- Amazon.co.jp ・本 (80ページ)
- / ISBN・EAN: 9784834086188
作品紹介・あらすじ
お料理好きのれおくんが、ある日、包丁で煮物用のれんこんを切ったら、あらびっくり! 輪切りのれんこんが「れんこちゃんよ」と話し出し、キッチンを飛び出しました。煮物になりたくないれんこちゃんは、タイヤや、ボタン、マンホールのふたになろうとしますが、しっくりきません。なぜ、れんこんの煮物以外になりたいのでしょうか? れんこちゃんとれおくんの、奇想天外な自分探しの旅。楽しい挿絵がたっぷりはいったおいしそうなお話です。
感想・レビュー・書評
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「このれんこん、かおがあるよ」
「ああ。そういうれんこんも、あるよな」
あるの?!!!
このれんこん、おしゃべりするし、れんこちゃんって名前もあります。にものになるのがいやで、ネバコロネバコロ家を飛び出しました。
でもね、れんこちゃんが他のものになりたかった理由は…。
〇サクサク選手権の1位は誰か気になる。
〇形探ししても楽しそう。
〇恋のお話のようでした。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
小3男子、料理をしたくなったらしい。
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れおくんがお気にいりのほうちょうをれんこんにあてて
スットン
きれたまないたの上のれんこんと目があいました
「こんにちは。れんこちゃんよ」
にものになるのがいやなれんこちゃん
ころころころころ
キッチンのそとにころがっていってしまいました
「わたし、じてんしゃのタイヤになりたい」
「ボタンになるのが、だんぜんいいわ」……
なりたいなにかをさがしてぼうけんするれんこちゃん
さいごのさいごに見つかったなりたいものは……
《野間児童文芸賞受賞作家による、
奇想天外で、おいしそうな
幼年向け読み物。》──帯の紹介文
『ぼくの、ミギ』『しかくいまち』でYA、児童書から絵本に新境地を開いた戸森しる子が初めて書いた幼年童話、2021年6月刊
「なぁんだ。わたしはわたしのままで、よかったのね!」
著者10冊目の単行本はれんこん版『ぼくを探しに』
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『ぼくたちのリアル』で第56回講談社児童文学新人賞(2015年)を受賞しデビュー、同作で第46回児童文芸新人賞(2017年)、第64回産経児童出版文化賞フジテレビ賞(2017年)を受賞
『ゆかいな床井くん』では第57回野間児童文芸賞(2019年)を受賞
2021年度使用開始の中学2年国語教科書(三省堂版)には短編小説「セミロングホームルーム」が採用 -
れんこちゃんにも煮物になりたくない理由があるんですよね。解決して良かった〜
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お父さんのお料理を手伝っていたれおくん。れんこんを輪切りに切ったら、れんこんと目が合いました!れんこんは、れんこちゃんだと名のったあとに、煮物になるのは嫌だと言って逃げ出しました。
れんこちゃんは転がりながら、車のタイヤになったり一輪車になったりして、どんどん逃げて、れおくんは追いかけます。 -
れおくんのおとうさんは料理が得意。
誕生日に自分の包丁を買ってもらったれおくんがれんこんを切るとれんこんと目が合って「こんにちは。れんこちゃんよ」としゃべったのです!
意外な展開とちょっとジーンとくるラスト。
好き嫌いのある子にオススメしたい。 -
はんぶんレモンの、れもこんちゃん♪がかわいい!w
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れおくんがれんこんをスットンと切ったら、
輪切りれんこんのれんこちゃんが、
「煮物はいや」とコロコロ逃げ出してしまった。