- Amazon.co.jp ・本 (332ページ)
- / ISBN・EAN: 9784828857084
感想・レビュー・書評
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TVアニメ「世界名作劇場」の一作品「ロミオの青い空」('95.1.15~12.17・全33話)の原作小説である。
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著者が山を越えナチスから逃れた経験があるそうで、山越えの描写は秀逸。
ストーリー的にはアニメの「ロミオの青い空」の方が面白いし、キャラクターにも魅力がある気がする。
ロミオを幼い頃に観て、大人になって原作を読むというパターンだったので、受け手の問題(対象年齢ではない、多感な時期を過ぎた、そもそもストーリーを知っている)で読み応えが目減りしているのかもしれない。
他の方の感想を読んでもそんな感じ。訳を新しくしたり、表紙をロミオから変えたりして、新版を出したら、今の子どもにもウケるかもしれない。 -
主人公ジョルジョのものすんごくヘビーな冒険譚。森、町、川、湖、山、植物や動物などの描写のあざやかなことと、子供を平気で食い物にする大人たちの姿が赤裸々に描かれる。生き抜くだけで才能を感じる。面白いし、これを書いた作者もすごい。
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前々から読んでみたいと思っていた
「ロミオの青い空」の原作本を古本屋で見つけ、購入。
上巻まででアニメとの違いを特筆するとすれば、
村を出るまでの主人公が小動物パラダイスであることと、
アルフレドの物語からのドロップアウト時期が
比較的早いと言うこと。
あと、主人公の名前がロミオではなくジョルジョ。 -
「ロミオの青い空」原作本。久々に読み返してみる。
主人公が前向きな良い子なので、そこまでの悲壮感はないが、こういう現実もあったのだなと思って読むと、考えさせられる作品。
主人公のおばあさんが出発前に言った「死ぬ時はいつかはくる。それが早いか遅いかの違い」的な言葉が印象的だった。 -
『ロミオの青い空』の原作という事で購読
当時の時代背景が解らなかったが、それでもお金の為に煙突掃除夫として売られていくことが当たり前だった時代。
児童書として素晴らしい作品。困難を前にしても立ち向かう心(逃げることもあったが)、仲間を信じること、正しい行いを貫くこと。子供時代教わるであろうことが詰まっている。この話のテーマは『仲間』と『当時の社会制度』
美しい話だが、現代ではこうしたことをすると損をする、苦労すると変に考えてしまう -
ミラノ、イタリアなどを舞台とした作品です。
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貧しいながらも幸せに暮らしていたジョルジョだけど、ケガをした母のためにほお傷の男に売られてミラノで煙突掃除夫の手伝いになる。十分に食べることもできずひたすら仕事をいいつけられる様子はかわいそうでした。一番の友人アルフレドにも暗い運命が・・・
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日本アニメーション世界名作劇場「ロミオの青い空」の原作。アニメより格段に重くてつらい展開ですが、骨太で良いですよ
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?1997年1月<br>
?舞台は今から150年以上も昔のスイス。山岳地帯の貧しい生活のために売られてしまった子供たちはイタリアへ煙突掃除夫として働きに行かされていた。<br>
そこで行われた、激しい労働と差別の日々。<br>
そんな煙突掃除夫たちが作り上げた秘密結社「黒い兄弟」の仲間たちの波瀾万丈の物語。<br><br>
この本は昔「ロミオの青い空」という題名でハウス食品世界劇場でやってました。俺が初めてハマった小説であり、何回も読み返しました。ハマり過ぎてイタリア行ったときも話の大きく関わって来るサン・バビラ教会をめちゃ探しました(笑)</br>絶対オススメ!!