Michi (福音館の単行本)

著者 :
  • 福音館書店
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感想 : 96
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  • Amazon.co.jp ・本 (46ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784834084375

感想・レビュー・書評

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  • 道がつながり、さまざまな世界を見せてくれる、大型絵本。
    文章はなく、イラストそのものを楽しむ本。

    ランプ、楽器、蒸気機関車、サーカス、海。
    さまざまなモチーフをテーマにした街並みはユニークで、細部を眺めるのが楽しい。

    それぞれの街に暮らす人や動物、時には人魚やお化けといった存在が、生き生きと暮らしている姿も楽しい。

    イラストの細部を楽しむのは『チャレンジ ミッケ!』のよう。
    少女と犬、少年と猫という、道を旅するコンビを、町の中から探していくのは、『ウォーリーを探せ』のよう。

  • A boy meets a girl. 世界は広く、選択肢は多い。だから出会いは運命! 自分の行く道は、自分で選びましょうd(^_^)

  • まず、本の厚さにビックリ!
    そして、重さにビックリ!!
    さらに、絵の美しさにビックリ!!!

    右から開くと女の子と犬の旅が
    左から開くと男の子と猫の旅が
    それぞれ始まります。

    どのページも細部にまでこだわった独特な
    世界が広がっていて時間をかけて楽しみたい
    絵本です。

  • 少年は、こうして旅に出る。
    全く文字が無い。誰からも、何一つ語られることは無いけれど、一つの町を通り過ぎて行くたびに、少年の成長が、決して語られる事のない言葉で綴られているのが、まるで眼に見えるようだからだ。私達に見えるのは、ひたすら緻密に描き込まれた町の風景と、その中を毅然として歩む少年の姿のみ。半分まで読み進んだその先に、大きな出会いが待っている。どうしてそれが分かるのかって?
    少女は、こうして旅に出るからだ。

    …カフェでコーヒーを片手に、終日この本と過ごしたい。

  • 前後どちらから開いても、次々と現れる不思議な世界をお散歩できます。さーっと眺めても、じっくり道を辿っても楽しかったです! 言葉は要らない!

  • 【あらすじ】
    表紙をめくると、背中を向け、足を踏ん張って立つ子ども。小さな一歩を踏み出そうと決心した、その行く手には、まっ白な道が、どこまでものび、その先には、ふしぎな町の数々が、待ち受けている。彼、彼女と一緒に道をたどるようにして、ページをめくってみてください。次々に現れる、ため息のでるような色彩と繊細なタッチで描かれた町のすみずみに目をこらせば、秘められたたくさんの、そして自分だけの物語が見つかるかもしれません。

    ・‥…━━━☆・‥…━━━☆・‥…━━━☆

    細かいところまで描き込まれた小さな「道」と「街」がいくつもいくつも続いていく絵本です。にぎやかそうな街の絵とは裏腹に、文字がないためとても静かに感じます。
    私、恥ずかしながらこのjunaidaさんという作者を存じ上げていなかったのですが、過去に別の絵本も読んでいました。いずれも表紙の絵で選んだので、本能的にこの人の絵が好きなんだろうな。今は東京の立川で個展をやっているみたいですが、もしうちの近くに展覧会が来ることがあったら是非行ってみたいです。

  • 文句なしに良い本です。
    字がないのにストーリーがある。とにかくワクワクします。
    厚みのある本なので、その日の気分で開いて飾ることもできるかも!

    こういう絵が描ける人の頭の中はどうなってるのでしょうか?どこから描き始めるのかな?
    細かい絵なのでたくさん見落としていると思います。それが次見た時の発見になることでしょう。

    1ページ1ページ、どこも素敵でなかなかページをめくれません。
    描かれてる人それぞれにドラマを感じます。絵本の中で確かに生きています。

    出会えて良かった。

    • 1Q84O1さん
      せりぐまんさん♪
      junaida作品、今回は『Michi』を読まれたんですね~
      私が初めて読んだjunaida作品は『Michi』でした^_...
      せりぐまんさん♪
      junaida作品、今回は『Michi』を読まれたんですね~
      私が初めて読んだjunaida作品は『Michi』でした^_^
      文字がないからこそ楽しめる作品ですよね!
      そして、やっぱり絵が素敵です
      ヾ(。>﹏<。)ノ゙✧*。
      2023/07/07
    • せりぐまんさん
      1Q8401さん、コメントありがとうございます!
      Machiも図書館で借りました。でも、いつか買ってしまいそうです。笑
      本当、絵が素敵なんで...
      1Q8401さん、コメントありがとうございます!
      Machiも図書館で借りました。でも、いつか買ってしまいそうです。笑
      本当、絵が素敵なんですよね。
      こういう絵本が身近にあって育った子は、「あの本」…とふと思い出したり、心の片隅にずっとあるのでしょうね。羨ましい。

      じっくりと見てから返そうと思います(^-^)
      2023/07/08
    • 1Q84O1さん
      せりぐまん、こんにちは♪
      いつか買ってしまいそう、その気持ちのわかります〜^_^
      junaidaさんの本、見るとどれも欲しくなりますよね!
      ...
      せりぐまん、こんにちは♪
      いつか買ってしまいそう、その気持ちのわかります〜^_^
      junaidaさんの本、見るとどれも欲しくなりますよね!
      引き込まれます!
      貸出期間目一杯楽しんでくださいね( ̄ー ̄)ニヤリ
      2023/07/08
  • シェアスペースにて。
    最高なんですが!!

    子どもと読みたい!

  • 前から本の存在は知っていたけれど、junaidaさんの展示会で原画を見て、1つ1つ大きな絵の前に立ってみて、男の子と女の子の背中のシーンから始まって、
    あー今からこの子たちはこの扉を開けて進むんだねと。
    なんか圧倒された。
    その人にはその人の前に道があって、それが世界のすべてだと思っているし、それがその人の普通の世界なんだけど、ちょっと客観的に見ると全然他の人にとっては普通ではなくて、なんかそういうのも感じた。

    でも、単純に次から次へと変わる絵も世界観もかわいくて、引き込まれます。

  • 誰ですか??junaida先生とは??
    なんという作品ですかこれは!!

    すさまじいアート作品です☆☆

    怪物ゾーンで感じたのは『怪物園』の怪物達!?
    そしたらほんとうに、あの作品はjunaida先生の作品じゃないですか!あれも名作!!

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著者プロフィール

junaida 1978年生まれ。画家。2010年、京都・荒神口にHedgehog Books and Galleryを立ち上げる。『HOME』(サンリード)で、ボローニャ国際絵本原画展2015入選。『Michi』(福音館書店)で、第53回造本装幀コンクール・日本書籍出版協会理事長賞(児童書・絵本部門)受賞。その他の作品に、『THE ENDLESS WITH THE BEGINNINGLESS』『LAPIS・MOTION IN THE SILENCE』(ともにHedgehog Books)、宮澤賢治の世界を描いた『IHATOVO』シリーズ(サンリード)、『の』『怪物園』(以上、福音館書店)、装画・挿絵の仕事に『せなか町から、ずっと』(斉藤倫作/福音館書店)などがある。

「2021年 『街どろぼう』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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