着る女

著者 :
  • マガジンハウス
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  • Amazon.co.jp ・本 (209ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784838717637

感想・レビュー・書評

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  • 自由で愉しいこと。それが何より大事-。少女は、どんなファッションで60〜70年代を生きぬいてきたのだろう。ファッションと女の人生を語るエッセイ集。『おしゃれ工房』『ウフ.』掲載をまとめて単行本化。

    何かカッコイイ。

  • 筒井ともみ さん と ファッション が 一つ一つ丁寧に書かれています。

    肌に一番近い洋服を自分のスタイルや 雰囲気を出すために、一番似合う服を 着る ということ。

    そして、ついつい可愛いと買ってしま う ということ。

    ゆっくりたした口調で書かれているの で読みやすいです。

  • 図書館より。すきな・・・というか、特別な脚本家。なかなかおもしろい

  • 半分ほどは、PR誌「ウフ.」の連載で読んでいたが、改めて読み返し、なかなか面白かった。
    私自身「着る」ことが好きなので、装う楽しみを綴ったエッセイは大好きだ。著者自身の生い立ちもさりげなく描かれており、筒井さんのこれまでの歩みを知ることができた。
    著者が幼い頃の、古きよき昭和の姿。様々に工夫を凝らした母の手作り服は愛情にあふれ、おしゃれを楽しむ年頃になっても、母とあれこれ知恵を絞りながらオリジナルな服を考え、作ってもらったというのは実に羨ましい。
    下北沢のマーケットでアクセサリーを買い、60年代にはミニスカを履いてアイビールックのボーイフレンドとデートし…筒井さんの若かりし頃のおしゃれエピソードは、読んでいてワクワクした。
    そして、時折語られる家族の話…同居していた女優の伯母が、その後の彼女にどのような影響を与えてきたのか。ああ筒井さんは、なるべくしてシナリオライターになったのだな、とつくづく思った。
    やがて母が亡くなり、ひとり立ちしてから出会った様々なデザイナーズブランドのキッチュな服。背中を押すように励ましてくれたり、護ってくれたりしたのと同時に、自分を律することの大切さをも感じさせてくれたという、「戦闘服」。私もそんなふうに、「おしゃれ」と密接に関わって生きていけたらな、と思った。

  • 幼い頃の母の手作りワンピースから、大人になって購入するブランド服まで、『服飾』についてのエッセイ集。雑誌掲載のものをまとめてあるので仕方のないことかもしれませんが、同じエピソードがあるので続けて読むにはちょっと…。著者自身は特にブランドへのこだわりはないようですが、それでも話の端々に見える「上流のお家」な感じはやや鼻につくなぁ…と思ってしまうのは庶民の僻みでしょうか?(苦笑) どちらかというと食べ物についてのエッセイ『舌の記憶』の方が好きです。

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著者プロフィール

1948年、東京生まれ。成城大学卒業後、スタジオミュージシャン’(ヴァイオリン)を経て、脚本家となる。テレビドラマ「響子」「小石川の家」で向田邦子賞を受賞。映画も多数手がけ、「それから」でキネマ旬報脚本賞、「失楽園」で日本アカデミー賞優秀脚本賞、「阿修羅のごとく」で日本アカデミー賞最優秀脚本賞を受賞。映画「食べる女」では、脚本のほかにプロデュースもつとめる。著書に『食べる女 決定版』(新潮文庫)ほか。

「2018年 『いとしい人と、おいしい食卓 「食べる女」のレシピ46』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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