いってらっしゃーい いってきまーす (こどものとも絵本)

著者 :
  • 福音館書店
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感想 : 21
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  • Amazon.co.jp ・本 (32ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784834001822

感想・レビュー・書評

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    保育園に通う女の子のいつもの一日を描いただけなのに、何度読んでも飽きのこない、楽しい絵本。40年前に書かれたのに全く古さを感じさせないのが不思議…。

    神沢利子・文、林明子・絵、という絵本界の大御所の黄金コンビ作品。お二人とも更に有名な作品はあるけど、これは隠れた名作だと思う。
    林明子さんの絵は、もっと時代を下ってからの精緻な作風のほうが好きだけど、この絵本には、この頃の素朴でちょっと軽いタッチの絵がぴったりはまっている。

  • 長女のお気に入りで何度も読んできた絵本。83年発刊だけあって、カレーライスを「ライスカレー」と表記していたり、描かれる街や人々の服装など、昭和の雰囲気が随所に感じられる。

    ドラマ「天皇の料理番」を見ていた時に「ライスカレー」が出てきて、昔はそう呼ぶのが主流だったんだと追体験した。

  • だいすき

  • おかあさんがお勤めでおとうさんが在宅(絵描きさん)という、30年前は斬新な設定の絵本。朝はひとあしはやくおかあさんが出勤しておとうさんが自転車で保育園に送り、夕方は仕事帰りのおかあさんがお迎えにきて、買い物しながら歩いて帰る幼いなおちゃん。自転車からみる朝の景色とあちこち寄り道しながら歩く夕方の景色の対比がおもしろく、「みぃちゃん」や「ぼくのぱんわたしのぱん」のきょうだいが町のあちこちに描きこまれていて、遊び心のある林明子さんの世界がたっぷり楽しめる。神沢利子さんのつづる保育園の一日の活動の様子やこどものとりとめのないおしゃべりなどもリアルな感じでおもしろい。

  • 私が人生でいちばんだいすきな絵本。読み過ぎてぼろぼろになっているほど。
    何気ない日常がすごく幸せなことを当たり前のように描いてくれていて、読むたびほっこり幸せになる一冊。

  • そうそう!幼稚園の送り迎えって、こんなんよねーって思わず共感。大好きな林明子さんの絵もほのぼのです。

著者プロフィール

神沢利子 1924年、福岡に生まれる。子ども時代を北海道樺太で過ごす。文化学院文学部卒業。童話作品に『ちびっこカムのぼうけん』(理論社)『くまの子ウーフ』(ポプラ社)『銀のほのおの国』『流れのほとり』(福音館書店・日本児童文芸家協会賞)『神沢利子コレクションI~V』(あかね書房・巌谷小波文芸賞)など、絵本に『たまごのあかちゃん』『おばあさんのすぷーん』『ぽとんぽとんはなんのおと』『おっとせいおんど』『いいことってどんなこと』『えぞまつ』(以上福音館書店)など多数の作品がある。東京在住。

「2022年 『てんのくぎをうちにいった はりっこ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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