魔女の宅急便〈その4〉キキの恋 (福音館創作童話シリーズ)

著者 : 角野栄子

• 福音館書店 (2004年3月10日発売)

感想・レビュー・書評

[daystarさんの感想 · 2013年6月23日]

その3に比べると印象が薄くなってしまうかもしれない。「キキの恋」というタイトルだが、恋についての話はわずか。人生について、生きることについて、死ぬことについて書かれている。最終章では、これまでのどの巻よりもキキの大きな成長が感じられる。

著者プロフィール

1935（昭和10）年、東京生まれ。早稲田大学教育学部卒業後、出版社に勤務する。25歳の時からブラジルに2年間滞在し、その体験をもとにしたノンフィクション『ルイジンニョ少年 ブラジルをたずねて』で作家デビュー。著書に『ズボン船長さんの話』『小さなおばけ』シリーズ、『魔女の宅急便』『ぼくびょうきじゃないよ』『おだんごスープ』『ラストラン』など数多くの絵本・児童文学作品がある。産経児童出版文化賞大賞、路傍の石文学賞、旺文社児童文学賞、野間児童文学賞、小学館文学賞、IBBYオナーリスト文学賞など受賞作品多数。

「2017年 『いろはにほほほ』 で使われていた紹介文から引用しています。」