- Amazon.co.jp ・本 (388ページ)
- / ISBN・EAN: 9784833418393
作品紹介・あらすじ
「起業・新事業成功」の戦略、手法のすべてがわかる画期的実戦書!大前研一、竹内弘高、高橋俊介、小川政信…最強の講師陣が、事業創造の基礎知識、立ち上げ、育成、成長の各ステージについて、成功ノウハウと必須スキルを伝授する。
感想・レビュー・書評
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本書の出版は2006年である。iPhone登場前であるにも関わらず大前氏の考察はその後のイノベーションを恐ろしく的確に言い当てている。未来から過去を眺めると変化は必然のように感じるが、過去から未来を考察することは相当な知識と推察が要求される。
さて肝心の本編のほうは、大前氏が経営する起業家向けビジネススクールの講師たちが起業家に求められるスキルをレクチャーする形式だ。質は玉石混淆で内容も重複や散逸があり寄せ集め感は否めないが、興味深いのは起業家マインドを説く話は10年以上経ったいまでも色褪せないのに対して、MBAのようなケーススタディは既に衰退した企業も多く陳腐化していることだ。起業には理念やビジョンが極めて大事ということを再認させられる一冊であった。 -
(2006/2/6)
これまた友人から長らくかりていたのでいい加減読まねばと,読んだわけですが~.
どーも,コンサルトかキャピタリストなど,どちらかというとインキュベータ的な人が書いているビジネス本は,なんというか,抽象的というか,口で言うはやすし行うはかたしな感じがしてリアリティがない.
結局,それを具体的に実行する段で「どーにもならない」ってことは多そう.
例えば,
「事業において3Cが重要である.」
と,言われたところで(3Cってのはお客さんと,自分の会社と,競合他社のこと),「わかっとるわ」みたいなリアクションが返ってくる感じは否めない.
結局,いろんな状況,いろんな時代,いろんな業種の活動を経営論というひとつの一般論で束ねようとするときには,
カナリ強烈な汎化が入っているので,結局,共通的な構造として抜き出せる部分はほんのちょっとで,それ以上は幾らエライ人が言ったところで,「伝わる」モノでもないし,そのお言葉から実行可能な方策を編み出せる訳でも無いと思う.
それよりかは,松下幸之助の話とか,7つの習慣とか「生き様」系のような,モノの方が,
人間の活動としての組織活動の本質を突いている気もする. -
起業において、心構え、すべきことが時系列で開設されている。事業アイディアのチェックポイントにそって、まずは自分の考えを紙に落とすことを実践したいと思う。
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第1部第3章
3.事業方針を決める
以降の部分、じっくり時間をとって、紙に書きながら読み進めたい、
と思った。
一人で考えていても煮詰まってしまうことから、この本を活用しながら、紙に書き落としていく作業を進める価値を感じる1冊。 -
第6章が個人的に一番良かった。資本政策や株式について授業よりも具体的に理解できた。
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大前研一率いる「アタッカーズ・ビジネススクール」の講師陣が、それぞれの担当教科の立場から実況中継のようなかたちで講義を展開します。
ビジネスプランから始まり、そのマネジメント、資本政策と、全体を通して「起業してある程度成功するまで」の流れを終えるようになっています。
本書の優れているのは「うまくいく生徒」「うまくいかない生徒」を引き合いに出して、その要因に言及しているところです。
例えばアイデアをたくさん出しても、起業すること自体に思い入れがなかったり、事業として動かしていくセンスがなかったら実現できない、というような視点を提供できるのは、様々な生徒を世に送り出してきた講師陣ならではだと思います。
良書です。 -
事業創出プラットフォーム構築にあたり、もう一度起業について考えてみようと、読んでいます。参考になります。