聖ロザリンド (ホーム社漫画文庫)

  • ホーム社 (2001年9月18日発売)
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本棚登録 : 55
感想 : 13
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (376ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784834272239

感想・レビュー・書評

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  • 母の強い熱弁を受けて読んでみました。物語に登場するだけで死亡フラグで、しかもしっかり回収していくという・・少女漫画と毒のある話って本当にベストマッチ。

  • 昔読んでトラウマになった漫画。
    改めて読むと親子の情愛をきめ細やかに描いていて、意外だった。
    殺人描写は今読んでも衝撃的。

  •  もう死亡フラグしかない!
     とにかく主人公ロザリンドと話をした時点でほぼ死亡確定ってどんだけ鬼畜ゲーですか。(ゲームじゃないけれど)
     自分が悪いとは思っておらず、ただただ無邪気に自分のためだけに生きていく。勿論ロザリンドが悪い部分もあるのだけれども、ロザリンド本人は自分が第一なものだから、どうして怒るのか、どうして怯えるのか、まったくもって理解できないのである。
     あくまで相手のためを思って、というのがロザリンドの言であり、ただそれはよく考えれば決してそうではないのにロザリンドはかたくなに認めようとしない。
     そうしてラストは死んだのだか死んでいないのだか。

  • 有名だけど手に取る機会のなかった作品を、
    レンタル版デジタルコミックで読みました。
    罪悪感を持たない、
    徹底して無邪気な少女が繰り広げる殺人劇。
    本人は善意のつもり(?)らしいので始末に負えない……。
    年端のいかない子供の犯罪を扱った作品ということで、
    一読して、もしやインスパイア元は
    メアリー・ベル事件なんだろうかと想像した。
    ちなみにタイトルの読みは「セイント・ロザリンド」。

  • 無垢な子供程残酷なものはない。救いがなさすぎる。

  • 子供の殺人鬼というと、この漫画を思い出す。
    大昔読んで、単行本も買ったと思うけど手放して。しばらくしてまた読んで。久々にまた読みたくなったという…記憶に残ってた印象より、もっとよかった。そして恐かったわー。「面白い、でもありえへん」と思ってたけど、映画を見たような読後感。殺し方のえげつなさがショッキングなのが際立つけど、エロチックな雰囲気と切ない親心が泣けます。

  • 幼い少女が起こす残酷な殺人。
    しかし、動機は子供ならではの小さな親切心から。
    無垢で無邪気が故に、残酷に見えてしまう…。

    読み終わった後に、何ともいえない悲しさが残る。

  • 昔 子どものころ読んでた漫画。
    とっても怖くて気持ち悪くておっかない思いをしたのを
    思い出しちゃいました。

    でも
    ホラー物好きなので
    再び古本でゲットしちゃいました 汗
    わたなべまさこさん いいわー

  • 昔の少女漫画。
    一見天使のようにかわいらしい少女ロザリンドが無邪気に次々と殺人を重ねていく漫画。
    おそらく今の漫画では描けないであろうグロ描写もあるかと。

  • 小さな子供が、悪いことだと知らずに次々殺人を繰り返していく。
    こういうテーマに関心を持って、一時期よく読んでいました。
    この本は古本屋で初版?が4000円くらいで売られていて、読みたいけどちょっと無理!と思っていたら、普通に復刻版のような形で出されていると知り、すぐに買って読みました。
    もちろん面白かったですし、最近の漫画には無い人間の哀しさみたいなのが描かれていたと思います。

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著者プロフィール

1929年生まれ。52年「小公子」でデビュー、女性マンガ家の草分けとして活躍、現在も執筆を続ける。代表作に「ガラスの城」「聖ロザリンド」「金瓶梅」ほか。06年、女性マンガ家として初の旭日小綬章を受勲。

「2018年 『わたなべまさこ名作セレクション』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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