- Amazon.co.jp ・本 (1ページ)
- / ISBN・EAN: 9784834010770
感想・レビュー・書評
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ユリ・シュルヴィッツといえば、「ゆき」と「よあけ」が大好きだが、「あめのひ」もあったんだ!
空の三部作とでも名付けよう。
本書は文字どおり雨降りを描いた絵本。
地上に降る雨がやがて海へと還るまでを物語っただけの本ではあるけれど、何より絵、絵に説得力がある。それだけで読者をシュルヴィッツ・ワールドにつなぎとめておくだけの力がある。
ノスタルジーをさそう絵。きっと出版当時も、この絵は読者におなじノスタルジーを感じさせたような気がしてならない。
ちなみに、本書も「ゆき」と同じく、大人たちは、雨を嫌がることで雨に排除されている。
大人がいなくなった後の雨降り空間で、ひとりの少女が、カエルが、子どもたちが、のびのび雨とたわむれる。この異空間がなんとも良い。 -
雨だれが窓を濡らす
煙る街並み
雨 雨 雨
傘をさし 人はどこに急ぐのか
雨どいを どぶを流れて
街も 野山も 雨の中
丘も草木も濡れている
かえるは池に飛び込んだ
水は山を下って 川から海へ
波はうねって渦をまく
雨 雨 ・・
雲の切れ間に虹がさす
ことりが水場に降りてきた
子どもが裸足でかけてくる
みずたまりは そらのかけら
ぴょんと とびこそう
あめ まちじゅう あめ
うえきばちの はなも
せのびしかけてる
ごらん
思わず絵に見入ってしまいました。
水の循環を教えてくれます。
世界がまるいことも!
雨に濡れた岩の表面や、光さす水たまりの描き方がとても素敵です。
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しばらく雨が続くようなので、久々に再読。
これを読むと、雨も悪くないかな、と思える( ¯꒳¯ )
私は「あめのひ」は知っていたのですが、「ゆき」があることは知りませんでした。ouiさんと逆だな〜と思って一人お...
私は「あめのひ」は知っていたのですが、「ゆき」があることは知りませんでした。ouiさんと逆だな〜と思って一人おかしくなっちゃいました^^;
「空の三部作」のネーミングが気に入りました!
「ゆうぐれ」という本もありますが、これも「空」なのかな〜( `・ω・) ウーム…
「ゆうぐれ」まであるんですか!3部作が崩れてしまった笑
とはいえさっそく図書館で探してみます。
なおなおさん...
「ゆうぐれ」まであるんですか!3部作が崩れてしまった笑
とはいえさっそく図書館で探してみます。
なおなおさんも「ゆき」、ぜひ機会があったら手にとってみてください。超おすすめです!
「ゆき」は、表紙の感じからも良さそう!調べたら利用している図書館にあるようなので読んでみま...
「ゆき」は、表紙の感じからも良さそう!調べたら利用している図書館にあるようなので読んでみますね!でも今まで気付きもしませんでした(;_;)
ouiさんには「ゆうぐれ」をご確認いただき、「空」シリーズのネーミング再検討をお願いしたいです笑