ORIGINALS 誰もが「人と違うこと」ができる時代 ( )

  • 三笠書房
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  • Amazon.co.jp ・本 (382ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784837957683

作品紹介・あらすじ

仕事に対する
「最上(ベスト)の構え」がここにある!
――監訳者・楠木 建

「独創性」は、与えられるものではない。すでにあなたの中に存在するのだ――

◎なぜ、人は「可能性の高い企画」にダメ出ししがちなのか
◎あるアップル社員が、スティーブ・ジョブズに猛反論して成功を収めた理由
◎「うちの会社に投資すべきではない理由」を説明し、巨額の資金を得た起業家
◎「やさしい上司」より「トゲのある気むずかしい上司」に
◎部下に「解決策」を求めてはいけない …etc.

「本書は、“本性”としてリスクを回避しようとする“ふつうの人々”が
(ふつうの人だからこそ)、流れに逆らう不安や恐怖をはねのけて、
“オリジナルな何か”を実現させるためのさまざまなヒントを数多く含んでいる」
(「監訳者のことば」より)

感想・レビュー・書評

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  • ・量をこなしてはじめてそこに光るものが生まれる。
    世の中の偉人と呼ばれる人たちは、我々一般人と比べて、そもそもの作業における絶対量が違うだけで、元々は凡人だった人の方が多いということがわかっただけでも本書を読んだ甲斐がありました。

    凡人が異常に夢中になれば天才よりもはるかに大きな功績を上げることが出来る。
    これがわかっただけでも人生で勝負する気が起きますね。

    ・先延ばしはしてもいい
    先延ばしは悪いことではないというのも大きな学びの1つ。
    一旦やっていたことを中断して、他のことを学んでいると、その知識が活かされ、再開したときに物凄いものを生み出せたりする。
    すぐやろうと固執して、出来合いのものを作って終わらせてしまうよりもずっといい。世の中のニーズを待つという意味でも先延ばしの効果は大きい。



    オリジナルを追求しやすい時代になった今だからこそ、誰にでも大きなチャンスがある。それをまずは知ったこと。それだけでもまず大きな一歩だ。

  • おもしろかった
    オリジナルな人とは、「みずからのビジョンを率先して実現させていく人」

    納得感があった言葉

    ・「いうことを聞かせる子育て」ではなく、「思考の多様性を図る子育て」をする
    ・偉大なクリエータを育てるためには、幅広い視野が必要である

    ・起業家が一般の人たちよりもリスクを好んでいるわけではない
    ・「失敗することより、やってみないことのほうが、後悔する」
    ・斬新なアイデアのなかから、適切なものをうまく選びだせる人がいないことが問題
    ・王子様を探し当てるまでには、たくさんのカエルにキスをしなくちゃいけない
    ・幅広い経験と、深い経験が独特に組み合わさることで、創造性は発揮される
    ・異なる文化や価値観に触れると、柔軟性や順応性が高まる
    ・直感は自分の経験が豊富にある分野においてのみ正しい
    ・知識がない場合は、じっくり分析したときのほうがより確実な判断ができる
    ・相手がそれまでに「成功してきたかどうか」を見るのではなく「どう成功してきたか」を見る

    ・地位は自分ひとりで主張することはできない。努力して勝ち取るか、与えられるかだ。
    ・人は簡単に思いつくものほど、一般的で重要なものとして認識する。
    ・ある考えに繰り返しふれると、好感度は上昇し続ける
    ・不満の対象に対する対処方法は、4つ。「離脱」、「発言」、「粘り」、「無視」だ。
    ・他者や慣習に立ち向かうことをいとわないのはえてして「トゲのある人」だ。
    ・上と下に向かって発言をし、中間に訴えかける時間をできるだけ省くのが効率的

    ・先延ばしは、「生産性の敵」であるが、「創造性の源」になる
    ・先延ばしは、クリエイティブな仕事にはとくに有益
    ・戦略的に先延ばし、さまざまな可能性を試し、改良することによって少しずつ進めていく
    ・オリジナルであるとは、ほかとは異なる、ほかより優れているという意味だ

