ゆらゆらばしのうえで (日本傑作絵本シリーズ)

  • 福音館書店
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感想 : 55
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  • Amazon.co.jp ・本 (36ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784834006391

感想・レビュー・書評

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  • 何日も降り続いた雨がやっとやんだ日、きつねがうさぎを追いかけています。
    うさぎは、この丸太を渡れば逃げられると思い、きつねは、この丸太を渡らせなければ捕まえられると思いました。
    ところが、きつねが丸太に飛び乗った途端、丸太が大きくはずみ、土手の石が崩れ落ち、丸太は土手から離れてしまいシーソーのように揺れだしました。
    ウサギもキツネも一歩も身動きできません。
    ずーっと、ハラハラドキドキしながらお話が進みます。
    橋が傾いたり、ぐるぐるまわったりするのに合わせて、文字が書かれているのが面白く、毎晩読まされるのですが、いつも橋がぐるぐる回るところで、笑い出します。
    次々変わるきつねとうさぎの表情も良かったです。

  • 丸太の橋の両端でのきつねとウサギのやり取りが面白い。
    食うか食われるかの関係の中で二匹にめばえたもの。
    絵が少し小さいので、少人数むけかな。

  • いっぽんのつり橋の上。
    うさぎときつねの問答が始まる。
    食われてしまうのか、うさぎ。
    無事に食べることができるのか、キツネ。

    でも2匹が近づこうものなら、橋はゆらゆらとゆれて。

  • 平成23年5月6日
    3年生

    「ともだち」と二本立てで読みました

  • 絵がきれーい!!

    丸太の橋のあっちとこっちで
    きつねとうさぎが身動きとれなくなる話

    木村さんっぽいなー

  • S太朗5歳0カ月で出会った本。雨で丸太1本となってしまった橋。足場の悪いところへ、うさぎときつねが…2匹がバランスをとりながら一本の橋の上…
    このスリル感がS太朗に受けた。

  • 1匹のうさぎがきつねに追いかけられて、丸太の橋にかけこんだ。
    きつねも橋にとびのった。
    ところが、橋は土手からはずれ、2匹が動くたびにシーソーのように揺れる。
    追うに追われず、逃げるに逃げられず。
    そうこうしている内に、日が暮れて、真夜中に。
    追う側と、追われる側の二匹が、何だかんだと語り明かす。
    途中、うさぎが眠りそうになった時、きつねがうさぎを必死に起こすシーン。

    「もっと、命をたいせつにしろーーー」

    笑えるような、泣けちゃうような、そんなお話です。

  • うさぎを食べたいきつねと、食べられないよう逃げていたうさぎが、大雨で流されそうになった橋に乗り、荒れる川に落ちるか落ちないかの恐怖を、いろいろ会話をしながら2匹で乗り越え、お互いが大事な関係になってさよならするお話しです。橋の上でのやりとりや状況はスリルを感じ、子供たちはドキドキするかもしれません。最後ユーモアたっぷりの終わり方で心がポッと温かくなる絵本です。

  • 図書館のおはなし会で読んでもらった本。
    気に入ったらしく、そのままお持ち帰り。
    きむらゆういちさんの絵本って初めて読んだけど、凄く現実的だ。
    ちなみに、すべてひらがなだったので、読む練習も出来ました。

  • 6月使用。

    他に読み聞かせした学年:中2(H17年度7月使用)

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著者プロフィール

東京に生まれる。多摩美術大学卒業。造形教育の指導、テレビ幼児番組のブレーンなどを経て、現在、絵本・童話の創作、作詞、戯曲・コミックの原作、小説の執筆、講師をつとめるなど、幅広く活躍。『あらしのよるに』で、産経児童出版文化賞・講談社出版文化賞絵本賞受賞、斎田喬戯曲賞受賞。『オオカミのおうさま』で、日本絵本賞受賞。おもな作品に、「あかちゃんのあそびえほん」シリーズ、「木村裕一・しかけ絵本」シリーズ、「おはなしゲーム絵本」シリーズ、「2才からのあそびえほん」シリーズなどがある。

「2022年 『おでかけ版ごあいさつあそび+ピイちゃんパペットギフトセット』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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