エースをねらえ! 9 (ホーム社漫画文庫)

著者 : 山本鈴美香

• ホーム社 (2002年10月18日発売)

感想・レビュー・書評

[ikki1982さんの感想 · 2020年3月22日]

岡から神谷への継承も一つの大きなテーマになってきました。そして、また一つ明らかになった宗方のエピソードが胸を打ちます。
自分とは違う障がいを持った子どもから「自分がいかに恵まれているか」を知った、選手時代の宗方は、以後、相手ではなく己と戦うようになったという話でした。
障がいに限らず、自分と違う境遇の人と触れることで自分の意識を変えさせることは現実にあることだなぁと改めて認識させられました。

[潔さんの感想 · 2023年3月9日]

限界領域児童って…！？
最近のコンプラでは表現が違うのかなぁ(^^;

[kinomikanさんの感想 · 2012年11月13日]

ひろみ復活！そして神谷くんへの宗方仁魂のバトンリレー…終わっていく、続いていく…淋しさを感じてきました。宗方&桂コーチの昔のエピソードもちょこちょこと。

[ＭＰさんの感想 · 2012年9月17日]

それまでの岡ひろみの成長から、ひろみに影響を受けた人々の、それぞれの歩みへと物語がシフトしていく第9巻。今までひろみに感情移入をして読んでいたら、彼女がどんどん遠い存在になっていくようで、少し寂しさをおぼえてしまうかもしれません。この巻では、神谷裕介がもうひとりの主人公と呼べる存在になっています。与えられた試練を乗り越えていったひろみと違い、己の過去と決別しようともがく神谷。一口に成長を描くといっても、色々なパターンがありますよね。さて、今回のお蝶夫人の一言「天才は無心なのです」

[泰河さんの感想 · 2012年8月19日]

いつかお蝶婦人とひろみがダブルスを組んで世界に羽ばたくのだと思っていただけにお蝶夫人の言葉は重かった。
それに加えて先輩方の自分たちが踏み台になれて良かったという言葉、選ばれたのは自分ではなく悔しいだろうにそれよりも喜びが勝る、たくさんの人に支えられ愛されているひろみはいい人に囲まれていると思えた。