    ・似たものだから敵意を抱く、手段が共通していることが重要
    ・ゴッドファーザ マイケルコルレオーネ 「友はいつも近くに置け。だが、敵はもっと近くに置け」
    ・最高の味方になるのは、はじめは反対していたが、しだいに味方になってくれた人だ。
    ・奇抜なものから出発点とし、それに親しみやすさを加えたものがもっとも確実なアイデア
    ・他者の価値観を変えさせるのはむずかしいが、自分たちの価値観と相手がすでにもっている価値観の共通点を探し、結びつけるほうがずっと簡単である。
    ・過去を思い出せない者は、過去の失敗を繰り返すよう運命づけられている

    ・会社の3つのタイプ、専門型、スター型、献身型のうち、生き残れるのは、献身型である。
    ・自分が正しいつもりで議論し、自分が間違っているつもりで話を聞け
    ・世界を創造するモノは、自主的に考える人であり、①好奇心が強い、②まわりに同調しない、③反抗的という3つの特質がある

    ・他者に対して、怒りを感じていると復讐心が生じるが、他者のために、怒りを感じていると、正義やよりよいシステムを作る動機になる。

    目次は以下です。

    まえがき
    PART1 変化を生み出す「創造的破壊」
    PART2 大胆に発想し、緻密に進める
    PART3 ”無関心”を”情熱”へ変える法
    PART4 賢者は時を待ち、愚者は先を急ぐ
    PART5 「誰と組むのか」が勝敗をきめる
    PART6 「はみ出す人」こそ時代をつくる
    PART7 ダメになる組織、飛躍する組織
    PART8 どんな「荒波」も、しなやかに乗りこなせ
    監訳者のことば

  • メ本書はメンタリストのダイゴさんのお勧め本です。
    「常識をくつがえす変革のテクニック」が書かれています。
    ぜひぜひ読んでみてください

  • 変わり続ける今の世界で、柔軟に信念を変えていく生き方のススメ | 渡辺由佳里 | コラム | ニューズウィーク日本版 オフィシャルサイト
    https://www.newsweekjapan.jp/watanabe/2021/04/post-76_1.php

  • 『感想』
    〇直観とは、根拠のないただの感覚ではなく、表には出ずとも経験に裏打ちされた、問題の発生からその解消法にたどり着くまでのコースを大幅に短縮した結論を言うのだと思う。だからその結論に自信があるかどうかが、直観なのかただの希望的観測なのかの分かれ目なのだろう。

    〇自分は正しいと思い込みがちだが、自分が間違っているかもしれないという謙虚な姿勢を持つことで、違うと言ってくれる仲間を得ることだできるのだろうな。また決定するまでは謙虚な姿勢でも、決定したからには自信をもってその道を進まなければ、仲間はついてこないし相手にも信頼されないから、この切り替え力がある人になりたい。

    『フレーズ』
    ・既存のシステムを正当化すると、心が落ち着くという効果がある。「感情の鎮静剤」なのだ。(p.25)

    ・自分の限界は、自分で設定していたにすぎない。(p.54)

    ・直観は、自分の経験が豊富にある分野においてのみ正しい。(p.92)

    ・直観が頼りになるのは、予測可能な環境で判断を下す経験を積んだ時だけだ。以前に見たことのあるパターンと今日遭遇するものとの間には、不変的で確かな関係性があるのだ。(p.96)

    ・人は簡単に思いつくものほど一般的で重要なものとして認識するらしい。【心理学者ノルベルト・シュワルツ】(p.128)

    ・親しみやすい人は、まわりと協調し、基準にしたがうことを重視しているため、事を荒立てて対人関係を乱すのを避けたがるものだ。【経営管理学研究者ジェフ・レピーヌとリン・ヴァン・ダイン】(p.139)

    ・他者や慣習に立ち向かうことをいとわないのは、えてして「トゲのある人」だ。(p.139)

