中世肖像の文化史

著者 :
  • ぺりかん社
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  • Amazon.co.jp ・本 (478ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784831511584

作品紹介・あらすじ

古今をつうじて日本全国にまつられる鎌足像は数多い。それらは何を意味しているのか。本書は、百数点におよぶ肖像の調査により、それらの制作意図、制作時の政治・社会・文化の諸相を解明し、日本の肖像史の枠組みを構築しようとする初めてのこころみである。肖像制度の舞台裏に見られる日本の宗教や天皇につながる王権の問題が明らかになる。

著者プロフィール

1970年、埼玉県生まれ。早稲田大学大学院文学研究科博士後期課程単位取得退学、博士(文学)。現在、金沢大学人間社会研究域学校教育系教授。
単著『藤原鎌足、時空をかける』(吉川弘文館、2011年)、『なぜ対馬は円く描かれたのか』(朝日選書、2009年)、共著『天皇の美術史』3 乱世の王権と美術戦略(吉川弘文館、2017年)、共編著『里山という物語』(勉誠出版、2017年)。歴史図像学と環境史を両輪とする中近世日本文化史の研究とともに、学校教員をめざす学生たちと加越能地域の文化財調査・地域史研究を進めている。

「2020年 『草の根歴史学の未来をどう作るか』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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