- Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
- / ISBN・EAN: 9784837936008
作品紹介・あらすじ
作家の響呼は、異界の住人が見える左目を持ちながら、その力と、それゆえに見える世界を否定して生きてきた。だが、住まいの古アパートが崩壊し呆然としていた響呼は、その傍らで泣く猫の耳としっぽのある少女と出会う。倒れてしまった少女を連れ、今はアパートとなっているというクラシックホテル「竜宮ホテル」で世話になるが、そこは、美しくもどこか不思議な場所で…。
感想・レビュー・書評
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「公共の交通機関で読んでは」
村山早紀+遠田志帆だから、読もうと思っているのですが、通勤時に読めない内容だと、ますます後回しになるなぁ、、、「公共の交通機関で読んでは」
村山早紀+遠田志帆だから、読もうと思っているのですが、通勤時に読めない内容だと、ますます後回しになるなぁ、、、2013/01/24
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まさかティーンズ文庫のコーナーにあるとは思わず、本屋で探し回ってしまいました!ううぅ、泣けました!よかった。ひなぎくちゃんが、可愛くて、こんな妹欲しい!愛理さんとの話もよかった。お父さんのエピソードはいうまでもありません。目頭がこう、キューっときます。寅彦さんとのロマンスがあったらいいのになぁ。読んでみたいなぁ。あぁ、もっと風早シリーズ読みたーい!
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人ならぬ登場人物も含めて、誰もがとっても可愛らしい。そして、否定的な考えから肯定的に、諦めから希望へと変わっていくのが微笑ましい。
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一人で暮らしている作家の水守響呼は、もって生まれた「ちから」のために、ひとに近づくことができない。なにもかもが「不幸」だと思っていたのだが、ある人と出会って、その方向が変わってくる……?「風早の街シリーズ」の一冊(といっても、舞台が一緒なだけなのできにせず読んでおくんなまし)。
少女小説というよりは、大人の女性向けの現代のおとぎ話といった感触でした。いつもの村山早紀さんだ。響呼さんの置かれた境遇は、貧しくはないけれどとても孤独。(それであっても、大家さんとか、彼女を好きでいる人はいたと思うけど)彼女の視点が変わることによって、それが少しずつ変わった角度から見えていく物語なんだろうなあ。紺野キタさんが好きな人は好きだろうと思います。 -
お伽噺のような血筋に生まれた二十代の女性小説家のお話、というか、彼女が見つけた居場所のお話?
焦点が絞れてないのでなんとも言えませんが、とにかく可愛くて、可愛い話。
徳間文庫に移るようなのでそちらでどうなるのか気になります。 -
優しい気持ちになれます。
村山早紀作品には間違いなく癒されますな。 -
読書感がいいね。終わるのが名残惜しいくらいの物足りなさ。ふわふわ不思議ワールド。ひらがなが多くてちょっと読みづらかった!
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人に幸せをわけて暮らしている主人公は、ある時
アパートが崩壊してしまい、住まいに困ってしまった。
そして出会った、自称運がいい他の編集者さん。
アパート崩壊の時に拾った、猫娘。
住む所と紹介された所のオーナーは、憧れの作家。
建物内ですれ違った学生は…『遠い所』の人。
視点は主人公で固定されてますし
読みにくいという事もなく。
ちょっと不思議ですが、流れるように話は進むので
不思議度が増すくらい?
ただ、登場人物のエピソード盛りだくさんなので
寄り道たくさん、です。
最後の選択をするために必要ですし
主人公がほぼ動かないので、動くよう
働きかけてくれる人達が必要なので違和感はなし。
人生、日々後悔せぬよう生きていかねばなりません。