- Amazon.co.jp ・本 (368ページ)
- / ISBN・EAN: 9784822249472
感想・レビュー・書評
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考え方のヒントがたっぷり。
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☆☆
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既存顧客の予算のフレームは使える
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実行啓発本
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ビッグデータではなく、簡単に入手可能なリトルデータを使って分析をするデータサイエンティスト。顧客へのアプローチ方法から予算管理、測定方法、その後の最適化と統計分析をビジネスの流れに沿って書いてあり非常に面白い。2013年上半期のビジネス書のベストセラーになりそうな気がする
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仕事でデータ分析を担当しており関心を持って手に取ってみた。この本では、各種データをマーケティングに生かす分析を「誰に」「何を」「どこで」「いくら」という軸とその測定・実行のプロセスに沿って「考え方」を解説してる。この本の邦題は『データ・サイエンティストに学ぶ「分析力」』だが、原題の「SEXY LITTLE NUMBERS - How to Grow Your Business Using the Data You Already Have」の方が内容をイメージしやすい。カバーに「ビッグデータからチャンスをつかむ」という記載があるが、本の内容はビッグデータというよりも、既に社内にあるデータを分析して活用していく考え方が中心になっている。この本を読むために、数学の知識は不要で数式もほぼ出てこない、マーケター向けの本。
「考え方」が書かれた本だが、具体例が豊富でとてもイメージしやすかった。ビジネスに適用する具体的なイメージを持って読み進められる本だと思う。実際に第一章から、シスコのB2B顧客をバリュースペクトラムモデルというビジネスフレームワーク(顧客をシスコに対する支出・顧客内予算でのシスコの占有率で4象限に分解するフレームワーク)を使った、顧客のセグメント化のケーススタディから入る。また、最適化の章で触れられている、グーグルサイトオプティマイザーを用いたオバマ大統領のホームページの最適化事例も興味深い。
データ分析をビジネスに適用させるイメージを整理するために、生かせる本だと思う。ただ、この本を一通り読んで、マーケティング部門のマネージャがこの本を(理解せず)斜め読みして成果部分のみを強調して部下に丸投げすると部下は泣きを見るだろうなと感じた。この本に「考え方」は書かれているが、データ分析者が具体的にどのような技術を使って実現するかは書かれていないので、実務への適用にはもう一つハードルがある。 -
結論としては、読んでよかったです。前半が、正直あまりにも関わりのない分野の話をされたので、戸惑いましたが、最終章が本当に今、欲しい情報だったので、★4にしました。
コンテンツ屋をやっていたのですが、まず情報を取り、まとめ。どう情報を役立てていいのか、悩みだったので、興味を持って読みましたが、変化の早い市場の中での示唆があり、勉強になりました。 -
ターゲットにするべきは誰、そしてどのようなメッセージを送るべきか、様々なメディアや景気の動向の中で予算をどのようにコントロールするのか、そして何を測定してどのように最適化を図るのか、全ての答えはデータにあると説き、感や経験ではなくデータ判断するマーケティングひいてはこれからの経営を指南する。
ビッグデータ(魅力的な小さなデータ含む)をマーケティングそして経営に活用する指南書であるので、IT系の人が最初に読むビッグデータの本としてはお勧めしかねますが、これからの経営を俯瞰するにはとても勉強になります。
ちなみに、ビッグデータを使ったマーケティングのたとえ話で有名なビールと紙おむつの相関関係は創作であるとの衝撃的な事実にも言及しています。 -
昨日の社員総会で、CEOが説明していたチャートにあったキーワードだったので、買ってみた。
基本的にケーススタディ風な展開で構成されてる。