破壊外交-民主党政権の3年間で日本は何を失ったか-完全まとめ

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  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784819111898

感想・レビュー・書評

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  • 読み進めるに従って、ただ、怒りしか残りませんでした。

     「民主党には外交を担う能力も覚悟も識見もなく、初めから無理だったのだ。」

    題名通りに、民主党政権下で完膚なきまでに破壊された、
    3年間の日本外交の軌跡を追うことができます、、ここまでやるか。

     「鳩山氏が何か言い、何か動く度に国益は失われていく。」

    直近では、先日のイラクでの教科書に載せたくなるような二元外交など、
    鳩山氏(に限った話ではない民主党全般)による、国益の毀損状況が凄まじい。

     「国民に真相を知らせず、目隠ししておいて、
      何を言っているんだ。これはもう、国家の敵だ!」

    古代ローマで言われた「国家の敵」とのフレーズが、
    ここまで似合う政権が、過去に存在したでしょうか。。

     「官房長官、隊員はもとより領海を守る任務に命をかけています。」

    それだけに、現場や過去の自民党での「真っ当な人々」の、
    その真っ直ぐな有り様が、痛々しいほどに印象に残ります。

     「中川氏は、東シナ海のガス田の共同開発合意ができた際、
      表向きは(中略)不満を表明していましたが、
      その裏では外務省の事務方を(中略)慰労し、
      本音とタテマエを使い分けていました。」

    そして中川氏の早すぎる死が、惜しまれます。
    本当に「自殺だったのでしょうか?」との陰謀論を勘ぐりたくなるくらいに。

    こういった人々の想いを踏みにじるかの如く、、

     「「日本は中国の属国として生きていけばいいのです」。
      丹羽氏は自信に満ちてそう明言した」

    こんな輩が大使として派遣されるのだから、救いようもない。

     「(丹羽氏は)外交官じゃなくて商社マンだ。
      重視しているのは国益か社益かわからない。」

    重視した結果、中共のカントリーリスクが、過去最高になっています。
    丹羽氏のありようを商社マンと言ったら商社マンに失礼かと、彼はただの売国奴に過ぎない。

    ん、痛感したのは、この一言。

     「「こんなに破壊的で愚かな時代があったのだ」と、
      いつか笑って振り返ることができる日が来ることを切に願う」

    ただ願うしかありません、今週末の選挙は万難を排して行かないと、です。
    選挙前に読んでおいてよかった1冊、その2です。

    • kickarmさん
      これは読んでみたい。選挙までには間に合わないでしょうが、気になります。知る事は大事だ。
      これは読んでみたい。選挙までには間に合わないでしょうが、気になります。知る事は大事だ。
      2012/12/12
    • ohsuiさん
      丁寧にまとめられていて非常に読みやすかったです、、それだけに怒り倍増な気分でした。。
      丁寧にまとめられていて非常に読みやすかったです、、それだけに怒り倍増な気分でした。。
      2012/12/12
  • 民主党政権の、主に外交面を語っているが、清々しいほどのクズっぷり。
    この頃に中韓が強力に侵食してきて、その負が、順調に日本を犯し続けているわけだ。

    よく偉そうに今、国会に出て来てなんか喋ってるよなあ。

    驚くのは、この頃の石破氏や稲田氏が、真っ当な質問を彼らに投げかけていること。その後の凋落ぶりを見ていると、本当に、日本解体が滞りなく進んでいるのを肌で感じる。

  • 民主党が政権を握った3年3ヶ月。

    日本の国益は中国共産党、韓国、北朝鮮のいわゆる特亜三国にナイアガラの滝のごとく流れ落ちていった。

    「売国奴政党」

    まさにこの言葉がぴったりの左翼集団だ。

    日本が位置する極東では、左翼政権は危険だ。
    日本国民を置き去りに、在日朝鮮人を優遇する政令を民主党内で決定してしまうのだ。

    二度と民主党を政権に付かせてはならない。二度と左翼に政権を渡してはならない。

    そして、今後の選挙も「民主党、元民主党、左翼思想」に気をつけなければならない。

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著者プロフィール

1966年、福岡県出身。産経新聞政治部編集委員。早稲田大学政治経済学部卒業後、産経新聞社入社。仙台総局、文化部、社会部を経て、1998年から政治部。首相官邸、自由党、防衛庁、自民党、外務省を担当。首相官邸キャップ、外務省兼遊軍担当などを経て、政治部編集委員、論説委員兼政治部編集委員を歴任。著書に『偏向ざんまい GHQの魔法が解けない人たち』『だから安倍晋三政権は強い』(産経新聞出版)、『総理の誕生』(文藝春秋)、『安倍晋三の闘い 官邸からの報告』『安倍晋三が日本を取り戻した』(ワック)など多数。

「2022年 『リベラル全体主義が日本を破壊する』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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