おつかれ、今日の私。

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  • Amazon.co.jp ・本 (192ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784838732296

作品紹介・あらすじ

誰にでも
ねぎらわれたい夜がある

つい頑張っちゃう人
必携の書をお届けします
 
今日の疲れは、今日のうちにさよなら                    
自分を慈しむセルフケア・エッセイ48篇

目次

最近、なんにも報われない   
一歩を踏み出せばなんとかなるかもよ  
自分への期待を裏切る自分   
婚活のしんどさについて   
取り返しのつかない失敗を乗り越える方法   
洗い物をしながら母を思う
なんのために生きているか   
ケイミ先輩が教えてくれたこと   
なりたい自分をイメージするなんて 
人の気持ちを矮小化すると致命傷になるよ   
トンネルの出口で待つ   
働く人の強さと輝きの話   
おつかれ、若かった頃の私。  
名前がついて腑に落ちる   
思い出し怒りに満足する夜もある   
上手に休むのも能力だ   
ようこそ、風の時代  
白黒つけない生き方   
面倒と感動の全面対決   
「おつかれさま」に込めた気持ち  
毛足の長いじゅうたんの上で
落ち込みと立ち直りのあいだ   
つまんないのだ飽きているのだ、自分と日常に   
不本意な扱いを受けた   
辻褄が合わなすぎる   
ギリギリのライン、大丈夫?    
ダメージを克服しようなんて考えなくていい   
自室にハワイを手繰り寄せるには   
そういう性分
自分と他者との境界線   
なにをしても許されてしまう人をうらやむ   
自分ではどうにもならないこともある
彼にピッタリな子はほかにいる   
ダメダメな日の妄想術   
弱った自分からの脱却イニシエーション   
好きでもない人に好かれなくていい   
私はしあわせジャンキー     
美味しいねえと楽しいねえ   
洗顔ほど面倒くさいものはないよ   
「必要とされている」と「利用されている」は別モノだ   
この人と一緒にいれば……
仕事でいちばん大切なこと   
失敗が私を作ってきた   
仲良くなりたかったら本音を言うしかないのだ   
悪口大会の教訓   
一度ぜんぶ止めてみたらいいのよ   
「私なんかが」の呪い   
しあわせについてのネオ心理   

感想・レビュー・書評

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  • 読友さん推薦本、妻もこの本知っていた。人生辛いこと、理不尽なこと、うまくいかないこと、えっ?ということ、しんどいことを経験しながら生きていく。生きるってなんて大変なんだ!しかしながら、明日死ねるわけではない。周りにいる友人に愚痴をこぼし、自分を労り、家族のことをおもったり。何のために生きるのか?「自分を好きになるため」という回答が1つあるね。どうせ明日も生きるのだから、頑張っている自分を褒めたたえよう!素晴らしい!って。よりよく生きるために「誰と働くか?」これに成功すると、気持ちも業績も付いてくるはず!⑤

  • 今日の疲れは今日のうちにさようなら。
    本の中で、ジェーン・スーさんが何度も私たち読者に「今日もお疲れ様です」と言ってくれるので、読んでいて癒されました。
    表紙のイラストも良い!たっぷり湯をはった湯船にざばんっと浸かる。最高ですね!
    「今楽しいのは、間違いなく『ま、いいか』のおかげだ。」の一文が良かったです。大切な考え方!

  • ジェーン・スーさんの本は3冊目。たくさん読んでいるわけではないので、著者のことをよく知っているとは言えないのだが、強そうでしっかり者のイメージのあった著者でもこんなに落ち込んだり、悩んだりすることがあるのだな、と感じた。そんな時どのように対応しているのかが、綺麗事ではなく、等身大で書かれていてとても親近感が持てた。『おつかれ、今日の私』というタイトルの通り、色々あって疲れた日の夜など読むと優しい気分にさせてくれた。

    • workmaさん
      IKFさんへ

      『おつかれ、今日の昔私。』タイトルもいいです読みたくなりました(*^▽^*)(^_^)(^_^)
      IKFさんへ

      『おつかれ、今日の昔私。』タイトルもいいです読みたくなりました(*^▽^*)(^_^)(^_^)
      2022/12/18
  • 「おつかれ、今日の私。」Season3|樹の恵 株式会社 中村 | 天然樹液シート樹の恵 足リラシリーズ
    https://kinomegumi.co.jp/good_night/otukare03-01/

    『おつかれ、今日の私。』 — ジェーン・スー 著 — マガジンハウスの本
    https://magazineworld.jp/books/paper/3229/

    • 猫丸(nyancomaru)さん
      「世の中はあなたを傷つけないようにはデザインされてない」傷つくのが怖い人たちへ、ジェーン・スーが伝えたいこと | インタビュー 人生、おしゃ...
      「世の中はあなたを傷つけないようにはデザインされてない」傷つくのが怖い人たちへ、ジェーン・スーが伝えたいこと | インタビュー 人生、おしゃれ、そしてこれから | mi-mollet(ミモレ) | 明日の私へ、小さな一歩!(1/5)
      https://mi-mollet.com/articles/-/41560
      2023/03/29
  • ジェーン・スーさんのエッセイ集。
    コロナ禍で"おつかれ"モードだったのか、そういう読者を慮ってなのか、期待していたほど、いつものキレ(トゲ?)のある文章が少なかった気がするが、
    コロナで世の中全体がおつかれモードな中、適度に力を抜いて、"おつかれ"と、自分にも人にも言ってあげられるくらいの生き方でよいのかも、と思わされる。

    共感したのは、
    専業主婦だったお母さんに料理を一度もしてあげなかったことを悔やむ"洗い物をしながら母を思う"とか、
    職場の上司や営業先の人に媚びない、よい意味で空気を読まない同僚を描いた"働く人の輝きと強さの話"など。

