- Amazon.co.jp ・マンガ (176ページ)
- / ISBN・EAN: 9784829685693
作品紹介・あらすじ
高3の夏。
幼馴染みの同級生。
口にできない想い。
「心の底から、大好きでした」
娯楽も何もない退屈な田舎町。
そんな町で幼い頃から共に過ごしてきたタカシとヤスは、
高校生になった今でも一番の親友同士。
しかし、ヤスはタカシに
友達以上の感情を抱いていた。
想いを口にできないまま
季節は受験シーズンへ突入し、
そこでタカシから東京の大学に受験することを
打ち明けられる……。
思春期の揺れる気持ちを繊細に描いた、
小松・渾身のデビュー作!
感想・レビュー・書評
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BLって粗筋を箇条書きすると身も蓋も無くなると言うか、「あの作品と筋同じじゃん…」となり、購入躊躇する。似た傾向のものはもう読まなくてもいいかな、って選別してしまう。粗筋(設定)で言い表せない部分の方が大事なジャンルだからさ。絵柄の似た傾向は何の障害にもならんが、構成が似ているものを何冊も読むよりも、その時間を一般漫画に振り分けたい。だからやっぱり自分の勘を信じて探すしかない、読みたいものを。粗筋だけ見るとTATSUKIさんの『八月の杜』が思い浮かぶんだよね…これが物凄く好きで、似た粗筋で如何なるものか、とも思ったんだが、売り切れ続出、って書いてあったけど、普通にTSUTAYAにあったので、まあ買ってみるか、と。
表題作読んだ。ここで終わるのか…「別れ」の表現が抜群に素晴らしい!!これで二人の関係は切れるのか、もしかしてペーパーがあって後日談とか描かれてるとかだったら残念だ…この作品好きな人でTATSUKIさんの『八月の杜』未読の人いたら、読んで欲しいわ…
収録されている全てが短編だが、どの作品もきちんと「落ち」が着いており、叶わなかった愛も、勘違いから生まれた愛も執着心も描き分けており、非常に上手い作家さんだなぁ、と感心しきり。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
3つ目のお話は良かったけどその他は書きかけ??て思うくらいオチなしでうーん汗
続編見据えてるのなら良いけど。表題作切なすぎてもっと先をその後を期待してしまう。表題作の続きが読みたい!出たら買う。 -
切ないの1000倍切ない
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『大好きだった ……心の底から』
はぁーーーーーーー、切な。
結ばれる話もあったけどさぁ、でも最後の全部の話終わった後の絵でもう切なさの拳をみぞおちに入れられたよね……。
しっかもなんか切なさがかなりリアルなんだよ。ドラマチックに泣かせるんじゃなく、自ら終わりを選ぶ覚悟が、幸せへと踏み出せない弱さが、そこにあるんだよ。
儚い……。 -
短編4本。物語の始まりを描いたような話。相手がどれだけ好きか伝わってくる。全てが、ハッピーエンドではないが面白い。
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報われなくてやりきれなさだけが残って後味悪かった。タイトルが「それから、きみを考える」なんだから、考えた後の話が知りたかったよ…その後は読者に委ねず作品として読みたかった。
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どのお話も余韻があって素敵ですが、ヤンキーと隠れオタクの話以外はどれも後味があまり良くない……
でも嫌いじゃない。
続きがあればもっと幸せな感じになりそうだけど、これはこれで良い気もする。でもちょっとだけ消化不良なような……。 -
いろんなおはなしがあったけど
せつないのはいつになってもいーですね -
高校生ものの短編集
続きが読みたいような、そのままにしておきたいような…