オニのサラリーマン (日本傑作絵本シリーズ)

著者 :
  • 福音館書店
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本棚登録 : 1252
感想 : 78
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  • Amazon.co.jp ・本 (36ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784834082005

感想・レビュー・書評

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  • 本屋で立ち読みしました。 設定が面白く、会話も関西弁で親しみやすく、オニの世界も大変だなーなんて笑いながら読みました。 途中、くもの糸が登場してきて、どう関係するのか、どういう展開になるか期待しましたが、特に何もなかったのが残念でした。

  • 月イチ絵本。
    子どもは好きそうだなあ。
    大人にはそれほど面白くは感じなかったかな。
    まあそもそも子供が読むものなのでそれでいいんですけど。
    恐ろしい鬼や地獄はかなりきちんと秩序が保たれていて、亡者たちは無法で無秩序。
    (元)人間より鬼たちのほうがマジメで働き者なのね。
    そこはまあ面白かったわ。

  • タイトルからしてもうすでに
    面白い本だろうなぁと思って読んだら
    やっぱり面白かった一冊。

    鬼のオニガワラ・ケン氏はサラリーマンで、
    この世もじごくも挨拶しっかり、ルールも守って、働く毎日

    でも、場所がじごくだからなんだかそぐわない
    そのちょっとずれた感じに笑ってしまう。
    リズムのいい関西弁がぴったりの
    楽しい絵本。

  • 2016/02/02 4年生
    2018/09/11 6年生

  • 借りた絵本
    シリーズもの

    子どもは絵が嫌なようで
    読むのを渋っていたけれど
    読んでみたら
    オニが関西弁で
    読んでいる私が楽しくて(←方言が好き)
    子どもも楽しくなってきたようだ
    地獄の種類によって
    仕事がラクとか考えたこともなかった
    たしかにそんな気ぃするわー
    なんて妙な感心をしてしまった
    あまり持っていないジャンルだったので
    とても新鮮だった!


    この絵本を読んで
    常々思っていたことをひとりごと
    スルー推奨

    現代の絵本は思考を凝らしていて
    感動よりも感心してしまう
    絵本に限らずだが
    漫画も映画もテレビ番組も
    最近は話が出尽くした感があって
    奇をてらいすぎて終わり方が微妙だったり…
    小説は全然読んでいないので
    まだまだ広がりはあるのだろうか?
    それとも
    私が昔にしがみついて
    現代の流行りに馴染まないだけか
    それは大いにあるな
    もっと柔軟にならないといけないな
    今のいろいろな分野の作家さんは
    新しいことを生み出すのが大変だろうな

  • 2019年度 5-3
    29年度 2-1 2-2
    8分

  • オニのお父さんは毎朝、混んだバスで地獄まで出勤。今日の配置は「血の池地獄」。
    楽でええなー、代わってくれよ。なんて更衣室で会話をしつつ。
    地獄の絵はなかなか迫力あり。
    話は面白いんだけど、もう少しお父さんのパリッとしたとこも見せてあげたいような。

    ネタバレですが、「蜘蛛の糸」を読んでいた方が楽しめます。

  • 絵力は以外は一切普通。

  • 男はつらいよならぬ、オニだってつらいよwサラリーマンの悲哀たっぷりなのに、ワクワクしちゃうのは地獄が舞台だから!?どのページもクスッと笑い必至。
    裏表紙のオニのお父さんに思わずお疲れ様です…って呟いてしまうなぁw
    オニガワラ家の他の家族の「オニの主婦」とか「オニの小学生」なんていう物語があったら、またおもしろいオニ社会が覗けそう。

  • 「ちのいけじごく」の絵図は真っ赤で中々パンチが効いていましたが、大人が思うほど、子どもは気にしていないのか、大はしゃぎで絵本を楽しんでいました。
    地獄というファンタジー存在、そして「サラリーマン」という「働く大人」の社会も、前者同様、子どもにとっては「知りたい未知の世界」であり、その二つの混合した世界と、
    方言っぽい文体が子どもには大人気でした。
    こんなに面白いとは思わず、手元に置いておきたい一冊です。

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著者プロフィール

1959年生まれ。1991年『クヌギ林のザワザワ荘』(あかね書房)で第24回日本児童文学者協会賞新人賞、第40回小学館文学賞を受賞、1997年「小さなスズナ姫」シリーズ(偕成社)で第15回新美南吉児童文学賞を受賞、2001年『空へつづく神話』(偕成社)で第48回産経児童出版文化賞を受賞、『盆まねき』(偕成社)により2011年第49回野間児童文芸賞、2012年第59回産経児童出版文化賞フジテレビ賞を受賞、2021年『さくらの谷』(絵・松成真理子 偕成社)で第52回講談社絵本賞を受賞。絵本に「やまんばのむすめ まゆのおはなし」シリーズ(絵・降矢なな 福音館書店)、「オニのサラリーマン」シリーズ(絵・大島妙子 福音館書店)などがある。

「2023年 『そらうみ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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