    ・満足のいかない状況に対処する方法は「離脱:その状況から完全に身を引く」「発言:その状況を積極的に改善しようと行動する」「粘り:歯を食いしばって我慢する」「無視:現状にとどまるが、努力はしない」の4パターン。(p.136)

    ・長期的に見て私たちが後悔するのは、「行動を起こしたうえでの失敗」ではなく、「行動を起こさなかったための失敗」である。(p.154)

    ・解決策に焦点をあてすぎる文化は、”弁護の文化”に偏ってしまい、探求心を削いでしまう。(p.306)

    ・自分が正しいつもりで議論し、自分が間違っているつもりで話を聞け。【経営管理学研究者カール・ウェイック】(p.311)

    ・利益を視点にすると、リスクを回避したいという思いが出てくるものだ。(p.355)

    ・ビジョンを伝えることも重要だが、最初に伝えてもあまり意味がない。他者に働きかけ、思い切った行動に出てもらうためには、現状に対する不満やいら立ち、怒りを認識させ、確実な損失を示さなくてはならない。(p.357)

  • やっと読了。
    題名から勝手にビジネス本の類だと決めつけて読み始めてしまったので、
    思ったより時間がかかってしまった。
    .
    この本はビジネス本と言うよりは心理学本です。
    例えて言うなら、
    『奇抜なデザインの家を建てる方法』を書いているわけではありません。
    『奇抜なデザインの家を建てたいと思った時、周りから何を言われても平然とし、不安を感じないマインドになるにはどうすれば良いか?』
    が書かれてます。
    この前知識があったら、もっとすんなりと読み終えてたと思います。
    .
    「表題のイメージと内容があまりにも掛け離れていると、読書という行為は困難になる。」
    この本の内容とは全く関係ないところで、今回、僕が学んだことです。
    笑。
    #オリジナルズ #originals #アダムグラント

  • 先延ばしは「生産性の敵」かもしれないが、「創造性の源」にはなる。

    概念的イノベーターが年齢を重ね、若いころのような目覚ましい業績を達成できな くなるのは、魔法の薬が切れるからではない。蓄積された経験が影響を与えてしまう
    ためだ.概念的イノベーターの真の敵は、考え方が定着してしまうことである. 概念的イノベーターは、初期の重要な業績にとらわれてしまう可能性がある。

    「他者に対して」怒りを感じていると復讐心が生じるが、「他者のために」怒 りを感じていると、正義やよりよいシステムをつくる動機になる。

  • 言われてみれば当たり前のことの価値を浮き彫りにする本。
    行動しなければ損失がある場合、リスクを冒すことに魅力を感じる。
    【関連書籍】
    #ネガティブ思考こそ最高のスキル#イノベーションのジレンマ

  • 良書。今年1でした。
    オリジナルとは単にアイデアを思いつく人ではなく、自ら率先して実現までする人との定義のもと、オリジナルになるための要素が溢れていた。何度も読み返すだろう。

    ◉成功者は平凡なものを含む多くのアイデアを生み出す
    それ以外の人は、質の高く無いアイデアを磨くことに一生懸命…固執は考えの幅を狭めるので、時にはゆっくり立ち止まろう

    ◉信頼を得ていれば、少し声高になっても許容される
    ∴まずはしっかり実績を積むことから→主張へ

    ◉プレゼンで長所の強調は抵抗感に繋がる
    逆に悲観的なことを言うと、見識があるように見られやすい

    ◉オリジナル≠先発者
       ┗他とは異なる、優れいているの意味
    先発者が優位になるのは、パテント、強いネットワーク効果での囲い込み

    ◉批判的意見は口外できないなら価値はない
    つまり表に出さない限り、陰口レベル

    ◉リソース投入の説得には、なぜ「今」必要なのか?
    切迫感を植え付けること

  • 自分の気持ちを大切に
    内容が濃すぎてあんま記憶にないのでまた読みます

  • デジャブならぬブジャデを経験せよ
    すなわち、好奇心を持って既存のものをしっかり知ることで新たな視点や洞察が生まれ、オリジナリティにつながる

    別に特別なことが書いてあるわけでなく、結局「温故知新」

    GIVE&TAKEの方が良かったかな

  • ウォートンスクール最年少教授アダム・グラントの著書。
    日本では同調圧力が特に強いと言われる(実際感じる)けれど、この本がベストセラーになるくらいだから欧米でもこの傾向は同じなのだろう。

