お金儲けは「インド式」に学べ!

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  • Amazon.co.jp ・本 (223ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784828421032

感想・レビュー・書評

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  • 本紙は、日印の民族比較論です。
    日頃、虐げられていれば、納得感満載です。あゝ納得。

    結論は、「インド人のマインドをスパイスとして、ちょっとだけ私たちの仕事や生活に取り入れる。それだけで、日本企業はもっと強くなれるし、日本人ももっと幸せになれる」です。

    気になったことは以下です。

    ■60点主義

    ・日本企業とは取引したくない。とにかく日本企業は何事も遅いから、待っていられないんだよ。
    ・インドの富裕層の間では、「日本企業の動きは遅い」ようは、めんどくさいのである。

    ・日本人は、職人意識、ようは100点主義なのである。

    ・インド人は、60点主義。日本人にはとてもマネができないような「見切り発車」がとてもうまい
    ・国民的気質ともいえる、とりあえずやってみる、5割以上の確率があるのだったら、迷わずトライ

    ・インドの有名な考え方「ジュガード」。とりあえず、いまあるものでやってしまおう。

    ・60点の状態で、エイヤーで始めて、その後の不具合やクレームを受けてからどんどんクオリティを高めていけばいい。これがインドスタンダードだ。

    ・21世紀産業においては、日本人にはてきとうと映るインドの60点主義のほうがきちんと機能する

    ■英語

    ・結論から言うと、日本人は決して英語が下手ではない
    ・日本人は話せないのではなく、話さない

    ・インド人の「できる」と、日本人の「できな」は信用するな
    ・100点までスキルが身につくのを待っていては、永遠に自分のやりたい仕事をやる機会はない

    ・まずやる、そして改善する これが今後も変わらない世界的な仕事の鉄則だ

    ■働くこと

    ・すぐに物言う従業員になれなくても、いざとなったら、いつでもものいえる従業員になるという意識が大切だ
    ・いつでも転職できるという逃げ道を周到に用意しておく
    ・やりたいことを伝えたぐらいで失うものなど何もない
    ・会社と従業員の関係は、契約関係であり、友達でもなければ、仲間でもない
    ・不要になった人に あなたはいりません と若いうちに伝えることこそ、実はやさしさ

    ■要求

    ・いうだけならタダだし、それで譲ってもらったらラッキーだから、とりあえず言ってみっか。
    ・忖度についてインド人に説明してみたところ、「意味がわからない」
    ・顧客から高い要求されても、すぐにこう言い返す 「そんなのムリです」 「オレはがんばった、決してオレのせいやない」

    ・私たちが出会う9割の人は、私たちに関心がなく、今後二度とあわない
    ・5%の人は何をしてもあなたを応援してくれる人 この5%の人を大事にすること 他の人は何ら関係のない人、気にする必要もなかった

    ・日本人 「笑顔で譲歩⇒笑顔で譲歩⇒最後に突然切れる」 実に理解できない、不満があるなら最初に言うべきだ

    ・アドラー心理学
     ①他人の意見に左右されない 人の顔色を気にしない
     ②自分の思いを優先させる 自分が何がやりたいのかを意識する
     ③過去に執着しない 自分を不幸だと思わない
    これってインド人ならみんな自然に実行していることじゃないか

    「とりあえず、がんばりますわ。でもがんばってもできなかったら、そりゃ、しゃーない。オレらのせいじゃないでぇ」 という考え方をある程度取り入れましょう。

    目次

    はじめに
    PART1 即座に、かつ猛スピードで動くインド人 なかなか動けない、決められない日本人
    PART2 30年間給料が増えない日本 毎年10%以上給料が増えるインド
    PART3 世界的企業のトップに立つインド人 リーダシップが根付かない日本人
    PART4 ミスしたら自分の責任と感じる日本人 ミスをしても自分のせいだと思わないインド人
    PART5 お金持ちがバッシングされる日本 お金持ちが大絶賛されるインド
    PART6 お金があるのに将来不安な日本人 お金がないのに希望に満ちたインド人
    エピローグ 日本人の「お金」と「仕事」と「人生」に、”インド式スパイス”を加える本当の意味」
    おわりに

    出版社 ‏ : ‎ ビジネス社 (2019/5/24)
    発売日 ‏ : ‎ 2019/6/1
    言語 ‏ : ‎ 日本語
    単行本(ソフトカバー) ‏ : ‎ 223ページ
    ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4828421032

  • 参考になったのは2つ。
    世の中の90%の人は私に関心がなく、5%は何しても私を嫌う、残り5%の私を応援してくれる人を大事にしよう!
    辛い時は5年後の自分から今を見直す。
    大抵が過去のことになって引きずらないもんね。それはわかってるけどストレスになっちゃうんだよね。ここをもっと意識しなきゃ。

  • インド人の考え方が分かり、取り入れる部分が多々あるなと思いました。

  • 日本人全員に読んで欲しい!
    そして、みんなで日本の社会を改革しよう!
    謎に自分達で、作っているマイルールに縛られて、
    しなくても良い苦労をする日本人。
    きちんと、完璧に、他人に迷惑をかけない。(日本)
    とりあえず、やろう!
    人は他人に迷惑かけるもの。だから、他人の迷惑にも寛容になろう!(インド)
    息苦しい日本よりインドの方が俺は好きだな

  • 著者によるとインド人はアードラー心理学を実践しているように見えるとのこと。たぶん、若者人口の多い発展途上国はどこも一緒なんだろう。戦後復興期の日本も似たような状況だったらしいし。
    インドも経済発展しきって高齢化社会になったら日本と同じようになるんじゃないかな。

  • インドの方とお仕事で関わることがある方は読んでおくと参考になる、かもしれません(≧▽≦)

  • ・ジュガード:ヒンディー語で「機転」「知恵」といった意味の言葉で、意訳をすれば、「とりあえず、今あるものでやってしまおう」ということ。これがインドの「とりあえずやる」精神
    ・つらいことに出くわしたら、「5年後の自分」から今を見直す
    ・どうしても人は人に迷惑を掛けるのだから、あなたも他人からの迷惑を許せ

  • 読みやすくで面白かったです。

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