して平均化していくと、作成に使ったどの顔よりも魅力的と判断される、らしい。
◆理想のヒップウエスト比は1:0.7
本書では参考として
マリリンモンロー 1:0.709
オードリーヘップバーン 1:0.696
バービー人形: 1:0.541
・・・バービー人形のチョイス(笑)
真面目なテイストから急なネタでやられました(笑)
バービー ファッショニスタ ブルードレス DVX71
◆釣った魚に餌をやらない
デートに誘ったり、プレゼントを贈るのは、パートナー獲得という目的を果たすため。自分の目的達成欲求によるところが大きいという。
だから付き合い始めたり結婚すると相対的に熱が冷めたように感じるのだという。
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恋愛に限らず、人間関係でも重要そうなことがいろいろ書いてあります。
「本書を読めば恋愛が成功する!」という感じではないですが、
「恋愛はパッション!」というタイプの人は本書を読むと、理論に裏付けされてさらに恋愛がうまくいくような気がするので、特にオススメです。 -
男女の違いを勉強したい人へ。
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いつの時代も感心が尽きない恋愛。もしかするとあなたもその中の一人ではありませんか?心理を制するものは恋愛を制します。この本ではさまざまなシチュエーションでの恋愛心理を図解で分かりやすく学べます。あなたもこれを読んでモテモテライフをすごしてみませんか。ます。あなたもこれを読んでモテモテライフをすごしてみませんか。
(北九大大学院 環境システム専攻 K.T.さん) -
ちょっと気になって読んでみた。
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図解で一般向けに書かれたものなので,イラストが豊富で文章も読みやすい。ただ,紹介されている研究や実験は古いものばかりで出典も明らかにされていない。
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「あぁ、あなたはそこまで必死なのね」と言われてしまいそうなタイトルだが、いたってマジメな本であり、崇高な目的のために手にしたものである(まぁ、いつか小説の要素に加えてみたいと思ってるだけなんだけども)。どちらかと言えば、フロイトの無意識的な欲求観による考察というよりも、社会心理学的分析といった色彩が濃い印象。もっとも、読み始めてみるとイラストも秀逸で、純粋に楽しんでいた自分がいたのだが……。
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絵が可愛い。分かりやすい。恋愛についてのおはなし。
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読むのは気が引けたが読んでよかった。男と女の勘違いが減ると思う。