    周りの巻き込み方、タイミングの重要性、チーム作り、集団思考の危険性など盛り沢山の構成となっている。
    どれも科学的な根拠を基に分かりやすい事例が付随していて、現場で実践しやすい。

    第1章でオリジナリティを出す人は特別な人間、奇才を持った人間ではなく、リスクを常に考えていると提言している点が如何にも心理学者らしいと感じた。
    共感を誘って興味を沸かせているのがうまい。自分もオリジナルになれるのか!と嬉しくなっちゃう。

    他には、科学的な検証による判断がいいというグラントの意見と話し合いで解決すべきというブリッジウォーター共同CEOグレッグの対談が面白かった。これは学者と経営者という立場の違いによるものであって、どちらの意見も立場上正しいのだと思う。こういった意見の相違を認識し、1つの方向性を決めていける集団こそが組織力のある会社と呼べるのだろう。
    ブリッジウォーターのレイ・ダリオCEOが別で本を出しているのでこちらも読んでみたいと思う。

    最後に特に印象が強かった主張をメモしておく。

    ・会社の成功要因は「タイミング」が最も大きな影響を持つ
    ・似通っている者の僅かな違いこそが対立を生む
    ・ビジョンを伝えるにはそのビジョンの影響を受けている人に任せるのが最も効果的
    ・行動しなければ確実に損失がある場合は、リスクを冒すことに魅力を感じる

  • 「なぜかうまくいくブラック仕事術」的なチャラいタイトルにならなくて良かった…。と、思ってしまうくらいにキャッチーで、面白く読めて、実践的。
    チャラいタイトルの本と大きく違うのは、著者がウォートン校の教授で、しっかりエビデンスを示しながら(実験のやり方とか細かいところは書かれていないので検証できませんが)説得力を持って論を進めているところ。

    組織心理学者って凄い。と思ったのは、この本のカバレッジの広さ。
    アイデアの出し方、周りの巻き込み方、タイミングの選び方、相手の選び方、人の育て方、子どもへの物の言い聞かせ方、組織文化の創り方、緊張のコントロール方法。それぞれで1冊ずつ本が書けるんじゃないかと思ってしまいますが、それをサラッと簡潔に纏めているのが凄い。
    しかしアメリカでも「出る杭は打たれる」的なアレがあるんですね。

    長く手元に置いて、何かあったら参照していきたい。身につけていきたい本です。

  • アダムグラント好きなんだけれど、あまり刺さらなかった

  • 1 どんな本?
    様々な分野で革新をしてきたオリジナルな存在を
    分析した本。オリジナルな人達は我々と変わらない
    普通の人々である。

    2 何で読んだの?
    (1) アダムグラントの本でレビューが高いから。
    (2) どんな本かわからないで読むから学びの目的は
    ない。
    (3) 骨太な本を読破して読書力が上がった状態にな
    りたい。

    3 構 成
    8章構成368頁
    リスクポートフォリオの章から始まり、オリジナル
    になる道は険しいがそのプロセスは幸せであると締
    め括る。研究成果や有名企業の事例が満載で面白い。
    満載すぎて頁数がかさんでる。

    4 著者の問題提起
    オリジナルな存在はどの様な存在なのだろう?

