「腸の力」であなたは変わる: 一生病気にならない、脳と体が強くなる食事法 (単行本)

  • 三笠書房
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  • Amazon.co.jp ・本 (368ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784837957638

作品紹介・あらすじ

ベストセラー『「いつものパン」があなたを殺す』第2弾!

パン、パスタ、シリアル……
私たちの食生活のすみずみにまで潜むグルテンや糖質。

著者のパールマター博士は、それらの成分が、
脳と神経系にもたらす恐ろしい弊害を解き明かし、
前著で、まったく新しいガイドラインを示した。

さらに今回、博士が切り込むのは、「腸」である。

現代人が日常的にとっている食べ物や薬が、
腸内の環境を破壊し、
やがて脳と体全体にまでおよぼす悪影響を
豊富なデータと事例で明らかにしていく。

◎「腸内フローラ」があなたの人生を左右している――その理由
◎なぜ、これほどアルツハイマー病が急増しているのか
◎「かぜを引いたら抗生物質で治す」は危険!
◎「カロリーゼロ食品」の謎
◎効果を実感!7日間で、脳が生まれ変わる食事プログラム …etc.

感想・レビュー・書評

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  • 腸がいかに大事で、脳と身体に直結していると。全ての病は“腸”から発生していて、腸が健康になると、病気がそれも脳に関係する病まで直してしまうと・・・。
    胃がんで胃を全摘してしまった私とすれば、少しでも腸の負担を減らしてやらなければとおもいます。
    でも、辛いのは、炭水化物と糖質を控えなさいと、朝はクルミトーストのみ、昼は麺類一杯、夜はごはん控えめおかずたっぷり、アルコール類もほぼ無しの食生活しているので、ここからパンと麺を引くと、朝昼は何も残らない。
    ましてや、「プロバイオティクス浣腸」や徹底した食事法、これは到底無理ですな、今私が実行しているのは暴飲暴食をしない、過剰な油もんの摂取、腹七分目の実行ですな。
    まあ、無理なものは欲しくないし、身体が自然とウケつけないようになってますな。

    でも、食べることって、ほんと大事なことですな。

  • 腸内フローラと細菌につてまた新たな学びができた!

  • とてつもなく勉強になりました!
    腸がどれほど大事なのか、そしてどれほど軽視されてきたのか。
    食生活を改善しようと思っても、朝はパン、昼は少しサラダ、夜は一杯くらいのビールならと晩酌、そのルーティンとなっている。
    ただ、その生活では腸内環境は良くならないし、引いてはメンタル面にも影響が出てしまいますよっと。
    子供のADHDは炎症と食事が原因の可能性があるとかなんとも。実際にADHDの子がいるとその子の性格だと思ってしまうが、それが無意識に与えている食事のせいというのが本当ならやるせない。
    とにかく抗酸化・腸に効く食事を進めていくしかない。抗生物質はとったらあかん。
    自閉症の子供もも便秘の子が多いとかなんとも。自閉症の子はクロストリジウム属菌を多く持ち、炭水化物や精製糖(これらの細菌の餌になる)を好む!えーこわw大人でもお菓子とか好きな人は細菌に操られているってことやないかい。ひーこわいこわい。

    とにかく発酵食品とか健康的な食生活を心がけて、腸内環境を良くすれば、身体的・精神的両面が健康になりますよって。

  • 腸の働きを良くすると、脳の働きも良くなり、アルツハイマーや精神疾患なども予防できるという本かな。


    腸の働きを良くするには…
    ・帝王切開ではなく、自然分娩で出産。
    ・母乳で育てる。
    ・抗生物質はとらない。

    ADHD(注意欠如・多動性障害)と診断される子ども達は、帝王切開、人工乳、抗生物質の場合が多い。
    ただ、食事療法で改善される可能性も高い。
    ADHDの治療に、薬物治療が行われているが、副作用が多いし、治療効果もほとんど解明されていない。
    幼児が、ADHDと診断されて、薬漬けになっているのを危惧している。

    ADHDは単に、グルテンや病んだ腸内のフローラの悪いはたらきをきっかけに、炎症がひどくなった結果なのだ。
    とも。

    妊娠中や子どもが1歳くらいから抗生物質を投薬しすぎて、腸の細菌を殺してしまい、自閉症の症状を現わす子がいる。糞便微生物移植によって、自閉症の症状がかなり改善された事例も紹介されている。

    自閉症の子が、炭水化物や精製糖を欲しがる。そのメカニズムを説明していますが、難しいです。
    でも、精製糖が腸内環境を悪化させて、精神を不安定にさせている可能性もあるのかな。
    甘いものが、良くないのですね。本当に、心配。イライラした時は、甘いもの!とか、大丈夫?と思う。

