- Amazon.co.jp ・本 (228ページ)
- / ISBN・EAN: 9784822245948
作品紹介・あらすじ
Google、YouTube、Skypeはタダ乗りなのか?肥大化するインフラ・コストに、通信会社の不満が爆発。その解決策を探る。
感想・レビュー・書評
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学術ネットを発端としている現在のインターネットが商用ネットとして変化したことに環境がついていけず齟齬が起こっていることに対して割と的確に問題提起している。
私人という立場ではあるが、総務省の現役官僚の発言としてはいいのかなと思うところも見受けられるが。
2回目:2017年9月3日詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
コンテンツプロバイダのトラフィック急増を受けて、インターネットただ乗り論、そしてネットワークの中立性への議論に発展してきたという背景をやさしく解説した本。
最近もDPI (Deep Packet Inspection)によるターゲティング広告(http://togetter.com/li/25443)や、日本でもブロッキングが始まった(http://techwave.jp/archives/51534370.html)などと話題になっている。
帯域制御のルール作り、インターネットガバナンスがどうなっていくかの動向には注目が必要。
P69「インフラとしてのインターネットの収益モデルが確立されておらず、その結果として、何らかのルールがなければ、インターネットに関するコスト負担の公平性やインターネット利用の公正性が損なわれ、私達インターネットの利用者にしわ寄せが来てしまう可能性がある」 -
これまでネットのインフラ的世界はいつもどうなっているんだろうと思いながら判りにくかった部分がちょっと見えてきたのが大いに参考になった。それでもまだ解りにくい部分が残ったが、それはやはり目に見えない電子的な繋がりの部分だ。どうもこれはだれにもわからない部分のようで、そういうところがネットの技術的世界にはあるようだ。
いつも苦々しいのが商業資本、金儲けの集団が入り込んでくることだが、それも許容しなければならないばかりか、しだいにネット世界でも特別扱いされそうなのが気にかかる。いつも彼らが占領してしまうと、世界はどうもおかしくなる!共存共栄のネット世界は今ではもうとっくになくなっている。この本では通信会社の存在が不気味に見えるが、わたしは電通的氾濫のほうが以前から気になっている。「無料」というのはこの「宣伝」の上でしか今では不可能になってしまっている。だれもがすんなりこの事実を受け入れているのも気にかかる。 -
2010/04/28
ネットの急速な普及によってトラフィックが増大した。
対策として光、P2P、NGNなどのキーワードがあげられる。
2007年の本なので3年たった今、現状を見つめてみたい! -
いわゆるネットワークの中立性に関する解説本です。自著の中では一番わかりやすい本だと思います。ネット混雑とネット利用の公平性という点に絞って書いています。米国でも民主党政権になって、再びネット中立性の議論が盛り上がっています。ちょっとネット中立性の議論のおさらいをしておきたいという時にどうぞ。
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ブロードバンドのはずなのに、ダイヤルアップ並に遅くなる。ネット世界の南北問題という新たな問題。インターネットは誰も解決できないことが多い。
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新宿
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総務省の課長さんが書いた本。ちょっとお役所的な感じがしました。確かに動画ビジネスの時代にはネットの混雑は問題になるでしょうね。私のプロバイダも回線使用料を値上げしました…。図書館予約数は1(07/09/05現在)です。
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2008/08/29:購入
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まず、タイトルが不適切です。肝心の内容のほうは、総務省のお役人の視点で書かれています。つまり、インターネットのただ乗りが云々、という話に終始しています。