株式市場「強者」の論理

著者 :
  • ナツメ社
3.44
  • (7)
  • (14)
  • (30)
  • (2)
  • (1)
本棚登録 : 137
感想 : 11
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784816342080

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 前半
    機関投資家の市場に及ぼす影響力とその手段及び意図
    個人投資家の心理、市場は勘定で動く
    機関投資家と個人投資家、それぞれの運用傾向
    機関投資家の運用性質


    後半
    機関投資家の策略・インサイダー・暴落、下降トレンドを所与の条件として、如何に資産を増やすか→上昇トレンドを見極めて確実に儲け、ロスカットは厳格に行う 大利小損の徹底

    最後のほうは若干本の主題からズレている気もした。
    終始正論で通っており、オカルト的な要素は全くなし。勉強になりました。

  • 個人投資家の教科書通りの手法を利用して大口投資家が個人投資家をハメ倒しているから、大口のやり方や心理をよんで投資しようっていう内容。

    教科書通りの売り買いをしている人向け。正論。

    「教科書通り」というのも抽象的過ぎるが、結構広い範囲の人に当たると思う。

    「私は中長期の銘柄を選んで…」とか、「推奨銘柄…」とか、「将来性が…」とかいう「教科書通り」の視点で投資をしている人向けと思われる。

    自分は全く視点で銘柄を選んでいるので、それほどグッとくる内容ではなかったが、一般的にはとても良い本だと思います。

  • 株式投資を続ける人のために、大口投資家の様々な手口と個人投資家の心理的な偏りをまとめた本。

    大口投資家はこんな手あんな手で、市場を牛耳っている。個人投資家はおもしろいように操られて、大波にもまれる小船の如し。 

     大口投資家の数々の手口にスポットを当てて一冊の本にしたというだけでもかなり珍しい本だと思うが、その一方にいる個人投資家の心理や行動もあわせて分析している。 正に、「論理」というにふさわしいレベルの仕上がりです。

     株式投資の初心者の方に、心からお薦めします。

  • マーケットは不公平である。大口投資家のやり方と個人投資家がそれにいかに対応すべきかがよくまとまっている。でも、最後の章の「資産を数十倍にする方法」は、この本の主題とは関係ないし、それ以前の章の内容ともやや矛盾してるかも。なので★4つ。

    図書館で借りた

  • 個人投資家にとっては本当に素晴らしい内容です。
    まず、外国人が多く保有する現在の日本市場は如何なる原理に基づき動かされているのか、さらにその原理に沿った投資法や判断は何に基づけばいいのか、現在の株式市場を知る上でも実践する上でも最高の内容でした。
    株式市場取引において攻略法や戦略以前に、現在の市場の原理を解説したり基礎的な部分をこれだけ丁寧に書かれた本は珍しいものです。

  • プロに対して素人はどうするべきかを説いた本。

  • 判断が分かれそうな本。

    基本、アクティブに運用を仕掛けないのであれば
    この本は、余り良い意味はもたない。

    ただ、金言は多く、
    個人投資家を餌食に機関投資家がもうけていること、
    アナリストや、証券会社も個人投資家を翻弄しようと仕掛けていること。

    個人投資家はそれに対抗するために、
    大きなリスクをとったり、高値で株をつかまない様、
    心の鍛錬をすべしと言っている。

    リスクをとりすぎたりしてもいけない。

    破滅しなければ市場は何度でもチャンスを与えてくれる。

    一度、個人投資家は読むべきだと思います。

  • ブラボ。
    心理学的なアプローチが面白い。
    実際に儲かるかどうかは別として。

  • 株式市場の色んなお話をざっとプレビューした感じの本.<br>
    強者と呼ばれる人たちが,こんな事してるっぽいですよ,皆気を<br>
    つけましょうねという話から,投資についての心構え(セルフコン<br>
    トロール)やらの話が書いてある.<br>
    それぞれ,きちんと書いてある本があるがとりあえず全体をプレ<br>
    ビューしてざっと知っておくにはいい本.<br>
    逆に言うと,一つずつの話を知ってる人からすると物足りない.<br>
    2008.05.17読了

  • 【目的】:個人投資家が儲ける方法とは?<BR>
    ・株式市場は、強者の大口投資家が弱者の個人投資家のお金を奪う構造<BR>
    ・個人投資家側にも問題点(リスクを取り過ぎる、情報に流される、高値飛びつき・安値投げ)<BR>
    ・損小利大のため、ロスカットを実行<BR>
    ・外資系証券などの格付けや目標株価情報は信用しない。<BR>
    ・信用取引は、必ず上昇トレンドで。信用維持率は少なくとも70%以上。<BR>
    ・資産を増やす最初の難関は1千万円を超えること。余裕資金で、ロス覚悟で。<BR>
    ・1千万円を超えたら、堅実な投資にスタイルを変えること。<BR>
    ・外国人投資家の影響を意識する。証券取引所の発表、為替、ファンドの決算時期(9月から12月の換金売りと1〜3月の新年度買い)、トレンドの転換点を判断材料に。<BR>
    ・外国人投資家の買い→高値は、一気の売り警戒が必要。<BR>
    ・相場は人の心理。少しでも多くの人の感情を掘り下げ、推測する。<BR>
    ・買値にこだわる。つねに余力をもって、資金・心理面での有利性確保。<BR>
    ・勝ちは運。負けたときの反省こそが大切。<BR>
    ・予想が外れたら、判断ミスを認める。<BR>
    ・利益確定の不安と含み損の過小評価の心理対策にはトレンドをの見極めを。<BR>
    <BR>
    #弱者である個人投資家の心理は、しっかりと自分に当てはまっている。<BR>
    #理屈では勝てない世界。グローバルな視点、余裕をもった心理と資金運用、情報とトレンドの読み。経験と反省を生かすことができるようでありたいものだ。<BR>
    <BR>

全11件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

1970年生まれ。慶應義塾大学卒業後、金融機関や官公庁を経て、現在は経営・金融のコンサルティング会社「アセットベストパートナーズ株式会社」の経営アドバイザー・経済アナリストとして活動。大手企業・金融機関、地方公共団体等への助言・提案を行う傍ら、執筆・セミナーなどで経営教育・経済教育の普及に務めている。「総合科学研究機構」の特任研究員も兼ねる。実質賃金、実質成長率など、名目数値よりも実体経済に近い数値推移で市場を把握する。著書に『AI×人口減少』(東洋経済新報社)、『日本の国難』(講談社現代新書)など。

「2021年 『マンガでわかる その後の日本の国難 稼ぐ力の高め方』 で使われていた紹介文から引用しています。」

中原圭介の作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
ジェームス W....
デールカーネギ...
J・モーティマー...
オリバー ベレス
マーク・ダグラス
ジェームズ アレ...
有効な右矢印 無効な右矢印
  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×