魔法戦士リウイ 1 (富士見ファンタジア文庫 み 1-1-1)
- KADOKAWA(富士見書房) (1998年10月1日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (249ページ)
- / ISBN・EAN: 9784829128459
作品紹介・あらすじ
英雄王リジャールが納める"剣の王国"オーファン。その国で新たな物語が始まろうとしていた。「神の啓示がありました。不本意ですが、あなたは私が仕えるべき勇者です」そう声をかけられたのは、魔術師の見習いを卒業したばかりの青年リウイ。声をかけたのは、三人の女性冒険者。盗賊のミレル、戦士のジーニ、そして戦の神の神官メリッサだった。突然降ってわいた「冒険者」へのお誘い。それは、有り余る体力と己の内にたぎる正体不明の感情に、日々モンモンとしていたリウイにとって、願ってもないチャンスであった。こうして始まった冒険者としての生活。それは同時に、地獄の試練の始まりでもあった。水野良が描くフォーセリア・ワールド、待望の新シリーズ第一弾。
感想・レビュー・書評
-
この本は前に感想を書いた「剣の国の魔法戦士」より以前、
リウイと三人が出会った時の物語です。
魔術師の杖で敵を攻撃してはならないそうです。
TVゲームのRPGでは、よくMP節約の為に魔法使いにも攻撃させる…
と言うより「魔法はボス戦でしか使わない」ということがよくあるのですが。
RPGではいくら攻撃しても杖が折れたりすることはないですからね。
たまーに折れるゲームありますが。
私は貧乏性なので、ほとんどのゲームで、
魔法使いもとりあえず攻撃、MPを使う時は回復する時ぐらい。
アイテムは余程のことがないと使わない。
そんなプレイをしています。
………
ミレルが歓声を上げながら、乾し肉を掴み取った。
懐に手を入れ、胸の脇に吊したダガーを抜き出すと、大きめに削って口に運ぶ。
「喉に詰まらせるなよ」
ジーニが呆れたように言う。
「子供扱いしないでよね」
口をもごもごさせながらも、ミレルはきっちり言い返した。
「肉ばかり食べてると、身体に悪いといいますよ」
メリッサは窘めるように言うと、果物を手に取って、小型の短剣で丁寧に皮を剥いた。
そしていくつかを切り分け、木製の小皿の上に乗せる。
ジーニが手を伸ばし、三切ればかりを乱暴に掴み取ると、口の中に放り込んだ。
それを見たメリッサは微笑みを浮かべながら、次の果物の皮を剥きはじめる。
………詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
10年ぶり位に読み直した。気軽に楽しめる。