ただの人にならない 「定年の壁」のこわしかた(マガジンハウス新書) (マガジンハウス新書 013)

著者 :
  • マガジンハウス
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  • Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784838775156

作品紹介・あらすじ

定年までに「老後資金2000万」があれば
幸せに生きられるのか? 
人生100年時代といわれる今こそ
定年後の生き方やお金の常識を見直すとき。
現役サラリーマン時代に
フリーランスマインドを身に付けて
愉快な「定年後」を手に入れよう。

時代とともにお金の常識も生き方も変わってくる。
公認会計士でベストセラー『会計の世界史』の著者が“今”を読み解き、
老後資金に不安を抱える現役サラリーマンへ
令和時代の新しい生き方・働き方を完全ガイド。
貯金でも投資でもない、第3の選択とは? 

貯金の残高を気にするより小さく稼いで気楽に生きる!
老後の不安をまるごと解消する令和フリーランスのすすめ。
40~50代の現役世代に必読の書。

感想・レビュー・書評

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  • 老後はサラリーマンではなく、いや、老後こそフリーランスが良いのでは、という本。その為に、肩書きに囚われないユニークな名刺を作ろうとか、異なる世代や職種の人と交流しようとか、良いことを書いている。

    定年後、賃労働をしなくても、何かしら組織に属して人の役に立つ、そこそこの難易度、そこそこの責任感で仕事をするというのは、張りのある人生を送るためにも重要なのかもしれない。その証明として、対価を得ることもモチベーションに繋がるのだろう。

    組織人は戦略的人間関係で成り立っている。瞬時に上下関係を見抜き、自らの利害に当て嵌めた打算的な付き合いを、多かれ少なかれ、処世術として、あるいは礼儀としても意識せざるを得ない。しかし、それでやっていけるのは、組織の力学が働く世界だからであり、定年すると、途端に同僚や後輩から声がかからなくなる。生身の人間としての友人関係ではないからだ。会社の利害関係に身を置き、慣れ、使い物にならなくなる前に、フリーランスでもサラリーマンでも良いが、とにかく、利害なき友人を作り、妙な承認欲求に塗れた世界から距離を置けるようにした方が良い。

  • サラリーマンの老後の不安を解消するにはどうしたらよいか

    貯金?
    株式投資?

    「雇われないで働く」という定年後の第3の選択を提案

    3つのショートストーリーをもとに“令和フリーランス”のために必要な
    ・おもしろがり力
    ・巻き込み力
    ・助けられ力
    を伝授する

    不安が目の前に見えてくる五十代はもとより、二十代、三十代のうちに身につけておきたいスキルが参考になる、2023年1月刊

    著者は作家、公認会計士

  • 【2nd life】定年の壁のこわしかた / 田中靖浩 / 20231115 / <48/1022> / <239/182127>
    ◆きっかけ
    ・日経広告

    ◆感想
    ・自分の名刺、商品カタログ、心にムーンショットは整理したい。

    ◆引用・フリーランスにおいてミスより怖いのは何もしないこと・定年後に使う名刺を作ろう。会社抜きで自分力の弱さに気づく・自分の職業についてしっかり説明できるようにする。営業とか枠組みではだめ。それを通じてどんな仕事をしているか、何を達成しようとしているのか。・D動機による労働(Deficit(欠乏)、生活のため)。Cf.)B動機(やりたいからやる)・DモードエリートはBモードに入るのが苦手。おもしろこと、うつくしいもの、感動することにたくさん触れ、Bモードの扉を開放。・どんな仕事のときDモードだった?Bもーどだった?自分が心地よくいられる仕事は何なのか。自然体で探す。・会社以外の所属できる場所、承認してくれる仲間を今のうちから作る・自分を正しく評価して、自信を取り戻す・上が納得しないは理由にならない、フリーランスだと。・副業として自分のやりたいことを実現できている人・あこがれている人のそばにいって、その人のお手伝いを願い出る。そして、ーどうやって売り物を作っているかーお客さんはどう見つけたかーどんなふうに接しているかー決めるべき時はどうきめているかを観察。・Bモードのやりたい仕事で稼ぐ・勉強会という知のオープンキッチン作戦・Bモードが重なる相手とコラボ・フリーランスための7か条
    -サステイナブルな自分名刺を作ろうー自分のやりたいことから売り物をつくろうー偉ぶらずに参加できず場を見つけようーあこがれの人の近くでお手伝いしようーみなを巻き込んで幸せになる方法を考えようー聞かれた時だけ、教えようー明日に向かってムーンショットをもとう・フリーランスはまさかのための保険
    ・定年に向けてカタログを作る
    ・コバンザメ作戦を先輩3人について実行する、人が集う勉強会などを3回主催する、少額でもいいので、3か所からお金を稼ぐ
    ・先生の役割=教えるのではなく、知りたい気持ちにさせる
    ・弱いところ、苦手なところは助けてもらう
    ★自分の名刺、商品カタログ、心にムーンショット

  • 貯金の残高を気にするより小さく稼いで気楽に生きる!老後不安をまるごと解決する令和フリーランスのすすめ。定年後の生き方働き方を完全ガイド【目次
    第1章 ただの人にならない「定年後」のすすめ(ストーリ1 家に居場所がない経理マンの叫び;明るく楽しい老後は不可能なのか?;優雅な「年金暮らし」は過去の話~)
    第2章 現役世代のための「フリーランス思考」のすすめ(ストーリー2 公私ともにお疲れ気味の働き女子たち;会社は軍隊的な組織である;自分を正しく評価して自信を取り戻す~)
    第3章 定年後は「助けられ力」がものを言う(ストーリ3 倒れた父の面倒をみるヤングケアラーの日常;正しく衰える方法を考える;オランダ絵画に見る人間の一生)

  • とても刺激をもらい参考になる一冊!早速コラムニストとしての「個人用」名刺を作ってみようと思った!!有難いことにワタシのサイト知りたいと言って下さる方に口頭説明手段しか持っていなかったことを反省させられた。会社から渡されている名刺は、あくまでも「借り物」的なモノでしかないのだから。

    【“個人”名刺を作りました】
    https://note.com/ruly_yasuka/n/n7ffb6ae39d62

  • work for と belong to の違い。

  • 最高です

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著者プロフィール

1963年、三重県生まれ。作家、公認会計士。田中靖浩公認会計士事務所所長。早稲田大学卒業後、外資系コンサルティング会社などを経て現職。中小企業向け経営コンサルティング、経営・会計セミナー講師、執筆、連載を行う。著書に『会計の世界史』(日本経済新聞出版社)、共著に『お金にふりまわされず生きようぜ!レストランたてなおし大作戦』(岩崎書店)など多数。

「2022年 『会計と経営の七〇〇年史』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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