裏方ほどおいしい仕事はない!

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  • プレジデント社
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  • Amazon.co.jp ・本 (199ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784833419192

感想・レビュー・書評

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  • 確かに言ってることは一理ある。
    しかしながら、現在所属している会社では通用しないルール。。。
    普通の会社なら活かせると思けど。。

  • 著者が以前書いた「サラサラの組織」も当時の悩みに答えてくれるものであったが、今回もまた苦しんでいることで、この本に出会う。つまり前から成長していない、ということ。現職はカタチがないので、この本でいうところの事務局に近い。私の周りもすっかりタコツボ化しているので、事務局力を発揮するチャンスなのだろう。自然とそれに近い動きをしていたが、この本を読んで、「あー、雑だったな」という反省。権限がなくても人を動かす方法が、読みやすく書いてあるので参考にしよう。「偉い人」より「ビジネスプロデューサー」を目指そう。

  • もっと会社の事務方のテクニック集かと 思っていましたが もっと広域な意味の みんなで楽しくなる方法論な内容でした。
    アガペーなのですね…がんばってみます…

  • 76 必要に応じて社外のリソースも使って「能力の拡大」をしてつくったアウトプットに魅力を感じる。

    83 「置石・水やり・待ち伏せ」

    88 管理的事務局は、上から言われたことをこなし、役員を喜ばせるデータを集めることを目的化する。

    89 「いい事務局」とは戦略的事務局のことである。上から言われることをやるだけではなく、自分たちの想いを持っている。それを伝播させ、組織全体を熱く、やる気のある集団に変えていく。そういう力を持った事務局は、権限に頼らず、他人に貢献する雪かき仕事を続けてきた人たちによってのみつくられる。彼らは仕方なく雑用係をやっているのでもなければ、虎の威を借りる狐たちの集団でもない。「じゃあその仕事、私がやりますよ」の一言が言える人たちなのである。

  • 野村さんは、同じ会社の人で、HAYST本の共著者の仙石さんと同じKDIなのでたまにお会いし挨拶くらいはするといった関係の人です。『サラサラの組織』を読んで気に入ったという人ならこの本も気に入るんじゃないかなと思います。

    逆に、『サラサラの組織』が嘘っぽい話だと思う人は、こちらの本はもっと嘘っぽく感じることでしょう。

    この本では、課長や部長など、肩書きを持たずとも「事務局力」さえあれば組織は変えられる。むしろ、肩書きよりも事務局力こそが大切だということを主張しています。

    また、
    事務局力は得意、不得意で測れる種類の能力ではなく、繰り返しの動作により身体が覚える「型」や「作法」のようなものだ。

    と言います。つまり誰もがリーダになれるわけではないが、誰でも事務局力の「型」と「作法」にトライし身に付けさえすれば「裏方」という立場で世界を変えることができるというのです。

    事務局力の本質は、本書にある、
    ありたい方向に人を説得して向かわせるのではなく、そちらに向かってしまうような状況をつくっておくのだ。

    という言葉に集約されるような気がしています。

    つまり「リーダ」としてリーディングしていくのではなく、「ビジネスプロデューサー」としてみんなを気持ちよく動かし成果をあげる力が事務局力なのです。

    周りを変えたい、でも、どうしたらよいかわからないという若手社員に是非読んでもらいたい一冊です。

    自分がやりたいと思っていることをチームがやりたいこと、部門がやりたいこと、会社がやりたいこと、社会がやりたいことにすることができる方法が書かれています。そしてそうなれば、自身の成長につながることでしょう。

  • 事務の仕事をしていて、仕事はまさしく裏方作業。でも裏方だからこそ大事なんだと本書は書かれてあった。「ほめられたいなら雪かき仕事をしたらいい。ただし黙々と。」ほめられる仕事ならやる人と、ほめられないけど必要な仕事ならやる人。やはり目標は後者でしょう。次の日からすぐに仕事に実践しています。

  • 事務局力って何だ!?と思ったら、みんなが楽しく働いて成果を最大限に
    しようということ。その過程で自分の評価もあがる、と。若手だから権限なくて…とよく言われるし言うこともあるが、できることもある。少し気をつけるだけで『自分がこうしたい』が実現していくことができるんじゃないか!?何もしないで愚痴言ってんじゃねぇぞ!!という視点を与えてくれる前半がハイライト。後半のテクニック(!?)にはあまり興味をひかれなかったけど、あまりにも事務的にメールしてるところとか寛容でないところとかは直していきたい。

  •  題名の「裏方」や本文にも「事務局」などが出てきて、「スタッフ向き?」と思うが、実際にはそんなことはありません。

     むしろ若手から中堅が活動フィールドを広げて、成果を出していくためにはどういうマインドで、どういうアクションをして行けば良いか?というのを提案しています。

     作者の情熱的な文章のせいもあり、肯定感が強く、やる気にもさせてくれる効果もあります。

     自分としてはこの手のは(やり方云々ももちろんありますが)結局は「自分がそのやる気を維持できるか?」だと思います。
     その点ではこういう本を時には読むというのも良いやる気の維持方法だと思います。

  • 事務局は単なる裏方ではない、人を動かし会社を変えうる創造的な仕事でありうると気づかされる。その要諦は関係者の心理プロセスにとことん配慮すること。仕事に役立てたい一冊です。

  • かなり今の自分に当てはまる一冊。

    かなりぐさっと来たね。ちょっと痛すぎます。

    組織が蛸壺化している事実もそうなんだけれども、自分も蛸壺化している。自分を守るって言葉を上手いこと遣っている。

    でも、それが短絡的すぎる考え方のような気がする。たしかにこのような状態は結構辛いんだけれども、地道にやることが大事なんじゃねぇのということに気がつかされる一冊。

    とりあえず、できることからコツコツと。西川きよし師匠も「小さなことからコツコツと」と言っているではないか。この本を読んでふとその言葉を思い出した。

    何でも一発逆転を狙いすぎていた気がする。ちょっと(だいぶ?)反省。

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著者プロフィール

株式会社フューチャーセッションズ代表取締役社長、金沢工業大学(K.I.T.)虎ノ門大学院教授、国際大学グローバル・コミュニケーション・センター(GLOCOM)主幹研究員。博士(工学)。富士ゼロックス株式会社にて事業変革ビジョンづくり、新規ナレッジサービス事業KDI立ち上げなどに従事。2012年6月、企業、行政、NPOを横断する社会イノベーションを牽引するため、株式会社フューチャーセッションズを立ち上げる。著書に『フューチャーセンターをつくろう』、『イノベーション・ファシリテーター』(いずれもプレジデント社)、監訳書に『シナリオ・プランニング』、『発想を事業化するイノベーション・ツールキット』(いずれも英治出版)などがある。

「2015年 『未来が見えなくなったとき、僕たちは何を語ればいいのだろう』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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