  • 仕事がきつく、読書したいけど読書欲が湧かない…時に読んだ。すらすら読めるのに、なんだか心に沁みる一冊だった。また疲れている時に読みたい。




    ★受けた傷にジタバタできる人こそが本当に強いのだ

    ★いま楽しいのは、間違いなく「ま、いいか」のおかげだ。片時も目が離せないほどコントラストが強かった、過去の自分が見ていた景色なんて、所詮は執着がフィルターをかけていただけなのだと知った。
    ★あの頃、いろんなことに執着して頑張ってくれたからこそ、いまのわたしが多少は気と手を抜けるのだと思います。

    ★残りの人生は、右から黒が、左から白が突進してきたとしても、衝突したあとのグレーやモザイクを楽しめるように努めたい。
    ★来年の目標は曖昧を愛すること。

    ★うんざりするほど手間を掛けたくなるものが、生きているうちにひとつでも見つかれば、それでいいと思うのだ。

    ★弱っているときは、世の中のいろんなことと自分の境界線がにじんでしまう。

    ★「なにを考えているかわからない相手はたいていなにも考えていない」

    ★弱りは疲れプラスαの状態で、単なる疲労との区別がつきづらい。数少ない見分けポイントを挙げるならば、弱りは私をめそめそさせる。イライラするうちは疲れ。めそめそしてきたら、「これは疲れを通り越して弱ってきたな」と自覚する。

    ★食事ってなにを食べるかより、誰とどこで食べるかだ。

    ★「本当に必要とされているってどういうことなんですか?」
    ★こちらから与えたときに、自分の持っているものが増えたような気持ちになることだと思う。与えれば与えただけ削られるような気持ちになるなら、相手から求められていないものを与え続けているか、自覚的か無自覚かは別として、相手があなたを利用しているかのどちらかだ。
    ★それでも唯一確信して言えることは、一緒にいても自分が増えていかない相手といてもいいことなんて起こらないってことだ。

    ★仕事でいちばん大切なこと。それは、「誰と働くか」だ。
    ★出会いは縁や運に左右されるものではあるが、これがいちばん大切だと思う。なにをやるかより、誰とやるか。

    ★割り振られたこと以上をやらなくても、私には存在する価値がある。
    ★私がいなくても私の周りの小さな世界は回るし、私が躍起になって手を出さなくても私の存在価値は薄れなかった。

    ★怒涛の三十代を経たあと、歩いてきた道を振り返って私が思うのは「私なんかが」と思って良い結果につながったことなど一度もなかったってことだ。
    ★もう少し早く自分を信じてあげればよかったなとは、ちょっとだけ思う。

    ★「誰かにしあわせにしてほしかったら、相手のしあわせを真剣に願うしかない。だから、私は私のしあわせ真剣に願っている人のことしかしあわせにできない」

  • 本書の存在を知ったとき、私は心底疲れきっていて、「おつかれ、今日の私。」というタイトルに即縋りつきたい気持ちになったのだが…いやいや!ダメな自分を認めてしまう!と謎の強がりで買うのを躊躇していた。でも、安定と信頼のジェーン・スーである。そして、表紙イラストに惹かれたこともあり手に取ってみた。
    …買ってよかった。ツボを心得た労りと慰め。そこそこ人生経験積んでいるからこそ悩みも拗らせまくっているゆえ、同世代であるジェーン・スーさんのエピソードにことごとく共感する。一時期は「癒し」という言葉が氾濫しすぎて胸やけ気味だったが、今回本書を読んで、あぁこれが労られる、癒されるってことなのかなぁと実感した次第である。背中をさすられる、その力加減が心地よい。読み終えたら、少し呼吸が楽になる。

  • エッセイはあまり読んだことがなかったのですが、友人に勧められて手に取りました。
    ジェーン・スーさんかっこいい!自身との向き合い方がしっかりしている上に、周囲を達観し過ぎていないところが、本当にすごいです。
    こういう歳のとり方をしたいと、何度も感じました。
    自分自身の労い方やマインドを参考にしてみたいと思います。

  • 日々感じていたこと、疑問に思っていたこと、こんなの私だけなんじゃないかと顔を覆いたくなる様々な失敗や人間関係でのエピソードなど、私の心の中をこんなに上手く文章にしてくれたのかと思うほどページをめくる度にそうそう!!そうなのよ!と深く頷いたり吹き出したりしながらサクサク楽しく読めました。
    ただこの方のような華やかな交友関係も素晴らしいキャリアもあとからしみじみ思い出せるほどの数の過去にお付き合いした人もいないけれど。
    それでも同世代ということもあるのか、深く共感できたし読み終えたあと心が軽くなったし、これでもいいのだ、と自分を受け入れられました。
    正に目の前に窓が現れて知らず知らず酸欠だった自分が爽やかに深呼吸できた感じ。

    著者のジェーン・スーさんがあとがきで書かれているように、読んでいる私の隣に座って語りかけてくれているような一冊でした。

  • ちょっと疲れている時に、この本が傍らにあったらいいなとと思う。

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著者プロフィール

1973年、東京都出身。作詞家、コラムニスト、ラジオパーソナリティー。『ジェーン・スー生活は踊る』(毎週月~木曜午前11時TBSラジオ)に出演中。『貴様いつまで女子でいるつもりだ問題』(幻冬舎)で講談社エッセイ賞を受賞。著書に『私たちがプロポーズされないのには、101の理由があってだな』(ポプラ社)、『生きるとか死ぬとか父親とか』(新潮社)、『これでもいいのだ』(中央公論新社)、『ひとまず上出来』(文藝春秋)、『きれいになりたい気がしてきた』(光文社)など。

「2022年 『OVER THE SUN 公式互助会本』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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