エルマーと16ぴきのりゅう (世界傑作童話シリーズ)

制作 : 子どもの本研究会 
  • 福音館書店
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  • Amazon.co.jp ・本 (128ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784834000498

感想・レビュー・書評

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  • 竜のピンチにエルマーが助けに行く話。

    竜にもボリスという名前があったんだ、という発見が。
    前作までは出てこなかったのに、なぜ急に?
    竜の家族が出てきて、無いわけにはいかなくなったのかな?

    またエルマーの機転で竜を狙う人間から、竜達を助ける事が出来、また砂漠の風が戻ったからしばらくは安心というハッピーエンドで良かったです。
    なんで砂漠の強風が止まってたのかな、とか謎はあるけど。

    良い人間と悪い人間と色々いるんだよという説明をしないといけないのが、なかなか世知辛いなと思いました。

  • エルマー3作寝る前の読み聞かせで読了。
    りゅうの家族を助ける新たな冒険のおはなし。
    3作のなかで、こちらは少々難しい言い回しが多いように感じ、その都度補足しながら。
    ハラハラドキドキしながら楽しめる、素晴らしい3作。大好き。

  • エルマーはりゅうの家族も助けることが出来て、やっとホッとしたことだろう。
    この冒険、なかなか大変だった。
    小さな子ども達には楽しめるかな。
    うちの孫はりゅうの人形と大変仲良しになったようだ。

  • 来年の年賀状に使う「龍」題材を探していたところ、立川で開催されていたエルマー展を見つける。エルマーの冒険は子供の頃最も好きだった本の一つだ!
    りゅう、いいね。この竜と本を持った娘素材にして作ろうと思い、本書を買い、娘にモデルの交渉をして(Myojo1冊分のギャラで話がまとまる)立川へ。

    立川へ行く間、40年ぶりにこの本を再読、そうそうエルマーがとても敵わなそうな相手に、身近な道具と知恵で立ち向かうところにワクワクしていたんだ!とあの頃の気持ちを思い出す。一番好きだったのは「エルマーとりゅう」だったかな。

  • 原題 THE DRAGON S OF BLUELAND
    1951

    for SHARLY and PEGGY

    エルマーをうちへ送った後のりゅうの事件

    小さい(かった)りゅうボリスとその家族


    姉妹の名前
    インゲボルグ
    ユースタシア
    ガートルード
    バーサ
    ミルドレッド
    ヒルデガルド

    兄弟の名前
    エミール
    ホレイショ
    コンラッド
    ジェローム
    ヴィルヘルム
    ダゴバート
    エグモント

  • 前2作と比べて、自分たちとは違う生物を排除せず、それぞれの場所で共存していこうというメッセージ性が強く伝わる1冊。
    りゅうの家族を助けるというはっきりした目的に向かってストレートに進む物語なので、いい意味でとっ散らかったというか、遊び心あるディテールいっぱいだった前2作の方がどちらかというと好き。
    でもりゅうたちが笛とラッパを吹き鳴らしながら、一斉に空に飛び立つラストは圧巻。エルマーの計画を聞いた後の、りゅうたちの「ふぐふぐ」という「りゅうわらい」も可愛くて印象的。

  • 本作でりゅうのこどもの名前がボリスであることが明かされるが、ボリスを探す人間の「あおにゅうどう」という呼び方も絶妙で忘れがたい。「わかめ町」「わかめわん」という地名の和風インパクトも忘れがたい。
    ボリスのきょうだいの名前からはハムレットを連想した名前もあったが(ガートルードとホレイショ)、たまたまだろうか。エルマーの家族が揃うシーンの絵は圧巻で、きょうだいの体の柄を見るのも楽しい。

    本作でもエルマーの几帳面な用意周到さが発揮される。
    すべて音色の異なる楽器を2種類、ふえとらっぱを16個ずつ用意するという徹底ぶり。行きには必要のなかった帰りの電車賃まで用意していて、その計画性には頭が下がる。
    今回はボリスの家族の救出のために事前に計画を立てていた上の準備だったが、『エルマーのぼうけん』で同じものを複数(虫めがねを6つ、など)用意したりしていたのも、どうぶつ島での具体的な展開を見越した上での準備だったのだろうか。準備日にはランチに一度家に戻ったりして家族に怪しまれないような行動をしているが、ここぞという日には朝(昼)帰りも辞さないエルマー。

    いたチョコ六まいとほしいちじく六はこ(むはこ!)がおいしそうで、読みながら食べたくなってしまった。

  • りゅうの名前はボリスということが三作目にして遂に判明!そしてりゅう家族を人間の魔の手から守って終了、凄いぞエルマー!!三作まとめて、ステキなお話でした、齢50目前ではありますが、遂に読めて良かったです。

  • 小学2年生の子どもに毎晩の読み聞かせで、一緒に読みました。お話は、子どもが工夫してピンチを切り開く冒険ものです。りゅうが本当に可愛らしくて、親の方がハマってしまいました。
    立川で開催されたエルマーとりゅう展にも、2人で行き、良い思い出になりました。

  • ■書名

    書名:エルマーと16ぴきのりゅう
    著者:ルース・スタイルス・ガネット (著), ルース・クリスマン・ガネット (イラスト), & 2 その他

    ■感想

    前2作はそれぞれ特徴があったけど、こちらは、そこまで特徴が無い話しかな?
    問題解決の方法も結構シンプルだし。
    導入部に時間が費やされたので、最後がかけあしになった感じが否めないかな?
    まあ、それもある大人が読んだ感想に過ぎない。
    子供が読めば楽しめる子は大勢いると思う。

    絵は相変わらず特徴的でかわいいです。
    物語的に3が必要だったのは分かるし、綺麗にまとまっているとも思います。

    こういう話だったのをすっかり忘れていたので、読んで良かったです。

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著者プロフィール

ルース・スタイルス・ガネット

「1988年 『エルマーのぼうけんセット』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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