- Amazon.co.jp ・本 (299ページ)
- / ISBN・EAN: 9784829163573
作品紹介・あらすじ
トコが死んだのは三日前のことだった。交通事故だった。大型トラックに轢かれたとだけ聞かされた、遺体は見ない方がいいと言われた。そんな死に方だった。そう、そりゃ言葉では分かっている。人間いつか誰だって死ぬってことは。自分であれ、他人であれ、事故なのか、病気なのか、寿命なのか。でも、俺は死ぬってことがまだ良く分かっていなかった。そしてもっと分かっていなかったのは、人が生き返るってことで-。由緒正しい魔法の日記に書かれていた「お兄ちゃんと結婚したい」という言葉のせいなのか、妹-トコは生き返り、また俺と暮らすことになったんだ…。新井輝が描くどこにでもいる普通の兄妹の、普通ではない数日間の物語。それは、ちょっと素敵でちょっと切なく心に染みわたっていく-。
感想・レビュー・書評
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実妹ものの金字塔と言っても過言ではないのではないか。
不自然な近親相姦が苦手な人にオススメ。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
死んだはずの妹が生き返る。
信じられないけれど、嬉しいとは思う。
でも、1度失ってしまった家族をまた失うかもしれない。と思うのは怖い。
そして、妹が自分のことを好きだったと知ってしまった。
何をすれば後悔しないのだろう?
後悔をしないように生きるというのは本当に難しいこと。
何が「正しい」のか、何をすればいいのか。それを決めるのも難しいこと。
まして、この幸せがいつまで続く分からない。というこんな状況の中では特に。
妹の「想い」によって起こった奇跡。
辛いところもあるけれど、やはり嬉しい「奇跡」だったと思う。 -
読めば雰囲気でわかるけれど、もう少し色々書いてくれてもいいのではないか
作者の中にだけ完成版があるのでしょう -
カテゴリわかんないですが一応青春小説。
絵買い。そして絵買いして負けました。
全てにおいて何がしたいのかわからないまま……。
絵と、ラストの四行だけで☆二つということで。ラスト四行だけ価値がありました。