- Amazon.co.jp ・本 (248ページ)
- / ISBN・EAN: 9784837916710
感想・レビュー・書評
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20210311 斜め読み
☆2.6評価で四捨五入☆3つ評価
覚書
第Ⅰ部 考える力をつけるための第一歩
一章 今日1日から始める知的生活術
二章 新聞から何をどう読みとっていくか
三章 量の読書と質の読書
四章 いい問いかけの条件
五章 メモの作法と方法
六章 鍵のタバとしての辞書と索引
第Ⅱ部 考える力と表現する力を磨く方法
七章 考えるきっかけをどうつかむか
八章 書くことは考えること
九章 ワープロ・パソコンで出来る事出来ない事
十章 情報を生かすための考え方
十一章 議論の方法-論理的な考え方、話し方とは?
第Ⅲ部 発想の豊かさはここから生まれる!
十二章 オリジナルなものを生み出す力
十三章 好奇心の領域を広げてゆく法
十四章 遊び上手は仕事上手
A新聞記者出身で社会部デスクを経て論説委員を
されている御方である。
Aは気に食わないが記者の文章力に興味があって
斜め読みした。
1997年の出版本なのでワープロといふワードが。。
そういえば、
宮部みゆきさんはワープロ派で同じ機種を4台ストック
されていた話を某作家さんから聞いた事があったが、
今はPCを原稿用紙のフォームにして愛用中だそう。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
新聞会社に勤めた著者の経験から考え方を養う方法について述べられています。文章からは著者が非常に多くの知識を備えていることが窺える一方で、タイトルで「考える力をつける」の定義されている割には、「書く力をつける」に内容が寄っているように感じられました(もちろん書くことが考えることにつながることは踏まえていますし、そのことについても論じられていますが)。また書かれたのが数十年前であるので、現代では少し通用しにくい箇所も多少あるように感じられました。
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"日頃から、考えることを習慣づけるため、どんなことに意識を向ければよいのかを語った本。時間管理、情報入手の習慣、新聞・本の読み方などが語られている。
若人に向けた語り口。" -
参考になった。
少々古い。本の題から少し離れている印象。
但し、内容は悪くない。
ストローの穴から天井を覗く。 -
本から
・新聞用紙は、縦方向、つまり活字が並んでいる方向に
繊維も並んでいる。だから、縦方向にピーッと裂く。
・人間は教えたい動物なのである。そのためには質問を
具体的に設定することだ。そう努めることによって、
質問者であるわたしたちは、思考を広げ、具体化して
くれる資料のほうに向かっておのずと出発していくことになる。
俳聖・松尾芭蕉がいっているではないか。松のことは松に
きけ、竹のことは竹にきけ、と。「探す」とは「問う」ことなのである。
・「三」というのはいかにも整理されている感じで、なるほどと
思わせる力がある。実際は、四つも五つもあるのだが、
答えを印象づけるには、なんといっても「三つ」なのである。
・スケッチによる全体像を残しておいたおかげで、あれから
十五年たった今も・・・(略)。
・『新漢英辞典』(研究社)
・辞典は「知」そのものの「総索引」なのである。
・「同質性」を知って得るのはただの「安心」だが、「異質性」を
知って得るものは「知」の楽しみである。
・観察を妨げるものこそ、紋切り型の「考え方」、「物の見方」、
「言葉」だ。
・「書くように考えるべきだ」と、私は説いた。ならばいう。
「なぜ?」という問いこそ、人に考えることをさせ、先へ
先へと考えつづけてゆくエネルギーなのだと。
・「夏もおでんですよ。うちjは、おでん屋ですから」
・「考え方」とは、自らに「なぜ?」と問いかけながら深さを
獲得してゆく方法ではなかったのか。多くを考えて、
多くを捨てる。「考え方」とは、問いかけによる「削り方」
なのである。
・文章を書くうえでの「最良の教師」とは?
自分で自分に「制約」を課せばいい。四百字、一時間、
というふうに。
最良の本はやはり本。(略)たくさん読むことこそが、
たくさん捨てることに連なってゆくはずである。
・丸谷才一さんの『文章読本』(中公文庫)
「人は好んで才能を云々したがるけれど、個人の才能とは
実のところ伝統を学ぶ学び方の才能にほかならない。」
・わたしたちは、大量の情報の中に生きている。そこから、
ほんとうの意味で生かすべき情報を選び出して活用する
ことは、実は人生の選択の問題にもかかわっているのである。
・情報は「情報」という名札をつけて、そこらに転がっている
ものではない。人間が、その気にならない限り、「情報」という
ようなものはない。
・人の命にかかわるような情報も、人の命に関係する立場に
ある人が、命の問題に人間として誠実に立ち向かおうとする
ことによって、はじめて「情報」として存在することになり、
生きてくるのである。
・「情報」の生かし方とは、人生の選択であり、判断であり、
決定であり、そして勇気である。
・ビジネスマンのための十か条
①社会や組織の中に生じる毒ガスを鋭敏にかぎとるように
努める。
②想像力の大切さを自覚しよう。
③自分自身を笑える人でありたい。
④組織から抜け出して、たの組織を観察せよ。
⑤マナーの人であれ。
⑥自腹を切って遊べ。
⑦詩を読む人であれ。
⑧歴史を学ぶ人でありたい。
⑨ユーモア精神こそ、人間の精神で最も大切なものの1つ。
⑩現状の認識についてはやや悲観的に。しかし、未来と
将来の展望については楽観的に。
・「論理的」という言葉には、どこか肩をいからせ、目をつりあげ
たような気配があるけれど、「筋道」には、語り合いながら
森の中の道を歩いてゆくような風情がある。
・人は好んで「論理」ということを口にするけれど、早い話が、
それは「直感」を筋道立てて説明することに過ぎないのでは
あるまいか。
・感動こそ、論理の源。
・辞書を読め。
・「オリジナルとは、一%のひらめきと九九%の伝統を学ぶ
努力である」
・「書く」ことのすべては「読む」ことにはじまるのだ。
・自分自身に対する、「なぜ?」という問いかけの中にこそ、
あなたが存在する
・思いもよらない潜在能力を引き出す「遊び」の力
・人はみな、自分の美術館・博物館を持つべし
・「勇気のない人は、遊ぶべからず」
「知性は、仕事よりもむしろ遊びに宿る」
「遊び上手は、仕事上手」
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「考える力」とは、ものごとの細部にわたって、積極的に意識して行動する力なのだろう。
「いい問いは答えより大事だ」
質問はすべて具体的にせよ
・「書くこと」は「考えること」
書くように考える
①観察を大切にすること
②「なぜ?」という自問自答を繰り返すことだ。
「なぜ?」と問い続けることによって、枝葉末節は整理されて、その底から、「考え」の本質ともいうべきものが、ゆっくりと姿を見せてくる。
「考え方」とは、自らに「なぜ?」と問いかけながら深さを会得してゆく方法ではなかったのか。 -
私に本を読むきっかけをくれた人からもらった本