老~い、どん! あなたにも「ヨタヘロ期」がやってくる

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  • 婦人之友社
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  • Amazon.co.jp ・本 (160ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784829209141

作品紹介・あらすじ

健康寿命が終わる75歳からを「ヨタヘロ期」と呼ぶ87歳の筆者。
人生100年生活の現実とアドバイスを語ります。

感想・レビュー・書評

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  • 著者の正確な統計的な数字と人の名前を覚えていることに驚いた、と同時に感銘を覚えた!今や人生百年時代に突入で社会制度も変えないと。特に災害時はおっしゃる通りです。

  • 同居している90歳を超えた義母の気持ちに少しでも寄り添えたらと思い、高齢者がどんな思いでその時を過ごしているのか、ヒントを求めて読んだ。
    社会的地位も経済的な余裕も比較的ある(ご本人はそうおっしゃってはいないが、客観的に見てそうでないはずがない)著者でさえ、老いと折り合いをつけながらも前向きに生きている。そう生きられるのは、周囲の人たちも前向きな気持ちでサポートし、ご本人がそれを快く受け入れているからだと思った。

  • ふむ

  • 80歳は80歳にならないと分からないと、亡き祖父に言われたものだが、年寄りと一括りにできないほど、長生きできる世の中になった。
    身体も精神もヨロヨロになっても、楽しみを見つけ、周りに感謝し、必要な時には助けを求め、よく食べよく歩くことが大切。買い物も過ぎてはいけないが、大切な意思決定だから、適度にした方がいい。

  •  1932年生まれ、東大文卒、樋口恵子さん「老~い、どん!」、2019.12発行。70~90代、あなたにも「ヨタヘロ期」がやってくる。はい、存じてますw。高齢者の健康は薬より食生活。こまめに買い物、外出すれば人に会い話をする。健康寿命の3本柱は、食、運動、社会参加(人と出会う)。生きものとも話をw。了解です(^-^) 登記書類、通帳など定期的に確認。人生100年は、結婚生活も二幕の時代に(元気な30年と介護の30年)。ケアされ上手に。ポイントは、ユーモアとありがとう。

  • 何とも堪える。やってきた人ほど他人を受け入れない。ほんと。泣けてきた。先達はあらまほしきものなり。

  • 参考にすべき内容。

  • 「老~い、どん! 」の号砲が鳴った自らの生活や、心と体の変化をユーモラスに語ります。また、老いてなお自立して生きるための提言も。大笑いしながら、人生後半の生き方を考えずにはいられない、渾身のエッセイ ■目次
    はじめに― 私、ヨタヘロ期真っ最中
    ・人生後半の安心生活 してよかった25のこと
    第1章 84歳の建て替え引越し大冒険
    ・耐震性欠如が建て替えの決め手
    ・捨てられる物の哀れ ・悩ましき住宅費
    ・金欠から貧血へ コラム BB―貧乏ばあさん増加中
    第2章 おひとり高齢者の食生活
    ・中流型栄養失調症 ・「ごはん友だち」増加作戦
    ・買い物は人生の自由、自立、そして快楽
    コラム 80歳は、調理定年?
    第3章 老いて歩けば・街角にベンチが欲しい
    ・トイレやいずこ・ 安心パッドとの再びの出会い
    コラム 私の室内ウォーキング
    第4章 「人生100年丸」に乗って
    ・倍にのびた夫婦芝居の幕ひき
    ・もう男性は、介護から逃げられません
    ・介護離職ゼロ作戦ー君、辞め給うことなかれ
    ・ケアされ上手でありたい
    コラム 「ヘルプ・ミー」と言えますか
    第5章 大介護時代をどう生きる?
    ・時よ止まれ、老いた私が遅すぎるから
    ・認知症 みんなで支えりゃこわくない
    ・認知症を世の光に・老いて迎える誕生日
    コラム 幸せに生きる人の共通点
    第6章 老いての自立と支え合い
    ・災害を超えて老いを生きる1
    ・災害を超えて老いを生きる2
    ・ペットロスではないけれど
    ・「このおばあちゃん」と呼ばれて おわりに

  • これから向かう老いの現実を知りたいと思って読みました。他の方もおっしゃっていたように樋口さんは恵まれていると思います。ご自分は貧乏とおっしゃっていましたが。
    娘さんが近くにいることや頼りになる人が身近にいて、ましてやマイペースでできる仕事があります。
    羨ましいかぎりです。

    「調理定年」ということをおっしゃっていました。
    私はもう既に食事の支度が面倒くさいので、そうだよなぁ、と思いました。

    いろんな体験記を読んで覚悟して進んで行こうと思います。

  • 先日、樋口恵子氏の本 「老いの福袋」を先に読ませてもらった。
    1932年生まれの著者は、この当時珍しい東大卒の学士様である。
    その割に、お茶目で、ユーモアセンスたっぷりで、描かれており、凄く読みやすい。

    この本は、「老いの福袋」の前 2019年に発行されて2020年には第5刷を発行している位、読まれている。

    寿命は、延びても、健康寿命でないと、人生100年も介護する人、される人が、多くなったら、楽しくない。

    ヨタヘロ期には、もう少し時間があるが、この年になると、1年経つのが早い!

    人生後半の安心生活を最初に読んで、「してよかった25のこと」は、参考にさせて貰おうと思っている。

    最近は、天災が、多くて、我が家も著者と同様に、修繕積立金を考慮すべきであったと、思う事が多々ある。
    先ず、屋根の修理、LPガスから天然ガスに交換のガス工事で、三か所給湯の工事、下水道工事でトイレから、ガレージのコンクリート部分も綺麗にしたのだが、外壁が、少しずつ傷んで来ており、悩んでいる。
    直すべきだが、ちょっとの工事費では間に合わない!
    家の中も改築したいところが、沢山あるのだけど・・・

    直しても、子供達が、住むわけでもないし、・・・・壁が朽ちる迄に、我身が、朽ちるかも・・・(笑)

    著者も身体が、弱かった事を考えると、頑張らなくては・・・と、思う。
    この本は、高齢者にハッパをかけて、励ましてくれている本である。

    「老いの福袋」は、高齢者のヨタヘロ期にどうすればよいか迄書かれていた。
    この本を読んでから、読めば、重複する点があるけど、わかりやすかったと、思いながら、本を閉じた。

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著者プロフィール

評論家(2023年1月現在)

「2023年 『しあわせの高齢者学』 で使われていた紹介文から引用しています。」

樋口恵子の作品

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