ジャリおじさん (日本傑作絵本シリーズ)

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  • 福音館書店
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感想 : 85
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  • Amazon.co.jp ・本 (28ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784834012798

感想・レビュー・書評

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  • 高校のときに買ったのを、娘と読んでます。とっておいてよかった。

    ジャリジャリ~とかドンドコトンとか、わざと変な節をつけながら読むと、娘大ウケ。興奮して眠れなくなるので注意が必要です。

    買った当時は「何故ワニはジャリおじさんと一緒に行くことになって、ゾウやたいこおじさんはただすれ違うだけなんだろう」とか真剣に考えて一人で切なくなっていました。
    最近気になるのは、「青い大きな神様」不気味すぎるだろー! てか青くて大きくてごちそうをくれるって、最初からそれは海のことだったんじゃないの? ということです。

    情熱大陸か何かのテレビ番組に出ていた大竹伸朗さんは、
    ジャリおじさんに激似でした。ヒゲはなかったけど。

  • え・・

    なにが「傑作」なのかわかんないなー
    芸術ってむずかしい

    語尾にジャリがつく鼻の先に毛がはえてるジャリおじさんが
    黄色い道を歩いて
    海につくって話

    よくわからない・・

  • 海を眺め暮らすジャリおじさんは、ある日背後に黄色い道がのびているのに気付いた。
    こうもり傘を持つジャリおじさんは、ピンクのワニと出会った。ジャムおじさんの「こんにちは」は、「ジャリジャリ」という。
    ふたりは一緒に行くことにした。

    ふたりはしっぽにタイコを下げている青い象と、タイコおじさんと会った。
    象の「こんにちは」は、「パオー」。タイコおじさんの「こんにちは」は「ドンドコトン」。タイコおじさんはタイコでしか話さない。何を言っているか知るのは難しい。

    黄色い道はオレンジの道となり、緑の道になり、ピンクに変わった。ふたりはたくさんの人に会ったけれど、どこへ続く道かは、誰も知らない。

    ふたりは夕日を眺めながら歩いた。
    ふたりはジャリおじさんの星を見ながら歩いた。
    ふたりはジャリおじさんとぶつかった。

    「このみちは どこへ いくのじゃり?」
    「このみちを ずうっと いくと、
    あおい おおきな かみさまが いるんじゃり。
    あおい かみさまは ごちそうを たくさん くれるよ」

    ジャリおじさんとピンクのワニは、朝日が昇っても黄色い道を歩き続けた。
    青い大きな神さまに会えるといいな、と思っていた。
    へとへとだったので、青い神さまの前を素通りしてしまった。

    あおい おおきな うみで、 きいろい みちは おわりました。
    あおく すきとおった うみが キラキラしています。
    チャプチャプ なみの おとが きこえます。

    ジャリおじさんと ワニは、 うみの そばに うちを たてました。
    うみからは たくさんの ごちそうが とれます。
    「そろそろ ごはんの じかんじゃり」

  • はなの あたまに ひげのある ジャリおじさんは、
    いつもいつも うみを みて くらしていました。

  • 絵も言葉も好き☆

  • ジャリジャリジャリ 
    幸せはどこにある
    ここにある
    そこにある

  • 絵が最高。

  • 大竹伸朗版『青い鳥』といったストーリーですが、大竹ワールドをストーリーで楽しめるのは嬉しい。
    深読みしようかな、という気にもなりましたが、素直になんか幸せな感じをそのまま受け止めよう。多分、本当に大事な事ってシンプルなもんですから。
    ギターを持った「あおいかみさま」が、あ〜こういうのが、神様なんかぁって思いました。

  • 強烈な絵、奇天烈な登場人物、でもお話は淡々と静か。でも人生についてのメッセージが込められている名作。と私は思っている。

  • ゆる〜〜〜い。なんでもない物語だけど世界が不思議でステキ。

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著者プロフィール

大竹伸朗(おおたけ・しんろう)
画家。1955年東京生まれ。74年~80年にかけて北海道、英国、香港に滞在。79年初作品発表。82年以降、東京、香川、広島、ソウル、ロンドン、シンガポールにて個展。瀬戸内国際芸術祭、光州ビエンナーレ、ドクメンタ、ヴェネチア・ビエンナーレ、横浜トリエンナーレ、アジア・パシフィック・トリエンナーレ、ハワイ・トリエンナーレなど国内外の企画展に参加。著書に、『既にそこにあるもの』『ネオンと絵具箱』(ちくま文庫)、『ビ』『ナニカトナニカ』(新潮社)ほか多数。2022年11月に東京国立近代美術館で回顧展を予定。

「2022年 『見えない音、聴こえない絵』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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