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- Amazon.co.jp ・マンガ (160ページ)
- / ISBN・EAN: 9784829685624
感想・レビュー・書評
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珠玉の…っていう表現がぴったりな、とても美しい話でした。
今回も隅々まできめ細やかに描かれていてため息です。今回のノンブル脇のミニイラストは鉱石でキュンとします。
旅人の学者ベントが出会った虹色の瞳を持つ少年イーリス。イーリスは幼く見えるけど25歳で、しかも鉱石だけを食すのです。
ファンタジックな中に、人間のやさしさや孤独が内包されていて思わず引きこまれます。
イーリスはきれいな子なんですが、最初はほんとに無表情で言葉数も少なくてまるで硬い石みたいだったのが、ベントと出会った事によってどんどんかわいく人間らしくなっていくんですよね~自分の意志もはっきり持つようになっていき、輝いていくのが伝わってきてあたたかい気持ちにさせられました。
BLという括りに入るかどうかは微妙ですが、萩尾望都作品が好きな人にはそのニュアンスがしっかり伝わるのではないかと思います…
余韻ある妄想系ですね。
どのページをめくっても繊細な美しさがあって、うっとりです。あまりに細かいタッチなので縮小された印刷では線がつぶれそうで残念。原画をみたら倒れそうにきれいなんでしょうね。
胸に残る作品でした。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
たしかに正統派ファンタジーという感じでした。