GOSICK 3 (富士見ミステリー文庫 38-5)
- KADOKAWA(富士見書房) (2004年10月1日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (302ページ)
- / ISBN・EAN: 9784829162736
感想・レビュー・書評
-
風邪っぴきのヴィクトリカ。くしゃみかわいい。そして強気な一弥。でもこの子って時々すごく無神経で苛々する・・・。病気の子にお手紙書いて返事をその場で待つんだ?電話も態度悪いし。久城のくせに!セシル先生も苦手なんだよなぁ。先生なのに思考が幼すぎて。というかここの登場人物は皆子供っぽいところがある。デパートで起こるミステリや賢い浮浪者の少年とかは面白かった。
詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
姉に頼まれた買い物をするため、一流デパート・ジャンタンへ向かった一弥。また事件に巻きこまれ、ひどい風邪で寝込んでいるヴィクトリカに電話で助けを求める。
-
とにかくヴィクトリカが可愛い
-
ちょっと待てば角川から挿絵入りのが出るらしいけど早く読みたかったんで古本全巻大人買い。
一弥のビジュアルが納得行かないけど、まあヴィクトリカが可愛ければなんでもいいや。 -
筋立てはそれなりだったが、短編でできそうな内容で、いささか長かった。
今回は久城1人で事件に立ち向かうという形式だったが、要所要所でヴィクトリカに電話で助けを借りており、久城を1人にした意味が半減したように思う。 -
“「九城くんに会ったわよ」
「……むっ?」
「風邪引いたって言ったら、心配して大騒ぎしてたわ。久城くんはほんとに、ヴィクトリカさんのことが好きねぇ」
くすくす笑っていたが、急に思い出して、
「はい、手紙」
「……手紙?」
「花壇の前でうろうろしてたから、預かってきたの。久城くん、急いでたみたいだから、すぐに返事を書いてあげてね」
「……どうして急いでいるのだ?ぐしゃ!」
ヴィクトリカはくしゃみで頭を揺らしながら、不思議そうにセシル先生を見上げた。先生は笑顔で、
「ソヴレムまでお買い物に行くんだって。家族の人からいろいろ頼まれたみたいよ。九城くん、ちょっとうきうきしてた」
「九城のくせに、うきうきしてた?……ぐしゃ!」
ヴィクトリカはきわめて不機嫌そうに聞き返した。”
セシル先生の立ち位置もちと謎い。
浴衣姿かわいいよヴィクトリカ。
“『切らないで!ヴィクトリカ、頼りにしてる!』
「……しなくていい」
『君が友達思いの優しい子だって信じてるよ』
「……嘘をつくな」
ヴィクトリカは震える両手で重い受話器を握っていたが、足もふらつき、腕もだるくなってきたので、そのまま床にぺたんと座りこんだ。女の子座りをして、壁にふらふらもたれて、息も絶え絶えに、
「……説明したまえ」
『聞いてくれるの?』
「なにしろ、退屈、だから、な……。おもしろい事件なのだろうね?」
『うん。ぼくにとっては不思議で、それにすごく困ってるんだよ……。だけどヴィクトリカにとってどうなのかはわからない。いったいどんなことであれば、君みたいな子の退屈を覆すことができるのかは、ぼくっていう人間にはまだわからないんだよ。……ごめんよ』
「謝らなくていい。とにかく……最初から落ちついて説明……したまえ……。さっきの説明は、さっぱり、わからん……」
電話の向こうで、一弥が大きく息を吸ったのがわかった。ヴィクトリカは壁にもたれて、はぁ、はぁ、と熱い息をしながら、受話器から聞こえてくる一弥の声に一生懸命耳を澄ませた。” -
購入日:200?/??/??
読了日:2010/01/28
ゴシック読むの久しぶり~。
ヴィクトリカってこんな喋り方だったんだね。
老女のようなかすれた声とか…。
一弥もそんな名前だったんだ、あまり覚えてなかった。
ヴィクトリカに対してこんな喋り方だったんだね。
ヴィクトリカのお兄さんのドリルにそんな訳があったなんて…!
でも、灰色狼ってまだいまいちピンとこないなぁ…。 -
何だかもう、いとしくて、せつない予感がしてしまう。
-
男爵かっこいいよ男爵
風邪っぴきヴィクトリカかわいい