ダルタニャン物語5

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  • Amazon.co.jp ・本 (278ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784835440088

作品紹介・あらすじ

四銃士の捨て身の救出劇もかいなく処刑される英国王。復讐鬼モードントと死闘の末やっと帰還した銃士を待ち受けるマザランの罠。第二部完。

感想・レビュー・書評

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  • ダルタニャン物語の第二部『二十年後』の最終巻です。
    イギリスの清教徒革命とフランスのフロンドの乱が終わり、それぞれに関わっていたダルタニャンたちも再び自分たちの生活に戻っていきます。
    公的な事件と私的な事件がバランスよく散りばめられていて、どんどんページをめくりたくなるお話だったよ。
    わくわく楽しめるお話でした。

  • …まさかロシュフォールが死ぬなんて…
    吃驚したので、三銃士読み返してくる!

  • フランスとイギリス、二つの国での大きな出来事の中で銃士達がそれぞれ活躍している話。
    なんだか久しぶりに4人が揃ったような気がしてそれが一番嬉しかったり。やっぱり全員でひとつのことに向かっている時が一番ワクワクするなあ。
    これだけの歴史を上手に描けるスケールがすごい。

  • ダルタニアンの物語第2部の最終巻。清教徒革命とフロンドの乱を舞台に4人の銃士たちが活躍する。史実と虚構を巧みに絡み合わせて、チャールズ1世の処刑からのちのルイ14世のパリ帰還までを描くデュマの筆致はさすがとしか言いようがない。
    最後の最後にきちっと伏線を回収しているところもさすが。

  • 「二十年後」編、最終巻です。手持ちの講談社文庫には、新品で買ったときの帯がそのままついており、惹句が「NHKテレビ アニメ三銃士放送中」。「あー、この帯がついたときよりちょっと前に、1巻を読みだしたんだよな…」と思い出しモードにも(笑)。

    この巻は、「三銃士」編よりも、三銃士+ダルタニャン=四銃士の巻き込まれる出来事が大きくて劇的なので、四銃士の動きよりもそちらに目が向きます。清教徒革命のクライマックスなどは、ほかの本でも読んだ記憶がありますが、この作品での劇的さは虚実とりまぜて別格のような。「覚えておれ(リメンバー)」の台詞が、抑えたトーンであってもちょっと怖かった~。

    復讐鬼となった人物や、英仏騒乱の顛末がドラマチック。しかもそれをめぐる四銃士の、剣と知恵を駆使した立ち回りが「三銃士」編よりも重みを持ってきます。ダルタニャンと仏太后の駆け引きは昔のこともありつつ、今の立場もふまえて結構ハードに描かれていて、しかも太后の権力者っぷりが堂に入ったもので、迫力があるなぁ…と読みなおして思いました。

    この巻も「三銃士」編のラストと同じく、イッキにずざざっと片づけてしまうところがあって、まぁそこは活劇なんですけど(笑)、最後は「あのヒト、ここで出てくるんだ!」や「これからどうなるの?」と、決着あり、余韻ありでピシッとまとめてくるところはさすがだなぁと思います。やっぱり、ツボを突いてくるねぇ!

  • 2009年10月19日読了。最後にあの人が出てくるのがびっくりした!ちょっとカワイソウ。

  •  イギリスから脱出できるのかどうか、モードントの魔の手から逃れられるのか、ハラハラさせられました。フランスに帰ってからも、ただではすまないので、引きつけられます。

     派閥の話や、登場人物の立ち位置など、歴史背景を知っていればよりおもしろく読めたろうと思いました。私は知らないので、よくわからなかった部分もありました。

  • 2010/05/25 善悪も忠義も罪も基準が違うみたいなのだが、結局うまく立ち回って出世もしましたということらしい。

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