科学者が解く 「老人」のウソ

著者 :
  • 産経新聞出版
3.65
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感想 : 19
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  • Amazon.co.jp ・本 (232ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784819113342

感想・レビュー・書評

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  • 50過ぎたら リセット 競争から共生 

  • 読みやすさ★★★★
    学べる★★★★★
    紹介したい★★★★★
    一気読み★★★
    読み返したい★★★★

    メディアが作る「常識」を、「私は科学者ですからデータからはこう考えます」とバッサリ切り捨てる、権力に与しない評論ヒーロー武田先生の現代医学論破本かと思いきや、読後はどちらかと言えば、高質な人生論を学んだ気になっていた。
    もちろん、お馴染みの高血圧のウソ、コレステロールのウソなど、データを載せてわかりやすい解説もあるのだが、全体を通して、武田流 生き方のコツのようなものを伝授いただける内容となっている。
    曰く、人生100年時代ではなく、50年、50年。「生物的に生きる第1の人生」と、「生物としては終わった第2の人生」として捉え、それらは全く違う生き方になるなのだと。生殖能力のない生物として、第2の人生の生きる目的や心構えはアラフォーの私が読んでも納得できるし、参考になる。ギブの精神で生きるのが大事。
    単純に、自分の親や職場の患者さんを見ていて、愚痴っぽくて、後ろ向きだったり、傲慢でテレビ番しかしていない老後は嫌だなーと思っていた。そうならないために、第1の人生の最中に、第2の人生の下積みが必要なのだ。うん。やはり若い人こそ読むべき本ですね。
    生きるのがちょっと楽に感じられる一冊。

  • テレビなどでも活躍している筆者のため、「大衆受け」するポイントがよくわかっています。全体を通じて「面白さ」があることは確かなのですが、相当程度が筆者個人の感覚・推察に基づく記述であり、はっきり言えば駅売週刊誌と内容的には大差がありません。

    エンターテイメントとして自身で取捨選択すれば、色々と新しいものの見方をするヒントが得られると思いますが、ある種の指南書として頭から受け入れてしまわないように読む必要はあります。

  • 経験値一定の法則で”死のスイッチ”が入る
    子供のために親の”死のスイッチ”が入る
    仲間に貢献しないと”死のスイッチ”が入る
    寿命とは本来、病気によってもたらされるわけではない、社会の中で、存在する理由がなくなると、”死のスイッチ”が入る。
    人間は生物なので、自分のためだけに生きる事は絶対に出来ない、他人のためにしか、生きられない、第二の人生の目的は献身と言うことが分かる。献身以外に第二の人生を生きている意味が無い、献身的行為をすることによって第二の人生を生きる意味が生じ、喜びを感じ、健康になり、長寿になる。
    認知症にならずに、健康ではつらつとして第二の人生を送るには
    ・自分自身が若い気持ちでいる事
    ・家族などには、年のせいなどと言わないように頼む
    ・他人が年のせいと言っても気にしない
    病気は、治療が必要ですが、症状には「正常な症状」と「病気による症状」がある。症状の場合、病気でなければ、必要なのは治療ではなく「人生観」
    一般的に朝と昼は血圧が高く、夜になると低くなる。気温の高い夏は血管が膨張し、柔らかくなるので、血を送る圧力は低くても良い、冬は血管が細くなり、硬くなるので、圧力が多無くなる。
    第二の人生の希望は今日、今日の一日が希望、今を生きる事こそ、希望、生き生きと今を行きる。

  • 第41回アワヒニビブリオバトル「ウソ」で発表された本です。
    2018.08.07

  • ふむ

  • 著者も大概頑固じじいな一面が多々あると思うが、、、まぁそれは置いといても色々と考えさせられる。
    わいも老人になるころにはこの手のような頑固じじいになって、自由勝手気ままに行きたいとも思えないこともない・・・w

    まぁ現役世代である今で思うのは、さっさと一線から退場して現役世代に道をゆずってくれよとも思うし、頑固じじいから席を奪い取れない現役世代も情けなくも感じないこともない。

  • 言いたい放題

  • 人生を2つに分ける。
    第一の人生は50歳までで生物として生きる。
    第二の人生は50歳からの50年で人に貢献して生きる。
    死のスイッチは
    経験数一定の法則で死のスイッチが入る
    子供のために親の死のスイッチが入る
    仲間に貢献しないと死のスイッチが入る

    老後などはない。

  • 科学者の視点から健康を含めた老人問題を切りまくる武田邦彦先生!
    自分も還暦を超えたので実感を持って同意!

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著者プロフィール

1943年東京都生まれ。工学博士。専攻は資源材料工学。
東京大学教養学部基礎科学科卒業後、旭化成工業に入社。
同社ウラン濃縮研究所所長、芝浦工業大学教授、名古屋大学大学院教授を経て、2007年より中部大学教授。
テレビ番組「ホンマでっか!?TV」(フジテレビ)、「ビートたけしのTVタックル」(テレビ朝日)などに出演。
著書『ナポレオンと東條英機』(KKベストセラーズ)、『環境問題はなぜウソがまかり通るのか』3部作(洋泉社)他ベストセラー多数。

「2017年 『武田邦彦の科学的人生論』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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