コンピュータの構成と設計 第5版 上

  • 日経BP
4.32
  • (12)
  • (5)
  • (5)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 221
感想 : 12
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (404ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784822298425

作品紹介・あらすじ

「パタ&へネ」の名で親しまれる古典的名著の第5版。コンピュータ技術の初歩からモバイル/クラウド時代の最新のテーマまで深く解説。第5版での主な改訂内容は下記のとおり。

1)現代のハードウエアを理解することの重要性を、半語並列処理の高速化という実例で示すこと
2)種々の話題にわたる主要なテーマ(高速化、並列処理、パイプライン処理、分岐予測、Mooreの法則、記憶域の階層化、抽象化、信頼性)を余白のアイコンで強調すること
3)PC時代からポストPC時代への変化を反映して例を最新事例に更新すること。具体的には、内部構成の事例としてiPad、最新プロセッサの事例としてARM Cortex A8 およびIntel Core i7の紹介、クラウドを構成するウエアハウス・スケール・コンピュータの掘り下げた説明などを加えている
4)単一の章にまとめてあった入出力に関する事柄を本書全体に分散させること
5)第4版以来の業界の変化を反映して技術的な内容を更新すること
6)電子版でも提供できるように、付録および補助的な節をCD 上からインターネット上に移すこと

上巻は次の4章分を収録。
第1章 コンピュータの抽象化とテクノロジ
第2章 命令:コンピュータの言葉
第3章 コンピュータにおける算術演算
第4章 プロセッサ

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 2章は「命令」の基本事項,3章は「算術演算」について。
    ・コンピュータでの演算
    ・プログラム内蔵方式の概念
    ・命令の表現,MIPSアセンブリ言語命令
    ・条件分岐
    ・スタックの割り当て
    ・アドレシング方式
    ・コンパイラ→アセンブラ→リンカ→ローダ

    4章が最大の山場,「プロセッサ」を組み立てていく。
    ・MIPS命令の実装方式の概念:命令メモリ,レジスタ,データメモリ,プログラムカウンタ,加算器,ALU,符号拡張
    ・パイプライン処理:命令実行の並列化
    ・データパスの分割:命令フェッチ(IF)→命令デコードとレジスタフェッチ(ID)→命令実行/アドレス生成(EX)→データメモリアクセス(MEM)→書き込み(WB)
    ・ハザードの種類:構造ハザードデータハザード,制御ハザード

  • むずい

  • 大学でコンピュータを教えるのならこの本が最初がよいかもしれない。
    第1章では、すごく幅広く、パソコンから車載の者まで利用の幅があることを紹介している。そういう初歩的な事項から始めて、CPU性能まで上巻で記載している。
    各項目ごとの演習問題と、「誤信と落とし穴」というはまりそうな罠について示しているのは有り難い。
    情報理論、電気理論のどちらかしか勉強していいない人だと、時々誤信や落とし穴にはまりこんでいることがある。
    下巻では、データパスと制御、パイプライン、記憶階層、周辺について書いている。
    CPUの例としては、MIPSとIA-32の両方を記載しているので、どちらかしか知らない人にとって、すごく勉強になる。
    ps.
    5.6 例外の項で、MIPSでは例外、INTELでは割り込みと呼んでいるものを、
    内部要因を例外、外部要因を割り込みと呼ぶと分かり易そうな雰囲気の記載があった。
    ps2.
    80286で追加された保護機能の大部分は使われていないとのこと。私は80286の使われていない機能の説明で、保護機能が嫌いになったので、少し安心しています。
    この用語の使い方を自分ではするようにしている。
    すごく細かなことですが、

    「人生で影響を受けた本100冊」の1冊。https://qiita.com/kaizen_nagoya/items/16af53acbb147a94172e

  • まさに教科書

    細かい事まで記載してくれていて、なぜに答えてくれる本だと感じた
    2の補数、1の補数、なぜそう呼ばれるかっていうのも説明があって個人的には長年の疑問が解消した
    ハードウェアがどうやって計算しているか、そしてソフトウェア側はどう使うのがいいかっていうのを考えさせられる

    ただし、アマゾンの評価にもあるように表記の揺れがある
    その部分は読みにくかった
    そこが残念

  • コンピューター構成,システム設計の教科書。原著も併せて受入。理図書 007.6||P27e||1 12038762

  • 研修でコンピュータ・アーキテクチャの知識が必要になったので購入。

    間に他にも読んでいたとはいえ上巻だけで2週間かかかった。
    昔読んだ時よりは理解できて嬉しい。
    引き続き下巻を読む。

    本書ではMIPSアーキテクチャを中心に解説しているが、第6版からはRISC-Vになるらしい。早く日本語版でないかなぁ。

  • S1 コンピュータ構築設計論

  • 実験の参考文献

  • 2015年4月に実施した学生選書企画で学生の皆さんによって選ばれ購入した本です。
    通常の配架場所: 開架図書(3階)
    請求記号: 548.2//P27//1

    【選書理由・おすすめコメント】
    コンピュータの構成と設計がわかると思ったから
    ((未記入))

  • 請求記号 548.2/P 27/1

全12件中 1 - 10件を表示

ジョン・L.ヘネシーの作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
ジェームス W....
デールカーネギ...
ベン・ホロウィッ...
有効な右矢印 無効な右矢印
  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×