戦争論の読み方: クラウゼヴィッツの現代的意義

著者 :
  • 芙蓉書房出版
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  • Amazon.co.jp ・本 (299ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784829502990

作品紹介・あらすじ

この1冊でクラウゼヴィッツ『戦争論』がわかる! 30年ぶりの新訳『戦争論』レクラム版を理解するための知識を凝縮した必携ガイドブック。4人の研究者が『戦争論』を多角的に分析。随所にレクラム版を引用し、『戦争論』がどのように日本の軍事思想・戦争観に影響を与えたかを詳しく解説。

感想・レビュー・書評

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  • 「戦争論 レクラム版」を翻訳した日本クラウゼヴィッツ学会のメンバーがかいた公式ガイド本の位置づけです。
    著者ごとにいろんな見方が書かれていて本編を理解するのに最も役に立ちました。

    新たな気づき
    ・戦争論にみるナレッジマネジメント→「知識創造企業」野中郁次郎(著)を読みたくなりました。

  • 戦争に関する総合的な理論を築くことを目的としたクラウゼビッツは
    いろいろな接近法と学問分野を駆使した。戦争論では、歴史、政治学、心理学、哲学、認識論、戦略、戦術はもとより社会科学の方法論も同時に使いこなしている。
    その理由は戦争遂行は社会における人間活動のあらゆる分野を含んでいるからである。

    戦争は手段にすぎず、軍事的視点は政治的視点に従属すべきであって、その逆ではないとの主張。ここから
    軍事に対する政策優位思想、すなわちシビリアンコントロールの根源が出てくる。

    クラウゼビッツは戦争を1つの科学として研究し、戦争行為に対して普遍の原則を抽出することができるとの主張にも同意しなかった。

    RMAが登場しても、あらゆる時代には、その時代に特有の戦争があったのであり、戦争は技術の進歩によって変化するが、それによって戦争の本質まで変わることはないのである。

  • クラウゼヴィッツの『戦争論』をベースに、それぞれが好きに語っている本です。
    『戦争論』を個々の事例に適用して考察が展開されます。

    『戦争論』の主要な点を要約したものなので、あくまで入門として、もしくは確認として読むのを勧めます。

  • クラウゼヴィッツの『戦争論』をベースに、それぞれが好きに語っている本です。
    『戦争論』を個々の事例に適用して考察が展開されます。

    『戦争論』の主要な点を要約したものなので、あくまで入門として、もしくは確認として読むのを勧めます。

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