ウェブはグループで進化する

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  • Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784822249113

感想・レビュー・書評

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  • ■これからのソーシャルマーケティング

    A.従来のマーケティング活動は「インフルエンサー」(大きな影響力を持つ人物)を通じ、メッセージを広めようとしてきた。
    だが最近の調査で、人は自分の精神面で近い人々に影響されやすいことが判明した。
    よって今後、マーケティングでは、親しい友人から成る小規模なグループに注目する必要がある。

    B.研究によると、クチコミで広がりやすいコンテンツは、有益な情報や面白いものよりも、感情を刺激するものである。

  • 僕には難しかったが、ソーシャルメディア作成には、ここまで考えるかと

  • オフラインでの人間の行動が、オンラインでもそこに近づいてきたというお話。だからソーシャルは目新しいものじゃないですよ、ということ。人間の行動学や脳の話にも触れられていて興味深かった。

  • 人は生まれた時からソーシャルネットワークの一部である。
    コミュニケーションの大部分は強い絆との間で生まれる。
    情報が広く伝わるためには影響のある人と繋がっておく。

  • 全く読み進める気が起きなかった。
    読むのが苦痛。
    内容はさほど悪くないのだが、何故か読みたくない。
    不思議。

  • 社会科学系の話題もふんだんに入ってて面白かったです.

  • 「インフルエンサー」理論は終わっていると。小さなグループにフォーカスすべきという点は確かにそう思う部分もある。
    グループの作り方をいろいろと研究していて、その成果が、彼がグーグルにいた時代に作ったGoogle+なのだろう。Google+が出来る前に、Facebookに対抗してどんなものをつくるかというプレゼンを見たことがあるが、その内容がそのままこの本に書かれているところを見ると、彼があのプレゼンを作ったのだろう。
    ソーシャル上でのコミュニケーションの方法について、いろいろと考えさせられた。

  • ウェブがどうなるかについて書かれた本。

    インフルェンサーやファネルを批判しつつ刺激的だという意見もあるようだが、完全に否定するわけでなく補足するといった程度の内容。
    内容としてビックリする内容ではないが、素直に受け入れられる内容になっている。






    ウェブ上の情報が爆発的に増え続けるなか、いまウェブは大きな変革期を迎えようとしている。
    本書の著者は、グーグルでGoogle+の開発に携わったのちフェイスブックに移籍した気鋭の研究
    開発者ポール・アダムス。多くの研究論文、フェイスブックでの膨大なデータや事例をもとに、
    ウェブの構造変化、ユーザーのネット上での行動や意思決定の変化、情報伝達の変化を、多数の
    図を用いながらするどく解説する。

    ■ウェブはコンテンツ中心型から人中心型へ変化していく
    あふれる情報のなかで、企業の一方的な情報提供をそのまま受け入れることは減り、自分の親し
    い人々、信頼できる人々のグループを介した情報に、人は興味を駆り立てられて、一次ソースに
    あたるようになってきている。この傾向は今後ますます強くなっていく。ソーシャルウェブは
    一時のブームではなく、オフラインでの行動にオンラインの世界が近づいている。

    ■インフルエンサーの時代からグループの時代へ
    情報が拡散していくかどうかを決める最も重要な条件は、いわゆる「インフルエンサー」と呼ば
    れる大きな影響力を持つ人物がいるかどうかよりも、影響を受けやすい人々が十分に存在し、彼
    らが同じように影響を受けやすい人々とつながっているかどうかである。人のつながり、すなわ
    ちソーシャルネットワークの構造を知ることが、いま何よりも重要となっている。

    ■脳の働きに配慮して情報発信することが重要になる
    近年の神経科学・心理学の研究により、人間の脳に関してさまざまな新しい事実が明らかになっ
    ている。例えば人間は自分の行動を意識し、合理的に行動する生き物だと考えられていたが、
    情報が過剰に存在する場合、人間は無意識のうちに大量の情報を処理し、その結果を「意識脳」が
    受け取っているに過ぎない。記憶の構造や先入観がもたらす影響など、脳の特性を理解し、それ
    に配慮した情報発信のあり方を考える必要が高まっている。

    ■実行可能なアクションプランの提案
    ウェブ上での人々の社会行動のしくみを解説するともに、本書では、マーケティング計画の立案、
    広告戦略、新製品開発のためのアドバイスを随所に紹介している。人中心型に変わる時代、企業
    はネット利用者の行動傾向、心理を読み解き、どう情報を発信し、顧客との関係を築いていくこ
    とが重要かを考えられる一冊である。

  • Facebookブランドデザイン部門に属する著者。
    人の社会行動分析など、Facebookの考えの背景も垣間見ることができる。

  • 各章の構成が、

    ・大見出し

    ・小見出し

    ・本文

    ・アドバイス

    ・章のまとめ

    となっているため、全文読まなくても概要がすぐ分かります。

    私は各章のアドバイスは読んで、興味のあるところの本文だけを
    読んだので、1時間半で読了しました。



    なお、印象に残った個所は以下の通りです。



    「コンテンツは小規模グループに向けて考えなければならない」(P80)

    「6次のつながり、私たちは友人の友人の友人までが、私たちに影響を与える
    ことができる」(P82)

    「選択肢を少なくしよう」(P203)

    「許可方マーケティング」(P224)

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