奈落何処絵巻(ならくいずこえまき/通常版)あなたのためならどこまでも 平安調スペシャル (花音コミックス)

著者 : 中村明日美子

• 芳文社 (2013年9月28日発売)

感想・レビュー・書評

[komopyさんの感想 · 2013年10月4日]

「あなどこ」パラレル平安調スペシャル。超がつく面白さでした！どこまでもついていこうと思える一冊。
七海も高千穂も、時代が変わってもキャラは一緒。関係性も不動で、ブレずに抜群の安定感を保っています。
七海は陰陽師かと思い込みそうな、パクリもはなはだしいオンミュージックという商売をしていて、やっぱりうさんくさい。真面目でクールビューティな役人の左近衛将曹の高千穂を、ここでも騙くらかしてイジリ倒しています。
犬も食わないラブラブっぷりも相変わらず。

絵がとてもキレイです。平安調って背景や衣装が決め手になると思うんですが、美麗で上手い。エセだからメガネとか髪型とか、ありえないところもいっぱいあって、それが返って笑えます。
一応、エセでも陰陽師らしいのでwあやかしが色々出てきて、ミステリアスなファンタジー仕立てになっていました。
高千穂が物の怪のオトリにと、十二単姿にさせられたその美しさには驚きました～色っぽい。一瞬でギャグになりますが。
星の子騒動は、奇抜で笑ったけど萌えました！高千穂は七海にかかると、いつも意外な一面を見せてくれます。
なんだかんだ言いながらもラブラブじゃん！という二人でした。

BL的な萌えがてんこ盛りで、女装、オトコ妊婦、ケモ耳、複数プレイ、触手とがっつりパロディ詰め込まれていて、全部二人にやらせてみた、みたいなおいしいノリにも大爆笑。
それでも、アホじゃれあう二人を見ていると、心なごみ癒されてしまったのがすごいところです。

[yamaitsuさんの感想 · 2013年10月3日]

「あなどこ」の続編・・・というかパラレル番外編。最初からパラレルと開き直っているせいか、男が妊娠しちゃうとかお月様の子供がお星様とかファンタジー設定満載。それなりに面白かったけど、パラレルだから多少いい加減でも許される的ハードルの低さが最初からあって、そのせいでちょっと内容は薄っぺらかったかも。

[kitkityoさんの感想 · 2013年10月3日]

面白かった〜。あなどこのスピンオフ？ってか、パラレル？いいわあ。妊娠、けもみみ、エトセトラ。楽しい。

[エピスさんの感想 · 2013年10月1日]

『あなどこ』が平安時代でパロ...と、あとがきにあるように、すごろくみたいにちゃちゃっと展開していく。読み応え的にはいまいちかなぁ。
BL的企画モノを着々とこなす...の『こなす』(!!!)とさらり言ってしまうのが明日美子さんぽかった。

[腐った林檎さんの感想 · 2013年10月1日]

「あなどこ」パラレルワールド編！ と思っていたら、予想の斜め上を行くファンタジーでした。
高千穂が「月の子」を懐妊とか、猫又に憑かれたり、産んだ星たちに母乳吸われたり…(´ФωФ`) 萌えとは違う、軽い衝撃を与えてくれる一冊(笑)

ギャグテイストだけど、ゆる〜い笑いを楽しむ感じ。 期待していたエロも乳首攻めに特化していて、乳首スキーとしては嬉しいけど普通のエロも見たかったでーすっ(」゜□゜)」!!! あぁん、生殺し…

[覇王柴さんの感想 · 2013年9月30日]

刑事さんと詐欺師さんがパラレって、将曹さんとオンミュージック（なんじゃそれ）になって平安パロラブコメ～。なんか、和やかでお茶目展開でしたが。タカチー的には月の子産んじゃったり、猫憑きしたりで大忙しでしたな。特に授乳ネタは笑えました。あれがお題「複数プレイ」？なの？(笑)

[秋津彰さんの感想 · 2013年9月28日]

アニメイト限定版でゲット。
ドラマCD付きに惹かれたわけだが、意外に面白かった。

著者プロフィール

二〇〇〇年に「コーヒー砂糖いり恋する窓辺」でデビュー。爽やかな青春物語からボーイズラブ、官能的な物語まで、多岐にわたる世界観で読者を魅了する。著書に『同級生』シリーズ、『薫りの継承』『あの日、制服で』などがある。

「2021年 『谷崎マンガ 変態アンソロジー』 で使われていた紹介文から引用しています。」