- Amazon.co.jp ・本 (32ページ)
- / ISBN・EAN: 9784834023664
感想・レビュー・書評
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いつも面白い作品を見せてくれる「きむらゆういちさん」の作品です。
極端と言えるほどの縦長なので、読み聞かせるときは難しいです。
本を持っている手に、上のページが折れて覆い被さります。
そして、めくる手は、下からなのです。
内容とともに、造りもスリリングです。
山猫夫婦が追いかける野ねずみたち。その先に穴があるとも知らずに。
全員が落ちてしまい、さて、どうやって這い上がろうかとみんなで相談。
そして、どうやっても上手い方法は見つかりません。
「みんなで相談」というのがそもそも可笑しいでしょう?
しかも『そんなやり方だったら、ぼくらが食べられちゃうからダメ』と反対意見もちゃんと言えるのです。これは可笑しい。
最後は思わぬ天災でみんなが穴の外に出られるのですが、出られたことにも気がつかずにまだ相談しているという、終わり方。
まさか!まさか!で進んでいく、面白さがあります。
小さな子供には、どこかはじけたお話を選びたいもの。
季節感も大切ですが、こういうのが案外喜ばれるのでしょうね。
一冊目はこの本を選び、二冊目でしみじみとした他の作品を読み聞かせるというのがどうでしょう?詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
大人:
ヤマネコがのねずみを追いかけるシーンから始まる。
でもその先には、穴が・・・
落ちてしまうも、抜けです方法を考える。
でも、ヤマネコは外に出たらねずみを食べようとたくらむ。
のねずみは、外に出ても食べられない方法を考える。
互いの意見のやり取りの中、、、穴の中に水が・・・!!
3才児:
穴に落ちてしまうところのおもしろさ。
ヤマネコとのねずみの言葉のやり取りはどこまで分かっているかは不明。
でも、水の中に入る絵は、大うけでした。
あの場面の読み方次第で楽しさも倍増するかも。
何度も読むことで、理解できて、面白さの味が出る絵本。 -
穴に落ちたネコとネズミの攻防戦。
子どもは好きな絵本だけれど、読み聞かせするには絵がちょっと暗い(穴の中の話なので・・)ですね。 -
もりの中から、3びきの のねずみが にげてきます。おいかけているのは、2ひきのやまねこ。ひっしに走っていた5ひきは、その先にある、ふかーいあなに まっさかさま!やまねこは、のねずみもたべたいし、あなからも出たい。のねずみは、やまねこからにげたいし、あなからも出たい。さあ、どうするどうする!?
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文庫で息子のために借りる。
息子がすっかり
気にいってしまって、
何度も何度も
「読んで~読んで~」
とせがまれた。
とてもユニークで
楽しい絵本。
ねことねずみの絵も
GOOD! -
深い穴に落ちた、野ネズミと猫。
脱出方法をみんなで話し合う。
大雨のおかげで外へ出られるが・・・・
相変わらず、話し合いは続く。 -
深い穴の中に落ちた やまねこ夫婦とのねずみ兄妹。
さて、どうやって脱出するか・・・??
ねことねずみのやりとり(かけあい?)が面白く、一緒になって考えて、時間を過ごしてしまいます。
オチは きむらゆういちさんらしい、思わず ぷっ と吹いてしまいます。
子どもたちも聞きいってくれました。 -
大穴に落ちてしまった狙われたネズミと猫。お互いの駆け引きが面白い。
次第に猫は本来の目的を忘れ、ネズミは逃げることも忘れ、延々と話は続くのだ。 -
猫がねずみを追いかけてたら、みんなで穴の中に落ちちゃった。
みんなで穴から出る方法を考えるんだけど、ねずみが食べられないようにするために穴を出るにはどうしたらいいかなあ。。とみんなで考えるという変わった絵本。
そのうち、大雨で水がたまり、みんな外に出れるんだけど、
穴から出たことにも気づかず、みんなで喧々諤々。
その様子や表情がなんともおかしい絵本でした。 -
息子の学校の読み聞かせ用。