なぜ粗食が体にいいのか: 「食生活」ここだけは変えなさい! (知的生きかた文庫 お 39-5)
- 三笠書房 (2020年2月22日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
- / ISBN・EAN: 9784837986416
作品紹介・あらすじ
日本でもっとも信頼できる名医の「長生き健康法」――
私たちの食生活は、すっかり「五無の食生活」に変わってしまいました。
「国籍がない」「地方の味がない」「季節がない」「家庭の味がない」「安全性がない」――
はたして、このような食生活が豊かだと言えるでしょうか。
本書では、「本当の豊かな食生活とは何か」を提案していきます。
「豊かな風土から生まれた豊かな食生活」――それが「粗食」です!
あなたの健康を守る食生活、自然治癒力を高める食生活の一助に、
本書をご一読いただければ幸いです。
最初は「この5つ」だけでもいい!
(1)1日最低2回は「ご飯」をきちんと食べる
(2)「ジュース・牛乳」をやめて「番茶」にする
(3)たまには「五分づき米」を食べてみる
(4)菓子・酒・果物は「食べる順番」に注意する
(5)「野菜・魚は安いものを買う」と考える
感想・レビュー・書評
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健康のために食事に気をつけなければいけない、ということまでは誰でもわかっているわけですが、じゃあ、具体的にどうすればいいかという話になると、なかなか難しいものです。
私の場合、昼間は給食ですし、夜の帰りも遅いし、飲み会だって結構あります。そういうものを全てうっちゃって、体にいい食事をしようと思っても、かなり無理があります。
その点、幕内さんの主張はシンプルです。何しろ「おカネがかかる」「手間がかかる」食事療法ほど、効果がない!というのですから。
例えば、こんな主張がされています。「1日最低2回はご飯をきちんと食べる。」「ジュース・牛乳をやめて番茶にする。」「野菜・魚は安いものを買うと考える。」どれも、まあ気軽にやってみれそうなものばかりです。
私も以前に読んだ、真弓定夫氏の話なども出てきて、楽しく読めました。 -
かつてのアイヌの人たちは魚を丸ごと食べていた。
その名残りとして、北海道のシャケ料理には氷頭なます、骨を薄く切った食べ物がある。またメフンというシャケの肝を塩漬けしたものがある。
その土地の季節のものを丸ごと食べる。
1日2回、お米を食べる。お米を中心に
飲み物でカロリーをとらない
砂糖の入った食品はなるべく避ける
季節の野菜を中心ですが
発酵食品類をよく食べる
番茶を飲む
おやつ『御八つ』
八つ時。つまり三時頃にとる食事という意味。
おやつ=お菓子ではない。
明敏な学者は、医学の歴史が実はプラシーボの歴史であることを見抜いている。私も同感だ。
アンドルー・ワイル
食生活だけで、健康や病気が語られるものではない。
食事療法には2つの意味
食事を制限する→健康になろうとする力
食事の物質的な意味→栄養
体の中はいたるところに隙間がある。外科の手術も隙間を利用して行われる。
病気をした人は、臓器同士がくっついてることがある。西洋医学はこうした隙間についての研究対象としてら取り上げたことはない。
私という容積の、場のエネルギー。
ホリスティック医学とは、生命場というものに関連する医学
生命場というものは、皮膚で覆われた孤立した存在ではない。なぜなら皮膚は穴だらけ。体の内と外はどこからも交通ができる、しゃべったり呼吸したりするだけで、外界のものが体の中に始終出入りする。
1人の健康や病気について見るのでなくて、コミュニティーの場もみなければならないし地球の場も見なければいけない。
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作品紹介の部分だけでだいたい大丈夫かな。
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文章の書き方が結構強気。言い回しとかではなく、内容にフォーカスしようと意識して読む必要あり。男性は、、、女性は、、、と性別へのメンションもあるので、少し考え方が古そう。
紹介されている理想の食事は、新潟の実家がやっていることそのもの。質素で季節のものを大事に、お米と漬物、魚介類をたくさん食べる。実家の両親が元気なのも納得。
身近なところからどう実践できるか、を書いてくれてるため、行動に移しやすい。