イヴは夜明けに微笑んで (富士見ファンタジア文庫 さ 2-1-1 黄昏色の詠使い)
- KADOKAWA(富士見書房) (2007年1月1日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (316ページ)
- / ISBN・EAN: 9784829118801
作品紹介・あらすじ
彼女は、ずっと考えていた。人と関わらず、孤独な人生。それで、いいのかと。だから、決めたのだ。自分の"心"を形にして詠び出せる、名詠式を学ぶことを。そうすれば、少しでも彼に…何かを伝えられるかもしれないから-。『Keinez』・『Ruguz』・『Surisuz』・『Beorc』・『Arzus』-この五色を基本に、呼びたいものと同じ色の触媒を介し、名前を讃美し、詠うことで招き寄せる名詠式。その専修学校に通うクルーエルは、年下の転校生で、異端の夜色名詠を学ぶネイトに興味を抱く。一方、学校を訪れた虹色名詠士・カインツもまた、夜色名詠の使い手を探していて…!?第18回ファンタジア長編小説大賞佳作受賞作。"君のもとへ続く詠。それを探す"召喚ファンタジー。
感想・レビュー・書評
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音楽を基調とした話です。
造語がありますが、世界観にはすぐに慣れました。
文章も読みやすく、変な萌えやグロも無いので落ち着いた気分で読めました。
読了後、心が温かくなるような、優しいファンタジーです。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
黄昏色の詠使い 1巻
名詠と呼ばれる魔法のような技術を学ぶ学校でのお話。
読みやすかったし、好きな感じでした。
イラストが好きで読んだ人から薦められての出会いでしたが、続きも読もうかと思います。 -
幻の、夜色の名詠式を完成させることを夢見た少女と、その夢を応援しながらも一流の名詠士になった少年、かつては同じ学び舎の同級生だった2人。少女のその後の行方は誰も知らない。そこから、物語は始まる。
とても純粋な、児童文学を読んでいるような話。 -
学生時代に友達と回し読みをした小説だからかな、とても懐かしく感じます。ファンタジー色の強い作品で描写が美しいのが印象的。「色」をテーマとした魔法っていう設定からまず引き込まれました。挿絵もとても可愛らしく、物語に合っています。ファンタジーの好きな人におすすめできる物語です。
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いいですね〜。面白いです。
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本格ファンタジー。人物造形が若干弱い気がするが、世界観がよく練られていて、何より文章がしっかりしている。ライトノベルというより児童文学に近い。
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世界観が凄く綺麗。絵も綺麗でストーリーも王道なので、読んでモヤモヤすることはあまりないと思う。
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友人から「君は絶対好きなタイプの本だから読んで!」と言われて貸してもらって読んだ本です。
さすが、好みの合う友人。素晴らしく私の好みでした。
ほのぼのとしていて、優しくて、切なくて、温かくて、もどかしくて、でもまっすぐ歩きたくて。
個人的にはやはり奥深い『名詠式』と、登場人物達の織り成す日々が大好きです。
そして登場人物達を温かく見守る大人達の過去も……本当に大好きです。
自信を持ってオススメします! -
「色」を冠した魔法を使うファンタジー
有名ではないが本当におすすめ
世界観がしっかりしていながらも押し付けがましくない
後半は話が難化するが…
ラブコメや主人公ツエーに食傷気味ならぜひ
「虹色」がカッコよすぎる -
綺麗な作品です。
讃美歌や言語等、様々な要素が織りなす世界観に引き込まれます。