ペッテルとロッタのぼうけん (世界傑作絵本シリーズ―スウェーデンの絵本)

  • 福音館書店
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  • Amazon.co.jp ・本 (32ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784834017557

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  • <3人のおばさん>と一緒に暮らす、みなし児の<ペッテル>と<ロッタ>、仔犬の<プリック>と仲良しの猫<エスメラルダ>、お向かいの家の<青おじさん>たちが巻き起こす、おかしな可笑しな騒動編です。 「いい子はね、人に親切にするものだよ。心から親切にしてあげれば、意地悪な人も、とても優しい、いい人になる」と<青おじさん>に教えられた<ペッテル&ロッタ>は、人に親切にしようと出かけます。ところが帰りに道に迷ってしまい…。<3人のおばさんシリ-ズ>の第三話は、人情味あふれる古き良き時代のお話しです。

  • 良かった

  • 3人のおばさんシリーズ

    みどりおばさん、ちゃいろおばさんむらさきおばさんの家の子どもになったペッテルとロッタ。

    みどりおばさんが、ブリックを探しに行った時に見つけた、小屋にいた子猫だったエスメラルダ。彼女が子猫を産みました!
    でも、家で飼えるのは1匹だけ。2人は2匹を誰にあげようか相談します。
    あおおじさんの家のお手伝いのベアタに1匹をあげました。

    あおおじさんはこんなことを言いました。
    「いい子はね、人にしんせつにするものだよ。心からしんせつにしてあげれば、いじわるな人も、とてもやさしい、いい人になる」

    それをきいて、まえにくらしていた、せんたくおんなのクリスティンばあさんをおもいだしました。

    おばそんたちが市に出かけた日、ペッテルとロッタのぼうけんがはじまります。

    クリスティンばあさんの家にいくと、そっとこねことお菓子を置いて見守りました。
    おばあさんはこねこに聞いたこともないようなやさしい声で接してくれました。
    そこへプリックがやってきて、2人がいることがバレてしまう。
    でも、ばあさんはすっかりやさしくなり、ワッフルを焼いてくれました。
    帰り道、粉引きの馬車に乗せてもらうも、
    結局2人は歩いて家に帰ることになり、森の中で迷子になります。
    川で泳いでいるうちに、服も盗られ、裸ん坊。でも、親切な木こりのおじいさんに助けらます。

    そうです、親切な人ってこうして、あちらにもこちらにもいるのですねぇ。

    そこからなんと2人はおばさん達がでかけた市に連れていかれ、見つかってしまいます。

    でも、2人の冒険の話をきいたおじさん、おばさんは、あらためて2人を市に連れて行ってくれます。
    しんせつな木こりのおじいさんに、服も返しにいきました。

    うん、一件落着。
    ところで、エスメと子猫のムッルは、ぼうけんよりも、台所の片すみでねているのが幸せなんですって。

    かーわーいー❣️

  • 三人のおばさんシリーズ。
    辛い孤児の境遇で育ったはずなのに、ペッテルとロッタはまっすぐに育って良い子だねぇ。

  • 3人のおばさんたちとあおおじさんは市に出かけ、ペッテルとロッタはクリスティンばあさんを訪ねます。が、思いもよらぬ出来事が続き、気がつけば市のサーカスの舞台に立っていたのです…。よいおとなたちのもとで健やかに育つペッテルとロッタのものがたり。シリーズ3作目。

  • ☆世界傑作絵本シリーズ(スウェーデンの絵本)
     読んであげるなら5歳〜
     「いい子はね、人に親切にするものだよ。心から親切にしてあげれば、意地悪な人も、とても優しい、いい人になる」
     「人に親切にするときは、自慢しちゃいけない、こっそりやるものだ」
     ところどころに道徳的要素もある、ベスコフの3人のおばさんシリーズ。

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著者プロフィール

1874~1953年。スウェーデン生まれの児童文学作家・絵本作家。6人の子どもを育てながら、数多くの物語・絵本を残した。その作品は、北欧だけでなく、世界中で、何世代にもわたって愛されている。主な作品に『もりのこびとたち』『ペレのあたらしいふく』(福音館書店)、『どんぐりぼうやのぼうけん』(童話館出版)、『おひさまのたまご』『しりたがりやのちいさな魚のお話』(徳間書店)などがある。

「2021年 『ロサリンドとこじか』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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