なぜ人工知能は人と会話ができるのか (マイナビ新書)

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  • Amazon.co.jp ・本 (216ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784839963705

作品紹介・あらすじ

話題の「人工知能(AI)」ですが、人の言葉を理解する会話人工知能の飛躍的な進歩によって、接客や窓口業務、ユーザーサポートなどが人工知能に置き換わり、人間の仕事が奪われる、などといった話も耳にします。

その人工知能ですが、いったいどうやって人の言葉を理解しているのでしょうか?

第三次AIブームと呼ばれていますが、かつての人工知能には不可能だったことが、なぜいま可能になったのでしょうか?
人工知能は、人間の言葉をどう解析・処理し、回答をするのでしょうか?
それはどういった最新の技術によって可能になったのでしょうか?
また今後はどうなっていくのでしょうか?

その仕組みがわかる一冊です。

感想・レビュー・書評

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  • ゲームAI開発者の視点から、主に言語コミュニケーションの分野における人工知能の基礎的な技術について解説した本。幅広い分野の人工知能製品の実例と、それらで使用された技術の概要が記載されておりわかりやすい。

    非プログラマーだが、人工知能の原理に興味がある人向け。たぶん。

  • 流すように一気に読んでしまったが著者の他の本を読んで見たくなった

  • ゲームAIの開発者でもある著者がAIについて語ったもの。
    人間の認識が言葉によって規定されるのであるから、AIも言語(による記号化)についてのものになるというもの。

    今流行のディープラーニングだけでなく、ゲームで使われるAIを少し前の時間軸から紹介している。シーマンって今から考えると優秀だったんだなと思う。記号主義とコネクショニズムの融合が現在のAIであるとのこと。BEDOREの対話エンジンやしゃべってコンシェルなども取り上げられている。

    まずまず。

  • 三宅さんの話はいつも面白いよね。今回はなんと関わっている案件も。

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著者プロフィール

著者:三宅陽一郎
ゲームAI開発者。京都大学で数学を専攻し、大阪大学大学院物理学修士課程、東京大学大学院工学系研究科博士課程を経て、デジタルゲームにおける人工知能の開発と研究に従事。博士(工学、東京大学)。2020年度人工知能学会論文賞受賞。
現在、立教大学大学院人工知能科学研究科特任教授、九州大学客員教授、東京大学特任教授・客員研究員などを務め、学生の指導にも力を入れている。
著書に『戦略ゲームAI解体新書』(翔泳社)、『人工知能のための哲学塾』(ビー・エヌ・エヌ新社)、『人工知能が「生命」になるとき』(PLANETS/第二次惑星開発委員会)、『人工知能の作り方』(技術評論社)、『なぜ人工知能は人と会話ができるのか』(マイナビ出版)、共著に『絵でわかる人工知能』(SBクリエイティブ)、『高校生のためのゲームで考える人工知能』(筑摩書房)、『ゲーム情報学概論』(コロナ社)、『FINAL FANTASY XVの人工知能』(ボーンデジタル)、監修に『最強囲碁AI アルファ碁 解体新書』(翔泳社)、『C++のためのAPIデザイン』(SBクリエイティブ)などがある。

「2022年 『ボードゲームでわかる!コンピュータと人工知能のしくみ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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