パスタマシーンの幽霊

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  • マガジンハウス
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  • Amazon.co.jp ・本 (253ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784838721009

感想・レビュー・書評

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  • いかにも川上弘美らしい短編集
    寝る前に2,3編読むのにちょうど良い

  • 川上弘美さんの小説を読むのは久しぶり。
    なんとなくほわほわした感じの物語だな。

  • 10ページほどのお話が詰まった短編集。
    ひとつひとつの話は短いが、そこに描かれた感情の揺らぎが美しい。
    『ほねとたね』『ピラルクの靴べら』『少し曇った朝』が好き。

    <収録作品>
    海石/染谷さん/銀の指輪/すき・きらい・らーめん/パスタマシーンの幽霊/ほねとたね/ナツツバキ/銀の万年筆/ピラルクの靴べら/修三ちゃんの黒豆/きんたま/お別れだね、しっぽ/庭のくちぶえ/富士山/輪ゴム/かぶ/道明寺ふたつ/やっとこ/ゴーヤの育て方/少し曇った朝/ブイヤベースとブーリード/てっせん、クレマチス

  • すきま時間に読めてほんわかする川上弘美の短編集。
    前に出てきた短編の続編もふっと出てきて、短編集なのになんだか1つの物語を読んでいるような感じでした

  • 私は一番最後の話が好きかな。

  • 緩やかに繋がった短編が川上弘美らしい清々しい文章で綴られた面白い短編でした。

  • ゆるゆるした短編集。

    なんも考えないでゆるゆる読むのがいい感じ。

  • ★★★☆☆

  • 図書館で借りた本。

    短編集。

    彼氏の部屋で見つけたパスタマシーン。

    亡くなった祖母の形見だという彼氏の言葉を信じて良いものか迷い、それでも別れてしまう。

    その後、唯子の前に現れたのは・・・?

    表題作を含む22編。

    話同士がつながっていて、逆側からの目線になっているところもあって、やられた。

    また、「アン子とおかまの修三ちゃん」も、何度か出てきていて、やり取りが面白い。

  • 「ヒトはねえ、死ぬまで成長するんだからさ。平均寿命八十歳の時代、三十二なんてまだ子供みたいなもんだよ」
    これは、コロポックルの山口さんの言葉。

    パスタマシーンの幽霊の「ばあちゃん」みたいになりたいなあ。
    私のパスタマシーンはもう随分と手入れしてないから、きっと錆び付いてしまっているけども。

    ドラマや映画の食事シーンは特に何も感じないけど、本の中の食事はなんだかすごく貴くて、これからは丁寧にご飯を楽しみたいなあって思う。

著者プロフィール

作家。
1958年東京生まれ。1994年「神様」で第1回パスカル短編文学新人賞を受賞しデビュー。この文学賞に応募したパソコン通信仲間に誘われ俳句をつくり始める。句集に『機嫌のいい犬』。小説「蛇を踏む」(芥川賞)『神様』(紫式部文学賞、Bunkamuraドゥマゴ文学賞)『溺レる』(伊藤整文学賞、女流文学賞)『センセイの鞄』(谷崎潤一郎賞)『真鶴』(芸術選奨文部科学大臣賞)『水声』(読売文学賞)『大きな鳥にさらわれないよう』(泉鏡花賞)などのほか著書多数。2019年紫綬褒章を受章。

「2020年 『わたしの好きな季語』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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