  • 副題に「一生病気にならない、脳と体が強くなる食事法」とあるが、具体的な食事法については最後の方に触れられているだけである。
    半分以上はその食事法の根拠が示されている。
    であるから、専門的な内容が続く。ただし、読みやすい。
    腸は第二の脳であるというのは、知っていたような知らなかったような。それに関して、再度しっかりと学べた。
    腸の健康により、脳の認知機能が改善され様々な病気に効果をあげている。
    例えば、ぜん息、アレルギー、糖尿病、肥満、高血圧である。これらは何となく理解できるが、自閉症や気分障害などの改善も見られることもあるというから驚きだ。
    腸内にある細菌のバランス(腸内フローラ)がとても大切で、それにより多くの病気が改善される可能性があるという。
    腸内フローラはどのような働きをするかというと
    ・栄養分の消化と吸収を助ける
    ・悪性の細菌、有害ウイルスや有害寄生虫などの侵入者に対して、自然のバリアを構築する
    ・「解毒器」として機能する
    ・免疫系の反応にいい影響を与える(腸は体内で最大の免疫系器官である)
    ・体内ではたらく重要な酵素や物質、ビタミンや神経伝達物質を含む「脳に必要な物質」を生成して放出する
    ・内分泌腺(ホルモン)のシステムへはたらきかけ、ストレスをとりのぞく力をつける
    ・良質の眠りをうながす
    ・さまざまな慢性疾患につながる「炎症」が伝わる経路を制御する
    (p35,36)
    気持ちのいい腸内環境をつくる「6つの食べ物・食べ方」は、
    1.「プロバイオティクス」が豊富な食品を選ぶ
    2.「プレバイオティクス」が豊富な食品を選ぶ
    3.炭水化物を減らし、良質の脂肪をとる
    4.ワイン、紅茶、コーヒー、チョコレートを楽しむ
    5.水道水は濾過して飲む
    6.季節ごとに断食する

    「プロバイオティクス」:食品の多くをプロバイオティクスに変える発酵が、乳酸発酵である
    生菌入りヨーグルト、ケフィア、キムチ、ザウアークラウト、ピクルス、紅茶キノコのお茶(コンブチャ)、テンペ、発酵調味料、発酵した肉、魚、卵
    お勧めの5種①ラクトバチルス・プランタラム②ラクトバチルス・アシドフィルス➂ラクトバチルス・ブレビス④ビフィドバクテリウム・ラクティス⑤ビフィドバクテリウム・ロングム

    「プレバイオティクス」を多く含む食品
    生のニンニク、生の西洋ネギ、生のタマネギ、調理したタマネギ、生のアスパラガス、アカシアガム、生のチコリの根、生のキクイモ、生のタンポポの葉

    その他、腸内を元気にするサプリメント
    DHA、ターメリック、ココナッツオイル、アルファリポ酸、ビタミンD

  • 腸と関係する免疫系についてはとても勉強になった。
    所詮素人の自分が読んでいるので(とにかく腸が免疫=あらゆる病気の予防にとって大切、腸によい菌を取ること、菌の餌をとること、抗生物質の過剰摂取はさけること)というすでに知っていることを、理論的に強化してもらい、自信を持ったいう感じ。

    アホな自分が読むにはやはり(ではどうしたら良いか?)の部分も欲しく、その部分はアメリカの生活に基づいて書かれているので、実践的なことはやはり日本人の本が良いかなと思う。化学物質の摂取回避については急に非科学的というか雑な説明だったのが少々残念でしたが、本書のメインテーマではないものね。しかしこの部分は日本は遅れている印象、食品もだけど、特に日常品はあまり選択肢がないきがする。iHerbも何回かためしたけど、わざわざ個人で空輸するのって、なんかエコの対局って感じがして、やめてしまった。日本でも選択肢が広がってほしい。あとは糖質制限は日本人の体質にあっているのかなあ?という気もする。グルテンフリーはともかく。

    すべて実践できるわけはないのですが、自分にとって新しい知識と取り入れようと思ったこと

    腸内の状態をよくすることはがんなどだけではなく、発達障害、自閉症の症状改善やアルツハイマー予防にもつながる可能性ありという知識。
    抗生物質がよくないと言われる理由が理解できた。特に子供に注意。
    化学物質の除去は、、メインテーマではないと言いつつ気にしていくべきかもという気づき、浄水器ちゃんと使おう、日用品も注意(ラップ、ジプロック の代替品検討…冷凍は早めに使う努力、テフロンどーする問題、缶詰NGはちょっと無理…)
    断食を一年に4回やってもいいかも 

  • 健康界隈で今最注目な「腸」の重要性の概要を一通り知る事が出来た。人の性格すら操作する腸内細菌の凄さ。これを知らずに過ごすのは現代社会においてあまりにも痛手である。巻末あたりで具体的な食材やおすすめサプリも紹介されていて、すぐにでも実践の「腸活」に取り掛かれるあたりも◯

  • 専門的すぎて結構わかりづらい部分もあるけど、3章で具体的な食事法が書いてあるのでありがたい!

  • とりあえず
    パンは避けていきます。

  • 腸の健康が全身の健康に影響する。これはもう、健康思考の人達には言わずもがななのだが、だからと言えどうしたら良いのか?と勉強したい時に読んだら良い本。いろいろ、なるほどなと。腸活、大事だと思うので、ほどほどになるべく気をつけまーす。

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著者プロフィール

デイビッド・パールマター(David Perlmutter, MD)
神経科医。米国栄養学会フェロー。米国栄養学会の「年間最優秀ヒューマニタリアン賞」や、神経変性疾患の先駆的研究に対する「ライナス・ポーリング賞」をはじめ、数々の賞を受賞。医学関係のさまざまな出版物に著作を発表し、世界各地で講演を行なっている。アメリカ全国ネットのテレビやラジオにも出演歴多数。現代の食と健康への問題提起を行ない、その論説は日本でも大きな波紋を引き起こした。著書に『「腸の力」であなたは変わる』『実践レシピ「いつものパン」があなたを殺す では、何を食べる?』(以上、白澤卓二訳、三笠書房)。

「2021年 『完全版 「いつものパン」があなたを殺す』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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