    5 命題に至った理由
    社会心理学者としてオリジナルな存在の研究を10
    年以上した著者の成果から。

    6 著者の解
    我々と同じ普通の人達である。

    7 重要な語句・文
    (1) リスクポートフォリオ(オリジナルな存在もリス
    クは分散する)
    (2) 失敗の後悔よりやらない後悔の方が強い
    (3) 率先して行うと不利になる行動「提案」
    (4) 先発優位性は証明されていない。
    (5) 概念的イノベーター(早熟)
    (6) 実験的イノベーター(大器晩成)
    (7) ゴルディックス理論(何事も程々に)
    (8) 価値観の共通点を探して結びつける。
    (9) 自分の行動が周囲の人に及ぼす影響を教育
    (10) 行いでは無く人柄を褒める。
    (11) 集団思考(組織的に頭が硬い状態)
    (12) 自分が正しいつもりで議論し間違ってるつもり
    で聞け。
    (13) 多様性が強い文化を作る。
    (14) 切迫感が無いと組織は動かない。
    (15) グラついた時は成した事を考える。
    (16) 安全な行動にはメリットを危険な行動にはデメ
    リットを強調する。
    (17) 他者に対してでは無く「他者の為に」怒る。

    8 感 想
    後半はオリジナルの話じゃ無いと感じた。組織を
    動かす為の話ばかりになっていると思った。違うな
    ら誰か教えて下さい。
    刺さったのは人柄を褒めること子育てに活かしま
    す。
    深く知りたい事はサリック効果は全部フィクショ
    ンなのか?って事
    人に勧めるなら概念的、実験的イノベーター。
    図から実験の内容がわかりやすかった。
    タイトルはオリジナルでは無いと感じたが、終盤
    はオリジナルの企業になる為、あり続ける為の話だ
    からオリジナルスはピッタリのタイトルだ。

    9 todo
    (1) 我が子は行動では無く人柄を褒める。
    (2) 自分の行動が周囲の人に与える影響を学ばせ
      る。(〜したから喜んだねetc)
    (3) これからは率先して前には出ない。
    (4) 節度のあるほどほどの過激派を常に意識する。

    10 問 い
    独創的な存在とは?

    11 答 え
    人類全員である。

  • 面白いからまた読む。
    周りに合わせることは確かに楽で、社会は周る。
    でもそれでは社会は変わらないし、自分も変わらない。
    人と違うことは排斥されるかもしれないが、悪いことじゃない。
    自信を持てばいい。

  • 「オリジナル」の概念を覆す書。
    読前は、オリジナル=既存には無いアイデア、
    オリジナルな人=既存のルールを壊す行動力の並外れた人のイメージがあった。
    しかし本書には、眼鏡通販の「ワービー・パーカー」が、筆者に出資を求めてきた際、余りにも慎重過ぎて出資を断った事例など、
    オリジナルな人=リスクマネジメントをし、二番煎じを恐れ無い、先延ばしグセのある慎重な人の多くの興味深い事例が載っています。
    読後は、オリジナル=他とは違う、優位なもの視点で、自分もオリジナルな人になれるかもしれない!とこれからの時代を生きる上で希望を持てるようになれる書です。
    また筆者は、組織心理学者であり、その知見からも自分の意見を通す時に実際に試してみたくなる「〇〇効果」など、実践の書でもあります。
    「周りの人に影響を与えていこう」と意識されている人にお薦めの一冊です。

  • 私が認識していたオリジナルと本書で言うオリジナルの考え方が異なっており、面白かったです。
    本書のオリジナルな人は
    ・リスクを避ける
    ・先駆者ではなく後発者
    ・普通な人
    ・先延ばしする
    など、我々に共通する特性を持っており、キング牧師やレオナルドダヴィンチ等の偉人から数ある経営者までの行動を分析して説明されてます。

    本書を読んで、突発的に行動せず、今ある考え方や経験を温めて、【急がば回れ】を意識していきたいと思いました。

  • 革新的な商品を世に出す発明家や独創的な歴史的行動を行った人物を具体例に『オリジナルとは?実現する為に必要なことは?逆境への対応など』を数々の実験データや論証を元に分析した作品。中でも知識や信頼度が異なる人物がいる中で一人一票の多数決という民主主義は馬鹿げているという発想は考えてみると納得感があるものの言葉にすると目からウロコであった。これから副業を含めた事業を始めようとする人だけでなく、組織の中でオリジナリティーを発揮し活躍しようとする人にオススメです。

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