江國 香織とっておき作品集

著者 : 江國香織

• マガジンハウス (2001年8月1日発売)

感想・レビュー・書評

[lavenlemonさんの感想 · 2013年10月27日]

409ラドクリフは忘れられません。

[めいさんの感想 · 2013年8月24日]

「はなしたくない、とは言ってくれても、はなさない、とは言ってくれないのね」

[サラさんの感想 · 2013年3月16日]

この本でしか読めない作品がたくさん載っている。特に『409ラドクリフ』は、異国の地で生きる留学生達の刹那的な生が描かれていて切なかった。ファンは必読だろう。

[ゆ棚さんの感想 · 2012年9月16日]

おとうさんと妹さんの手記はいいが、普通の本の方が面白い。

[いしかわゆき（ゆぴ）さんの感想 · 2012年9月10日]

江國香織の生い立ちや過去が兄弟や父親の日記から垣間見ることができて嬉しい。ファンブックみたい。

[risabockle1201さんの感想 · 2012年8月4日]

やっと江國さんの処女小説「４０９ラドクリフ」が収録されている本を見つけた。読んだことのない短篇作が面白いのはもちろんのこと、妹の晴子さん（雑誌編集者）が江國さんの見る「悪夢」について書いた作品や、お父さんの滋さん（随筆家）が江國さんの小さい頃の記録が記された作品も収録されているのがうれしい。何よりも、香織さんが生まれるその日、石神井公園から電車に乗ったのがうれしい。
一番よかったのは「があこちゃん」かなあ。お風呂に浮かぶ「があこちゃん」が本当は、とてもこわいの。

[小夜文庫さんの感想 · 2012年7月24日]

妹さんが江國さんの夢について書いた「夢日記」、お父さんの滋さんがつけていた成長記録が面白かった。そして、語り下ろしの「物語の復権」。
江國さんの「物語」はとびきり「楽しい」から、何度も読みたくなるんだな。

[みなみさんの感想 · 2012年5月13日]

わたしは409ラドクリフが一番好き。
江國香織を読んでいると、浮気なんて悪いことではないように思えてくる。笑

[かおちゃん1/4さんの感想 · 2012年3月4日]

江國香織さんのお父様が綴られている『香織日記』を読み終えたところ。
幼少時代の江國さんが素敵すぎます！

読み進めていくにつれ、心がじんわりと暖かくなり、それでいて切なくも。
なんだか胸が苦しくなりました。
溢れんばかりの愛情が、言葉の隅々にちりばめられていて。



けれど、ここから十数年の歳月を経て、娘に

「パプアニューギニアの人じゃあるまいし」（参考：泣かない子供）

と、言う日が来ようとは・・・（笑）。

江國香織さんがお好きな方には、おすすめの一冊です。

[チヨンさんの感想 · 2012年2月25日]

江國さんの世界観はすごいなぁと思った。やっぱ違うわぁ。個人的にはぬるい眠りがすき。香織の記録は…飛ばして読んでしまったw

著者プロフィール

1964年、東京都生まれ。1987年「草之丞の話」で毎日新聞主催「小さな童話」大賞を受賞。2002年『泳ぐのに、安全でも適切でもありません』で山本周五郎賞、2004年『号泣する準備はできていた』で直木賞、2010年「真昼なのに昏い部屋」で中央公論文芸賞、2012年「犬とハモニカ」で川端康成文学賞、2015年に「ヤモリ、カエル、シジミチョウ」で谷崎潤一郎賞を受賞。

「2023年 『去年の雪』 で使われていた紹介文から引用しています。」