できる人の「会計思考」入門

著者 :
  • 三笠書房
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感想 : 7
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  • Amazon.co.jp ・本 (206ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784837923442

感想・レビュー・書評

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  • 1.自分に足りない思考や視点を補うために読みました。

    2.経済の取引にはBSの増減と増減しないものの中身が変わっているという3パターンに分けられます。本書では、各取引がどのような影響を会社に与えるのかを述べています。また、日経新聞に書かれている金融の面についても触れているため、少し堅苦しい感じの本になって今いますが、しっかりと理解できる内容となっていますす。

    3.ミドルな視点、(業界や地域がどうなっているのか)については深く考えてこなかったためそこだけが自分の弱点でした。ミドルな視点は著者が曰く、想像力をは宝せるのに最も良い材料となります。
    先ほど読んだマジ読み投資術に加え、関連性と変化を察知することを重点的に今年を過ごしていきたいと思いました。

  • 日常生活で起きている出来事を会計的に捉えるための
    考え方が記載されている。

    資産が増加し、負債・持ち分が増加する第一文型、
    負債・持ち分が減少し資産が減少する第二文型、
    資産が減少・増加し持ち分・負債が減少・増加する第三文型などわかりやすい考え方。

    経済のニュースをミクロミドルマクロにわけて日々自分の知識の貯金を作ること。

  • 「会計思考」と書いてあるように、財務会計、管理会計の基礎知識などをつけることが目的と考えることなく、会計的なモノの見方を身に着けることで、新聞記事などを会計的な問題として捉えられることを目的としている。

    内容は1章で会計の公式を3つ(資産が増える、資産が減る、現金を払って設備を購入した)にわけ、どのようなことを例題で考える。
     2章ではニュースを会計的に考えるヒントのような事例集をまとめ、3章では、ニュースを会計と経済にわけて、経済ニュースをマクロ・ミドル・ミクロに分けることを解説し、4章では会計ニュースについて解説している。会計の3表についても解説はしている。

    今までニュースを感覚で読んでいた人には、新たな視点が出てくると思うが、既に経済学や会計をある程度知っている人にとっては確認する本になると思う。

  • 著者は大学卒業後にセンチュリー監査法人を経て、現在、合資会社柴山会計ソリューション・柴山ソリューションズ㈱、柴山政行公認会計士・税理士事務所を経営。経営コンサルティング・税務・監査の各種業務に従事しながら、実務につながる実践的な会計教育をかかげ、資格専門学校等で会計学及び実務簿記等を教えている。

    著書に、「儲かる会社に変わるバランスシート革命」「Google経済学」「グーグル会計学」「一目で見抜く!財務諸表読解法」等多数。

    会計的な視点や考え方=会計思考を
    新聞やテレビ等の記事やニュースを題材に紹介している。

    日々の会計情報や経済情報というのは、たった「3つのパターン」で理解できると説明している。
    ①資産が増え、(そして)負債or持分が増えた
    ②負債or持分が減り、(そして)資産が減った
    ③資産、負債、持分に変動はないが、資産の内容に変化がある。

    上記の会計思考を身につけると次のような効果が期待できる。
    ①経済の仕組みがよくわかる
    ②世の中のお金の裏の動きが見えてくる
    ③ビジネスに重要な「数字力」「経営感覚」が身につく
    ④世の中に対して自分の意見を語れるようになる

    構成は上記の3つのパターンを基本として以下の4章から成っている。
    ①頭の中にバランスシートをつくる
    ②会計的に考えると、世の中はこんなに面白い
    ③時事問題を極上の経済ドラマに変える
    ④こんなにすごい!会計思考

    冒頭から簡単ではあるものの簿記の知識が必要な説明から入っている。なかなか簿記関係の説明を最初に入れると敷居が高くなりそうにも感じるが、そこは簿記をユニークな手法で教え続けている著者。

    様々な工夫によりその簿記知識の説明もサラリと面白く読むことができる。最初のその簿記知識の説明をいれたことも読み進めていくにつれてその説明の重要性も認識。

    考え方としては細切れでは自分の中には少しはあるもののその知識を使ってどのようにニュースと向き合っていくのかという、ニュースを単なる事実として捉えただけでは終わらない柴山流の活用術が魅力的。ニュース記事も単独ではなくそれは過去からつながってきており、そして未来にもそれはつながっている。

    たしかに、紹介されている考えを身につけることによって、楽しく新聞を読むことができるというのもあながち間違っていない。

    お恥ずかしいところ、私は新聞をほとんど読まない。読まなくて困ったこともなかったが本書やいろいろな新聞を読む技術等の本を読む度にそのおもしろさがとても気になる。

    今は困っていなくても、新しい世界を知る。新しい視点を得るという点では新聞は非常に大切であるということも本書を通して再度確認できた。時間をとって自分なりの新聞の読み方を考えてみようと思う。

  • ぶっちゃけ簿記やってる人は観ないで良し^^
    だけど、結構面白くて読みやすい。簿記の知識がない人にとっては凄く良いと思われ。

  • 会計の最優先課題は利益を正しく計算すること。
    1日1個の新しい知識の吸収。

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著者プロフィール

 公認会計士・税理士
柴山会計ラーニング株式会社代表・柴山政行公認会計士税理士事務所所長
1992年 公認会計士2次試験に合格し、大手監査法人に入所
1998年 柴山政行公認会計士事務所を開設
2004年 合資会社柴山会計ソリューションを設立
2007年 柴山ソリューションズ株式会社を設立
2012年 柴山会計ラーニング株式会社を設立
2018年 税理士向けの経営塾であるコーチ型コンサルタント養成塾を開講
2021年現在で、約100名の税理士が受講している。
公認会計士・税理士としての業務のほか、経営者や税理士向けにコンサルティング指導、メルマガ・インターネットを中心とした簿記・会計教材の製作、会計関連の講演やセミナーなど、多岐にわたって精力的に行っている。
【著書】
『Google 経済学』(フォレスト出版)
『いちばんわかりやすいはじめての簿記入門』(成美堂出版)
『日本一やさしい「決算書」の読み方』(プレジデント社)、他

「2022年 『税理士が経営参謀になる極意』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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